三宅町社協について

本日(6/28)三宅町社協の評議員会がありました。
先日、理事会が開かれ、それを受けての評議員会でした。
6名の出席で、出席委員数が半数を切ると会が開けないので、ギリギリの開催でした。
平成29年度の事業報告と平成29年度の決算報告があり、すべて可決されました。
私は、議長ということで進行役であり、あまり質問はできないのですが、一つだけさせてもらいました。
冒頭、会長の挨拶があり、「団塊の世代が後期高齢者になる頃には、後期高齢者が今の二倍になる」という話でした。
しかし、介護サービスの事業報告では、昨年に比べて、利用者数がそんなに大きくではないが減少したという内容で、利用者が亡くなったり、施設に入所した、という説明のみで、利用者の減っている原因はわかるが、増えてこない説明にはならない、と思いそのことを尋ねました。

担当者の回答をまとめると
「近隣の施設に利用者が流れている。その施設はリハビリをメインにされている施設。そこの施設のサービスとの差別化を図り、そこの施設になじまない人の受け入れもできるようにしている」というような回答でした。
住民にとっては、いろんな介護サービスの選択肢があることの方が幸せですので、いろいろと現場は考えて頑張ってくれているのだなと感じました。

三宅社協こと三宅町社会福祉協議会については、私が議員になってすぐの頃から、ゴタゴタがなにかとあります。

「社協」の記事

こういうことを記載しているとアドバイスを下さる方が出てきます。
いただいたアドバイスを掲載しておきます。
(ちなみに、随分と長い間寝かせて、今回掲載していますので、現状とのズレがあるかもしれません)

◎法人の統治、経営能力の不足。
 ガバナンスとも云える理事・評議員は「充て職」で、理事は町長・議会議長・民生児童委員協議会会長・遺族会会長・老人クラブ連合会会長・三宅町の担当部長 の6名。
 評議員は議会福祉文教委員長・社会教育委員会議長・人権擁護委員会から推薦された人権擁護委員1名・母子寡婦福祉会会長・身体障害者福祉協議会会長・自治会長会会長・婦人会会長・子ども会連絡協議会会長・副町長・社会福祉事業を経営する団体の役職員代表者2名・ボランティア連絡協議会から推薦されたもの1名 の13名となっています。

 しかし、「充て職」と云う性格上、社協に対する専門知識が乏しく、ほとんど会議では意見がありません。
 また、社協事務局の住民に対する発信力も軟弱で例えば、ホームページは古い情報のままでちっとも、更新されず「社協だより」にしても昨年同時期のもののコピーとしか思えないものです。 社協だより№121の平成30年度予算の数字が見える視力のある住民はほとんど皆無ではないでしょうか?

このことから、現在の三宅社協は法人としての統治、経営能力は乏しいと言わざるを得ません。

◎どうすれば、いいんでしょうか?

・提案(イ)
 理事会は今迄の様な年一回の事業報告だけでなく、四半期毎(出来れば月次報告が望ましい)に事業計画や予算に対する進捗状況の報告を事務局から受ける。(これは一般企業では普通です)
・提案(ロ)
 指定管理への応募については事前に提出書類(指定管理に関する事業計画等)を理事会で審議し、今後の課題等を議論できるような運営にする。

◎その為には理事も活性化を

 理事についても現行の充て職を見直し、福祉の実践とも縁があり、社協の将来について定期的に現場の職員と論戦しリードできる方や財務管理について意見、指導できる方を見い出す努力をし、充て職でない本当に必要な長続きする人材の委嘱も必要だと思います。

 行政からの指定管理と委託事業で三宅社協の事業の85%以上を占めています。
 一般社会福祉法人とは違い一市町村に一つしか法律で認めていない立派な行政の福祉をになう行政組織の一部といえます。 

 三宅町社会福祉協議会には会長である町長、理事である議会議長と三宅町の部長、評議員である常任委員会の委員長、社会教育委員会議長、副町長、と 出向職員の計7名。行政議会関係者だけても、これだけおられます。
 行政や議会が「別の組織」という認識を持つほど、社協も困り、まわりの協力、支援を望んでいるのではないでしょうか。

(以下、森内コメント)
社協が支援を望んでいる、としたら・・・・
「福祉の基本は、自助能力の補助です。つまりは、困った時には助けてと声を出せる力を付けてもらうこと」
社協自身が困っているなら「助けて」と、まずは声を出すべきなのかもしれません。

 会長である町長は社協にも町職員に対しても人事権を持っています。
三宅社協を町の福祉の為に永遠に存続していかなければならない仕組みと考えるのであれば、すぐにでも、
「将来の三宅社協を管理できる人材を育成」しなければなりません。
 その為には早急に、そう云う人材を育てられる指導者を行政から派遣する事が町長の責任ではないでしょうか?
やはり、三宅社協をこのまま放置するのは議員時代に社協に対し大きな関心を持って、社協の閉鎖性に疑問を感じておられた町長が、こんどは当事者として解決すべき問題ではないでしょうか?

(以下、森内コメント)
こんなアドバイスを住民さんからいただくということは、社協の頑張りが見えてこない、ということだと思います。
活動の見える化は、まずはウェブサイトの更新であったりの広報活動になるでしょう。
「サイトのリニューアルはお願いしています」との話を事務から聞いていますが急いだ方がいいと思います。

4 thoughts on “三宅町社協について

  1. 社協だより №123 を見て思うこと。

    平成29年度決算報告の貸借対照表での 平成30年3月末の「当期活動増減差額」(一般法人で云う当期純利益)が△2.7百万円、「純資産の部 合計」が53.1百万円になっています。

    平成25年度決算報告と比較すると、「当期活動増減差額」が5.9百万円減少(H25年度は3.2百万円)、「純資産の部 合計」が6.9百万円減少(H25年度末は60.1百万円)しています。

    三宅社協の平成20年度以降平成25年度までの「当期活動増減差額」は毎年二百万円~三百万円をコンスタントに計上しており、独自事業の介護サービス事業が大きく貢献していました。

    これらのことから、平成25年度までは「純資産の部 合計」が毎年2~3百万円増加していましたが、平成26年度から平成29年度の4年間は毎年平均1.7百万円前後の減少に転じています。 これは平成25年度までと比較して「当期活動増減差額」が毎年四百万円~五百万円減少していることになり、このまま放置しておくと、財務体質がどんどん悪化していくことになります。

    平成26年度以降、三宅社協は事業規模が約2倍(平成25年度比較29年度は1.7倍)に急激に膨らんでいます。 この急激な事業拡大の中に財務内容悪化の要因があるように感じます。

    事業報告書では、この要因を具体的に説明し、今後の見通しを報告して欲しいと思います。

  2. 今でしょう! 初心に帰って、行動に移すのは ・・・・・・・!

    森田三宅町社会福祉協議会会長は2015年の町議会議員初当選された年の「後援会だより№13~14」で
     ・ 町と社協との情報の共有について疑問を感じる。
     ・ 社協の運営について、しっかりチェックしていきたいと思います、町民の皆様が安心して利用できる、三宅町社会福   祉協議会であってほしいと思います。
     ・ 社協は密室により、ことがすすめられている感じがする。
    と 「社協の運営」と「情報の公開・共有化」に非常に疑問を感じておられました。

     しかし、現在はそれらの疑問を解決できる立場の町長であり、社協会長です。 当時の思いは解決できたのでしょうか?初心に帰って、三宅町社会福祉協議会がどうあって欲しいのかを、もっと具体的に役場の社協関係部署と社協職員に徹底し、組織の活性化や積極的な情報の公開等に努めて下さい。

     また、植村理事は町議会議員初当選の一般質問で、あざさ苑の指定管理をしている社協の管理費用について追及されています。 この時の初心を忘れず、三宅社協の理事当事者として、「なぜなぜ問答」を展開して社協の運営について、しっかりチェックして下さい。

     森内評議員は社会福祉士の資格を持たれ、ある意味、社会福祉に対する有識者です。

     森田会長と植村理事、そして森内評議員はそれぞれの立場で持ち前の指導力を発揮して、社協職員に出来る限りの指導と助言をし、三宅社協の健全な運営に努力して欲しいと思います。

     森内議員には森田町長と植村議長に、この旨をよろしくお伝え下さい。

    1. コメントありがとうございます。
      個人的にはインプットが多すぎて、アウトプットがフンづまり状態です。
      なかなか自分で動く時間が見つけられませんが、期待にはお応えしたいと思っています。

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