議会とはチーム。議員とは選手

法律の文章を読むうえで「議会は・・・」か「議員は・・・」か、どう表記なのかは、押さえないといけません。
スゴイ選手がたくさんいても、勝てる強いチームかというと、そうではないですね。三宅町議会の問題は、チーム力が弱いです。スゴイ選手がいます(住民さんの声が集まる団体の長、職歴がりっぱな人など)しかし、チーム力を発揮できていません。この点が非常に悔しく感じています。

チーム(議会)としての使命(議員必携より)
1. 三宅町の具体的な政策を最終的に決定すること
2. 町の行った事業の実績が、適正・適法・公平・効率に、そして民主的になされているか、住民の立場にたって監視すること

では、チーム(議会)の力とは?

私が議員になってすぐの時、何をしたらよいのか何もわかりませんでした(住民の皆様たいへん申し訳ありませんでした)。
当時の先輩女性議員のはからいで、新人議員たちに対してレクチャーがありました。しかし、それでもわからないことが山のようでした。
例えば、本会議で、議案の説明がサーッと読み上げられますが、それで説明を聴いた議員は理解できるのか? 傍聴に来た住民さんは資料すら手元に無くて、ましてや理解などできるものなのか? こういう性質のものは「説明」と呼んでよいのか?などなど

今もわからないことや、掘り下げて知らないといけないことが、たくさんあります。そのために、政務活動費があり、機会があれば、研修や、書籍を読んだりしています。「わからないことが、わかるようになる」ということに喜びを感じる人は議員という仕事が向いている一つの素質になると思います。「わからんから無視」というのはちょっとマズい気がします。


近隣の河合町議会は、すべての議員が意見を書面で出し合って、現在、定数削減と議員報酬について話し合いをしています。そして住民さんの意見も聴こうとしています。
しかし、三宅町の議会は、議員同士が話し合いをすることもなく、いきなり採決し定員を減らしました。採決では、賛成反対が4対4と同数になり、最終は議長判断で議員定数削減を決めた形になりました。 そもそも議員同士の話し合いが不足しています。住民さんの意見も聴くべきだったと考えます。
つぎは、議員報酬についても話し合いもなく決めるかもしれません。
議会は、自分たちの人数や報酬を自分たちで決めることができます。

私の考えは、定数削減には否定的です。なぜなら議会に多様性がなくなるからです。全国町村議会議長会の『議員報酬等のあり方検討委員会の報告書』には、「女性議員比率の高さに対して報酬金額の高さは直接の効果はなかった。議員定数の大きさが最も大きい作用を持っていた。女性議員を増やすというのであれば定数削減は避けるべきといえる。」とあります。
 また、「無投票」と「報酬が少ない」「議員定数が少ない」も相関関係が強いと分析されています。住民さんをまぜないで議会だけで話をすると、この先「無投票をなくすには、議員報酬をあげよう」という話になります。
 行政(町長サイド)が住民の声を反対意見を含めて、充分に聞き取り反映させる能力がつけば、議員は極限まで減らすことができます。しかし、「住民の声を聞いたとアリバイ作りに利用されるのはイヤ」という住民さんからの意見が出るのは、声を聴けていない証拠です。
 すでに決まったことの報告を住民さんが受けるだけなのが現状であれば、議会として出来ることはいろいろとあるはずです。しかし議会内部でも議員の声が聴き取れていない状態が、3月本会議の議員定数削減により浮かび上がっていると考えます。


なので、当然、選手(議員)にも、能力が要求されることになりますが、
s、。
ということは各人が勝手に「議員の仕事は○○」と思い込むことが
出来ます。なので、


(※N国の立花氏が言っている「政治と選挙の分離」の「政治」の話です。

「選挙」に強い人は目立つ人、地道に駅前等に立つ人です。「政治」に強い人は、マジメに予算のことや法律のことを勉強しています。ふたつはまったく別のものなので、「選挙」に強いから「政治」に強いわけでもなく、「に強いかどうかは別です。
ひとつ言えるのは「選挙に強くないと選ばれない」ということです。

このことを頭において、選挙には行って下さい。

さて、「議員の仕事」という場合は、議員としての政治ということになると思います。

ポイント「議会(ぎかい)」と「議員(ぎいん)」は違う。
スポーツで言うと、「チーム」と「選手」の違いです。出来ること、やるべきこと、が違います。当然、その結果や勝敗に影響を与えます。

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