約60名の方が参加下さいました。
ありがとうございました。
様々なご意見いただきました。感謝です。
いろんなところで言われることで、どうしたものかと、議員として・議会としても困っていることがあります。
「町長と議会が対立しているのではないか。対立する事によって、前に進まないと困るのは住民である。なんとか話し合いをし協力して、町を住民の喜ぶ方向へ持って行って欲しい」という意見です。
「対立するのが当たり前の現象だ。今までがおかしかった。」
「それでもやっぱり協力して町を良い方向へ持って行くべきである」
全体的に、執行機関の説明不足です。こちらから説明を求めても町長側とのコミュニケーション不足はいなめません。
コミュニケーションをとりたいとコチラが思っても、相手がその気でなければ、コミュニケーションをとることは難しくなります。
これは日本の自治体の体制が、“二元代表制”であるということに由来すると思っています。
二元代表制(にげんだいひょうせい)というのは、町長と議員を住民が直接選挙で選ぶことができる体制です。
国の選挙は、「議員を選挙し、そこで選ばれた議員が首相を選出する」という体制です(「議院内閣制」です)
では、二元代表制のメリット・デメリットは、(こちらのサイトを参照させていただきました)
- メリット
- 住民が直接、首長を選べる。
- 行政と立法との権力の分立がはっきりする。
国会の場合、議員が総理大臣を選びますが、当然多数派を形成した派閥の長が選ばれます。また、内閣にも国会議員が多く含まれます。
よって、行政(内閣)と立法(国会)のメンバーが重なっている、もしくは極めて近い関係になるため、権力の分立(三権分立)としては不十分となります。
一方、二元代表制は立法府のメンバーは行政に参加せず、選出もしないため、行政と立法とが密接である可能性は下がります。
本来、二元代表制の形としてはこういったオール野党の体制であるようで、与党は存在しません。
したがって、行政への監視機能は十分に発揮されます。 - 首長が大胆な政策を提案しやすい。
- 独特の視点を持った人・フレッシュな人でも選ばれやすい
国と地方の差というのもあるでしょうが、市町村長でなく都道府県知事においても議員を経ずに首長に立候補するケースは全く珍しくありませんし、当選することもしばしばです。
議院内閣制の場合、議員の中から代表者が選ばれることが多いですが、そうすると年功の占める役割が大きくなます。
議員としての活動が長いというのは多分に利点もあるのですが、発想は保守的になりがちで、フレッシュさに欠けます。
前項とも密接に関わりますが、既存の色に染まらない大胆な政策を掲げた首長が選ばれやすいというのは、二元代表制の魅力です。
- デメリット
- 国会の多数派が与党とは限らないので、首長の政策が全く実行できなくなるおそれがある。
- 議会が首長を任期途中解任することができない。
- 首長の政策実現不可能と首長リコール、議会リコールの連続になるおそれがある。
- 議会が責任を果たさなくなる場合がある。
- 極端な政策を行う人物、資質に問題のある人物が、首長になり得る。
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議員として選んでもらって行政の組織の近くに行けるようになり、致命的に不足していると思っていることに、
「住民の意見を取り入れる」ということがあります。
(正確に言えば、「公平に」、「透明性を確保したまま」という言葉がつきます)
なにを述べても最後には、
「町長も議員たちも住民が直接選挙で選んだ結果です」
となってしまうので、皆さんぜひアンテナを張って欲しいと思います。
何かおかしなことが三宅町に起っていることは間違いないです。
取りあえず議員として出来る事は、自分たちの議会改革だと思っています。
これも皆さんに後押ししてもらわないと出来ないと思っていますので、時々でかまいませんので、ぜひ興味を持って見て下さり、意見を聞かせて下さい。