2020.09.18 議会改革特別委員会

午前中に本会議を終えて、その午後から、議会改革特別委員会が開催されました。

この本会議で、議会改革特別委員会の委員長の中間報告に対して、質問を行ないました。
「三宅町議会は議会改革って言いながら何もできないんじゃない?」と危機感があることが住民さんに伝えなければという思いです。
その前回の議会改革特別委員会のつづきです。

今回の議会改革特別委員会の内容のまとめ

・アンケートを取ることとして何回か話し合いを行なって来ましたが、結局は住民さんへの「議会についての意識調査アンケート」は中止。

アンケートをしない理由に、
1名の議員から「コロナだからそんなことをしてられない」という意見がありましたが、私にとっては意味不明です。

一番多かった意見(3名)は、そんなアンケートを取って、議会に対する否定的な意見(議員定数削減、議員報酬削減などか?)が多数出てきたらやらずにおれないぞ。というものでした。
(「議員や議会に対して、多くの住民さんは良い感情を持っていない」という危機感は持っておられるようです。
ならば、その悪いイメージを取り払うために、議会改革として何かしないといけませんよね、という部分を私は強調したいのですが、この3名は「今の議会のままでいい。何もしたくない」というように私には思えます。
いかがでしょうか。議員は住民さんの代表です。代表が言うんだからそういう意見もありでしょうね。たくさんの住民さんが支えておられる議員さんなのだと思います。)

私はアンケートすることにこだわっているわけではありません。住民さんと議会として接点を持つことにこだわっています。
実際に、住民意見交換会(議会報告会)をしないなら(やろうという議論にならない。ぜひ傍聴なりでどの議員さんがどんな意見を言っているのか確認して欲しいです。必要ないという議員さんは今のままで十分に住民の意見をくみ取る立場にあるということだと思います)、せめてアンケートでもして声を聞くべきだと考えています。
議員は、安い給料で責任が重い仕事です。
それでもこの仕事についてしまったなら、やるべきことはやるべきです。
イヤイヤ議員になってしまったら、せめてやる気のある人の足を引っ張るのだけはやめて欲しいです。

 ̄ ̄
議会の持つ本来の機能・役割を考えれば、町づくりという、とてもやりがいのある職業になると思っています。
議員は、やりがいのある仕事だと変えることで、無投票の危険も少なくなり、若い世代に目を向けてもらうことも可能だと考えています。
たった10人の議員さんたちにさえ賛同を得られなくて、多数決では負けてしまうのに私は何を言っているのでしょう。

 ̄ ̄
おっと、感情ばかりが先走ってしまいましたが、この特別委員会のまとめです。

松本委員長から、では皆さん議会改革として何をどんなことをしたいのですか? という問いかけがありました。

当然、「このままでいい」という意見もありながら、
「議会便りを作りたい」
(予算要求の時にパソコンを議会にと声を上げてくれ、と機会があるごとにこの議員さんに言うのですが、『議会にもパソコンを』言うのは私ばかりで、私の個人意見で予算が付くほど甘くはない。多分、議員さん皆がいる場面で言うのでなく、裏で根回しをして動いておられるのだろうと推測しますが、議会へのパソコン導入は実現していません)

「できるだけ議会や委員会をオープンにしたい(ネットに動画を公開するのはどうか)」
(技術的にも簡単。ナマ配信は費用がかかりますが録画データの公開であれば、今すぐにほぼ無料で出来ます。誰がどこでするねん、という問題と、やりたくないという議員さんをどう説得するかという問題。つまりヤル気になればすぐに出来る)

私はこんな意見を言いました。
意見交換会とか議会報告会とか、議会便りとか、「やる必要がない」という議員さんがいる中で、やろうとすると意見がまとまらず、やる気のある議員さんに負担がかかる。「今のままでいい」という意見があり、確かに今のままで議会改革が出来ている部分もあるので、従来からの例規(条例や規則)を今の実体に書き改めるという作業を行なって議会改革をしたという形を残したい。具体的には、委員会の傍聴は可能になっているが、未だに文言は傍聴できなかった時と同じなので…」こんな意見を言いました。

他には「議員定数の削減をしたい」という議員さんが2人おられましたが、これは議会改革じゃありません。
入れ物を小さくしても入っているものがカスであれば意味はないです。

「議会という入れ物は、こういうことをする入れ物ですよ」と決めるのが先です。
それこそ住民さんが、その程度の仕事をする入れ物であればうちの町では10名も必要ないと言われたら、しぶしぶ行なうのが議員定数削減です。
アンケートをするべきでないと言われた議員さんと同じなのでヤバイです。
力のある議員さんの間違いの方に流れる可能性がありますので、メモっておきます。
毎月議会に来る地方議会人という雑誌でも有名な先生の意見「議員定数削減は議会改革でない」

最後に、
委員長より、
「やりたい議会改革が皆さん違います。
そしてなかなか意見が合わないので、それぞれ一番やりたいことをまとめてきて下さい。
次回は、それに基づいてプレゼンみたいな形で説明してもらいます。」
とのシメでした。

宿題の出た議会改革特別委員会でした。

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