2020.12.18 議会改革特別委員会(新議長・副議長の新体制初会議)

12/18 午前中は、議会改革特別委員会でした。

新議長・副議長の新体制になって初の会議です。
言いたいこと(感じたこと)は、いろいろあるのですが、個人的な感じ方なので秘めておきます。
(どんどん忘れていくので、何か感じたとだけでも書いておかないと思い出せません)
新しくなった議会でドキドキ感はあります。
辰巳NEW議長は、いろいろと尽力されているのを知っているので、住民さんに身近な開かれた議会のリーダー、我々議員のボスとして、いろんな住民さんに知ってもらえる機会があればと思います。

議会改革(議会を変えたい)という思いでいつも私の念頭にあるのは、
・自分が議会を離れても(議員を引退することになったても)、ちゃんと町の方針を決める機関(議会)が機能しているのかを見たい
(だって自分の住んでる町だから)
・次の世代(自分よりも若い人たち)に、議員が交代したとき、この議決機関(議会)は、どうなっているのだろう。
(自分の育った町だから気になるんよ)

ということです。
「三宅がどうなろうと知らんわ」となれないでしょう。

今回の議会改革調査特別委員会では、私の発案が議題となっていました。
「住民さんとの意見交換会もしない」
「議会便りも作らない」
開かれた議会へ進もうとする力が多数派にならない議会で、出来ることとしたらこれしかないわ、と
「現状に規則を合わせましょう」という提案です。
(「今でもある程度の議会改革ができている。これ以上する必要があるのか、わからない」という議会の流れを受けてのウルトラスーパー妥協案です)
「これって議会改革でなくて、今までやってきたことの整理で、事務局に頑張ってもらう仕事ですわな」と思っていました。

森内作成資料↓↓↓↓
議会改革提案-現状と不一致-三宅町議会に関する条例

で、出てきた意見がつぎのようなもの。
「決まり事を変えたら、『国から変更だ』と言ってきた時に、どこをどう変えたのかわからなくなり、対応が難しくなる」です。
上意下達(じょういかたつ)「オカミには理由も聞かず従うべし」という発想です。

クソ食らえです(言葉が悪い。「大をいただいてください」です)

オカミが変えろと言ってきても、ウチの実情に合わなければ変える必要などありません。
ただ「変えろ」というからには、それなりの理由があるのですから、納得すればそれに応じて対応すれば良いです。
そんな能力もない議会事務局ではないはず。

地方は生き残りをかけて、競争させられている時代です。
自分のことを自分で考えない地域は、見放される時代です。
「あなたがわからなくても、私がなんとかしてやる。文章に書いてあることに準じて、関係する所を変更するくらい難しいことではない」と
叫びそうになりました。
私は、実務を行う議会事務局の能力をバカにしていると感じたのですが、実際に事務局サイドはどう感じたのかはわかりません。

この話の通じなさは、どこから来るのだろう???
嫌われているかもしれませんね。
(>_< )
「三宅町をチャンとしたい」と思って言ってることで嫌われたら仕方がないです。開き直ります。

私の作成した資料と合わせて、
三宅町例規集(議会関連抜粋)もご覧ください。

ちなみに、例規集の分厚い本(と言うより紙の塊)を使っているのは、議員だけで、職員はすべて電子データを参照しているとのこと。
議員にも電子データを参照させてくれ!!!
これを家に持って帰るのは地獄だ!
三宅町例規集

このクソ面白くもない文章を読み込んで、ここおかしいとかチェックしたんやぞ!!
簡単に否定すんな~!!
ちゃんと読み込んでから意見言え!!
と言うのが心の叫びでした。

しかし、規則とか法律って読むのが苦痛です。(本は好きなんですけど)
(;´Д`)


【今回の特別委員会とは関係のないこと(ぼやき)】

議会は、町の方針を決める機関でもあります。
(議員は、町の行き先を決める権限をもった人たち)

しかし、研修先の講師の先生に、今の議会は『事実上はそうなっていない』と言い張った先輩議員がいました。
その先輩議員が言いたかったのは「行政が決めている」ということで、私も非常によくわかります。

制度上は、執行機関と決定機関に分かれていて、行政は執行機関で議会が議決機関となっています。
そして制度上そういうふうになっている以上、そんなふうに事が運んでいます。

しかし実際には、先輩議員が言われたように「そんなふうになっているように感じない」。
そんな議会なら要らねー。制度上、要るとしても、そんな役割なら最低数(3人:進行役1人と話し合いをする最低人数の2人)で充分。
「議員定数を3にして日当制にする」と言うのは議会不要論の最終形態で究極の改革。
単なる議員定数削減は議会の自爆テロ。

「そんな方向に議会が進んではいけない。議会として出来ることってもっとあるので出来るように改革したい」というのが森内の立場です。
横道にそれました。話を戻します。

議会は、町の方針を決める機関でもあります。
なので、行政の行う事業に失態があれば、「議会は何をしとるんや」という話になります。

「議員個人が職員を動かして(表には出てこずに、内々でうまくやる)、行政に影響を与えるという手法もある」という議員さんもいます。
そんな議員さんにとっては議会改革は不要かもしれません。
「ウチウチでうまくやるから、誰でも口をはさめるようなオープン状態にするな」ということでしょうか。

目の前にいる困っている人が喜んでくれるので、議員としてはヤリガイがあるのかもしれませんね。
福祉の現場における相談員(Social Worker)のやりがいに近いものかもしれません。

理事者は「うまくやるから、誰でも口をはさめるようなオープンの状態はやめて」です。
執行する機関・実行部隊なので、動き出してゴチャゴチャ言われるのはたまりません。
「先に言っておいてくれ」です。

なので、議会の対応としては、「動き出す前に言う」ね
(「動き出す前に情報を下さい」ね)ですし、
「動いた後、間違いなく動けてるかチェックする」からねです。
(動きながらも「こんなんあってこんな対応しました」と伝えてくれていたら、「成り行きは聞いてるからチェックはしなくていいです」となるかもしれません)

———–

多分(いやきっと)その時代の、その時の気分に流れると思います。
何か、確たる理念や意思、三宅町はこうなるべきだという理想像があって、そちらに進む、というのとは正反対。
今だってそうです。
私も自信などありません。
ただ「自信がないから、活動を見ないで欲しい」とはなりません。
まったく逆。
「自信がないから、興味を持って欲しい。
これで間違いないか。あなたの住んでいる町のことです」

こういう方向に進めたい。
これだけは譲れないです。

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