「議会改革を考える」一日目まとめ

北川正恭氏、中村健氏
経済発展が鈍化しだし、1995年より地方分権は進んでおり、2000年には法的には地方分権は実現している。
言葉を変えれば、日本全体の経済発展は見込めないので、それぞれの地方で頑張りなさいということ。
なので、相も変わらず、国や県の方針に従うだけでは、滅びることは間違いない。
いかに住民の声を聴いてそれをもとに地方を運営できるかがポイント。
住民の声を聞くと言えば、議会の役割ではないか!!

2014年、まち・ひと・しごと創生法が制定された。
これは地方間、地域間で競争せよということ。
アホな首長がいるとその自治体の住民は確実に不幸になる。

首長にとっては、議員一人が何をいってもまったく怖くない。
しかし、議会の意見となると怖い。議決権を持っているのは議会だ。
議会として意思統一し、首長に対抗する必要がある。

議会として決まったことは、内々で首長に渡すのでなく、議会の席で、理事者全体の前で、議会の意思として示す方がよい。

このあと、話してくださる可児市議会、芽室町議会の話をきいて、みなさんのところでできないとなると、サボっているということです。


可児市議会から川上文浩氏、芽室町議会から広瀬重雄氏。
二人は、議会改革を進めている先進的な議会のリーダー的存在です。

具体例が聞け、とてもよかった。
印象に残った言葉を記録しておきます。

・このままの議会では、未来の子供たちに何かを残してやれるのか?
・恥ずかしくない議会運営をしてるのか?

・住民さんにアンケートを取ってみればよい。
議員など要らない。なにをしてるのか分からない、という意見が多いだろうね。
そんな状態の議会で、変えようとしない議員は、やめてもらった方がよい。

・地域が明るくなるかどうかは、議員の皆さんにかかっている

・法律的に地方分権は15年前にはすでにできている。中央政府でなく地方政府ができるには時間の問題だ。制度に人の頭や感覚が追い付いていないだけ。
なので、住民にせっつかれて議会改革をするのでなく、住民の代表の議員が集まる議会側から住民に意識改革を持ちかけるべきだ。

・運用基準のない条例は意味がない。
他でやっているからウチもとマネした、横並びにしただけ。ちゃんと自分の地域にあったものに考えて作り直す。

・議会が活発化してくると、町長とあつれきが出てくるのは、当然。
・「執行権の侵害」という言葉が出てくるのは、改革が進んでいるなかでは普通。
本当にそういうことになるのか調べたり、専門家に相談したりして対抗する。

芽室町議会の改革関連
芽室町議会

岐阜県可児市議会
可児市議会改革資料


二日目に続く】

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