H28.9.17 戦没者追悼式

img_9455

御霊(みたま)、英霊(えいれい)
難しい読みが多いですが、それだけ深く考える必要のあることだと思っています。

うちの祖父が亡くなる前に、何度も繰り返していた言葉があります。

「ワシは、戦争に行けなかった。宮さんでみんなが戦地に行くのを見送る音が聞こえないように布団にもぐっていた」
※脚気になって徴兵検査に落ちたときいています。
※お宮さん(伴堂杵築神社)の前に住んでいました。

痴呆で、こんな内容のことを繰り返し言っていました。
同級生や友達、近い人を戦争で亡くしたのでしょう。
戦争のある時代を生き抜いてきた人にしかわからない思いがあるのでしょう。
想像してその中で追体験するしかないのですが、想像しがたい気持ちや経験があると思います。

戦争は絶対にやってはいけないと思いますが、そんな戦争で亡くなってしまった可哀そうな人というのは違います。
間違っていたとはいえ国が選択した戦争に命を懸けて臨んだ人たちがいて、今の時代がある、と讃えるべきだと思っています。

故郷(くに)を守るために戦った人たちは、今の三宅(当時は、伴堂村、石見村、という単位のはず)を見てどう考えるのだろう?
俺たちが命を懸けて守ろうとした故郷(くに)は、こんなものだったのか、とガッカリされたりしないだろうか。
頑張らなくては・・・・
歴史の重みを感じた式典でした。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください