2019.11.27 土山希美枝氏「質問力を高める、議会にいかす」

午前の議会改革特別委員会でのショックがありましたが、気を取り直して、午後からの研修です。

実は予習していました!
(「まじめだな~森内議員!」 誰も言ってくれないので自分で言っておきます。(*_*;)
というのは、
松本議員が以前に個人でこの先生の研修を受けられて、
「議員や、議会ってこういうことをしないといけないんだって誰も教えてくれなかったけど、よくわかった。土山先生の研修は感動的だった」と大絶賛をされており、その感動を少しでも追体験できたらということで、先生の著書を読んで、当時配られたレジメも「昼食をとりながら目を通しておく」という万全の態勢で臨みました。

綺麗な先生だな~と見とれている隙さえ与えないマシンガントーク(チョー早口)で、100分がアっという間に終わりました。
万全の態勢のはずが、理解し納得しながら進むには「待ってー」と、ついていけない感じがありました。

「今のとこ、もっと突っ込んで話が聴きたいぃ~」
「おー!そこ、もうチョイ説明して~」というのが、正直な感想。

あとで松本議員に尋ねてみると、「前の時は一日研修で、午前中かけて、今日の話の前半部分をやった感じ」とのこと。
一日の内容を2時間ほどでやるって、ぶっ飛ばしすぎ!!!!

話のもって行き方としては、
1.「議員・議会という存在の意義・求められている役割」に触れて、
2.「一般質問はこうするべきじゃーないですか」という話をして、
3.「一般質問は議員個人の問題意識から発することだ」としても、1で話したことが議会の本質なので、
「一般質問という個人技」を「団体戦として(議会として)活かすこと」が出来ますよ(活かして欲しい)
という論理の組み立てです。

なので、「一般質問のやり方」みたいな感じを講義タイトルから受けますが、一般質問の話に入る時に「長い導入部分でしたね」と先生がおっしゃていましたよね。
それは、論理の組み立てとして、1の部分がないと、
ただの「質問する時は相手に伝わるようにしましょう」みたいな、「コミュニケーション講座」で終わってしまうからです。

超高速・詰込み内容に議員の皆さんついていけてたのかな・・・・
ワタクシは、必死のパッチでした。


大きなまとめは、次の一言だと思います。
議会としての役割を果たすべく、議員が個人で行える「一般質問」という手段を、より良いものにして、そのやり取りを議会として使って欲しい。
なので、
1.「議会としての役割」ってなんや?
2.どんなふうに、議員個人が「良い一般質問をしたらええ」ねん?
3.どんなふうに、議員個人の「一般質問でのやり取りを『議会として活かしていく』」ねん?
というふうに分けてまとめることになります。

キーワード的にメモっておきます。
「自治体」という言葉を使っておられたのを、我が事に置き換えるために「三宅町」という言葉に変換します。

1.「議会としての役割」ってなんや?

・三宅町の事業(政策、制度、実行する組織、条例、ルールなど)を「より良く整備する」ために、議会と町長は種類の異なる権限を与えられている。
・それぞれの事業は、「現状の課題」から出発し「より良い未来」へ到達するための手段(課題は無限だが資源は有限。しかも未来のことは不可知)
・三宅町の事業(政策、制度、実行する組織、条例、ルールなど)を「より良く整備する」というのは、「より良い未来を目指す」という「正解のない問い」
・「正解のない問い」に対して、三宅町としての決断しないといけない。決断するのは議会、執行するのは町長という権限が与えられている。
じかし実情は、三宅町としての決断をしているという実感は議員たちにはない(三宅町議員にかかわらず、他の自治体の多くの議員がそう。だから議会改革が必要だが三宅町議員のほとんどにその危機意識がないと森内は危惧している。「三宅町は変わらないといけない」と住民さんから聞くので、まず議員が変わりましょうよ・・・)

・(正解があるなら議論は時間の無駄)
・「正解のない問い」に対して、三宅町としての決断を議会がするためには、
三宅町の事業(政策・制度)の制御に責任ある政策主体としてかかわる「政策議会」になる、必要がある。
(まさに、こうなるべく変ってゆくことが議会改革でしょうねー)

・三宅町の事業(やるのは町長をトップにした職員さんたち)を制御する方法は大きく分けて二つ
1. 直接制御(三宅町内にある多様な意見を「公開のヒロバ」で議論し、集約し決定する)←まったく出来ている(やっている)実感がない。だから議会改革での一つの目標
2. 関節制御(町長・行政に対する監査機能、政策立案機能)

2.どんなふうに、議員個人が「良い一般質問をしたらええ」ねん?

a.一般質問で聴きたい事、言いたいことを単語にして(出来るだけ短くして)紙に出来るだけ書き出してみる。
b.その単語(文章)を、「事実」、「意見(分析と主張)」に分けてみる(大きく二つ。そして「意見」を「分析」と「主張」にわけてみる
c.事実は、相手とも共有できるはずで、どこまで(事実、分析、主張)を、相手と共有できるのかを見つける。
d.100%を目指すのでなく、60%でとりあえずOKと考える。
e.内容を詰め込みすぎない。
などなど

3.どんなふうに、議員個人の「一般質問でのやり取りを『議会として活かしていく』」ねん?

一般質問とその回答を受けて、委員会などで取り上げて、議会で(議員全員で)町の問題として取り組む。
それは、
「正解のない問い」に対して「決断をする」ことが、議会の本来の役割だから。


ということで、
土山先生「(一般質問に)内容を詰め込みすぎない。」なんて言いながら、
今回の講義は内容詰込みすぎですわ!とツッコんでおきます(笑)

こんな先生です↓↓↓(紹介)youtubeより引用

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