午前中は議会運営委員会(ギウン)で、午後からは議員の勉強会でした。
勉強会参加者は議員10名中8名でした。
内容としては、
- 三宅町における地域包括ケアシステムについて
くらし創造部部長と長寿介護課課長が来て下さいました。
ズバッと簡単に説明すると、
これから高齢者介護の初期段階(まだ軽い段階[要支援]と介護が必要になる前の予防)は、国の介護保険制度の枠内でなく、市町村の自治体単位で行うように。
と国から決められています。そのシステム(地域包括ケアシステム)を作らないといけないという話です。
2025年まで、と決定されています。早めにシステムを作り上げれば、県からの補助金などの特典があるのですが、三宅町においても、なかなか難しい話のようです。
「介護予防・日常生活支援総合事業」の中に、「地域包括ケアシステム」が含まれています。
資料
理念とか、やりたいことはよくわかるのですが、実際にそれぞれの地域の現状に落とし込むには、
机上でなく、地域に職員が出てゆき、協力してくれそうな団体に会い、話をして・・・というような大変な作業(根性の要る仕事)になると思っています。勉強会参加議員からは、「部局横断的な取り組みが必要になるのでは?」という質問が出ました。
職員さんからは「横の連携はもちろん取れている」という回答でした。
何かしら理解が食い違っているという違和感があったのですが、その場では、うまく表現できなかったので黙っていました。後から考えて、こういうことだと思います。
「介護予防」のシステム構築という視点からは、住民同士の交流の場の作成や、子どもと年配の方の交流の機会や、体を動かせる環境作り(車の危険を感じずに歩けるような歩道)など、が必要ですよね。これって、役場の部局横断的な取り組みですよね? という質問だったということです。
担当部局からすれば、自分の部局内の仕事がメインになるわけで、介護保険内で使える住宅改修という話であれば自分の部局の仕事ということになりますが、
「介護予防には安全に歩ける歩道が必要だ。よし土木環境部に掛け合おう」みたいな発想は、介護保険の担当部局からは出て来なくて当然だと思います。そういった発想(「介護予防と町づくりは密接な関係にある」)が必要なのは、三宅町全体を見るべきポジションにいる者ということになります。
ですので、質問する相手が違ったということであり、担当部局も介護予防のシステムは、三宅町全体の町づくりに関係している、というふうには考えていない(介護保険担当部局というだけでは考えられない)ということだと思います。
例えば、「三宅町内を安全に歩ける歩道作りするから、それを使って介護予防の事業を考えて。」といえば、くらし創造部・長寿介護課では、自分の部局の仕事だとして動いてくれると思います。 - ダウンミーティングについて
- 実施形態案
- 議会報告
- 住民との意見交換
「やるにはどうする」という話で、やることを前提にしています。
よいことだと思います。”議会として” 実現したいと思っています。
(議会としてはすぐにできないが、「いち議員としては出来る」ということで開催しました)欠席議員の二人の考えも気になりますが、勉強会出席議員の間では全員一致です。
あとは具体的な方法ということになります。
とりあえず、10月にある自治会町会で、「議会はこういうことを考えている」と投げかけることになりました。 - 各種報告
- 次回勉強会について
9/25(金)13:30より開催です - その他
- 子ども・子育て支援事業検討部会の報告をしました。
議会の代表で森内が出席したので、この場で報告しました。 - 青少年健全育成協議会が開かれたという報告がありました。
議員代表は川口議員だったのですが、勉強会には欠席だったので、報告はなく開催されたようだという話でした。
長年開かれていなかった協議会だったようで、やっと開かれたということですが、何度か開いてくれるように行政に要望していた人たちには何の連絡もなく、開催された後に人づてで聞いたとのこと。非常に冷たい事務的な態度だと感じました。(小さい町なんだから、熱心な人のやる気を削ぐような対応は、あまりにも情けないです)
- 子ども・子育て支援事業検討部会の報告をしました。