2021.03.23 議会議終了(3月本会議)

3月23日火曜日10時からに本会議の最終日があり、すべての議案が承認され終了しました。

議案(町のサイトここから引用

予算特別委員会の委員長(松本議員)から委員長報告があり、
総務建設委員会の委員長(森内)からお委員長報告をし、
福祉文教委員会の委員長(渡辺議員)から委員長報告がありました。

議案については、いろんな討論(こういう点で賛成、こういう点が反対などの意見表明)が、あったうえで、採決がありました。
『討論(とうろん)』という言葉を使いいますが、議員同士の意見を戦わせる場ではなく、
「私はこう考える(から賛成)または(から反対)」と自分の意見を述べる場になります。
なので、ここで、自分の考えを言っておかないと、本会議の議事録には、議員個人個人の考えがどこにも載らないということになります。

出来るだけ自分の考えを残しておこうと、積極的に、討論の場で自分の考えを述べるようにするようにしています。
読み原稿は作っていますので、ここに掲載しておきます
緊張により、本当にそれが言えたかどうかは別だったりします。(本番のグダグダさは本会議の議事録参照)
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令和3年度三宅町一般会計予算について
賛成討論させていただきます。
予算委員会では、随意契約保証型民間事業者提案制度について、担当課には事前に話を聞きに行っていたのですが、議員さんからは、業者との癒着の温床となる危険性のある制度かもしれない、違法なことが起こりえる、という指摘・意見がありました。
そんな危険性があるならば、あらためて考えることなしに賛成できないと考え、積極的な反対ではありませんが、賛成することが出来ませんでした。
私、自身の不勉強により、その場で、その指摘・意見に賛成も反対も判断することができず、理事者サイドで一生懸命作り上げた予算に賛成できずに申し訳ありませんでした。
本日の本会議での採決までに調べさせてもらいました。
私の調べた限りでは、先行事例の流山市、我孫子市などは、随意契約を保障せずに民間からの提案を募集したところ、最初はある程度の提案数もあったがそのうちに提案数が無くなった。あるいは、随意契約を保障する方向へ転換したというような対応を取られており、民間の活力を利用する場合は、ある程度のインセンティブ(メリットがあること)が必要のようです。
どんなことでも悪意を持って積極的に近づいてくる者を完全に排除することは難しいと考えています。
「業者との癒着の温床となる危険性を排除する方法」としては、業者選びの公正性を保つには、専門家を入れることは大事です。
今回はその予算なので、その部分は賛成します。
しかし、業者が決まった後でも、選考においてその専門家の専門性がどう発揮されたのか、他の選考委員はどういう判断をしたのかなど、検証できることが必要だと考えています。このあたりは、プロポーザルによるものにせよ、何にせよ今の業者選びの方法を考える必要があるのではないかと考えており、今後の課題かもと思っています。

他に気になる点を申し上げます。
予算員会でも意見を申し上げた点です。
「高齢者福祉事業内の高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」の部分の予算について。
「高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」は、前年度予算148万円が今年度には79万円と大きく減額されています。
この予算はあざさ苑での住民さんの高齢者のサークル活動に使われており、活動をしている複数のグループの方々から、「MiiMoが出来るから活動が減らされる。なぜ?」という声が届いています。
「高齢者の生きがいと健康づくり」という観点から活動量が減ることは避けるべきことです。今後、認知症対策に力を入れていこうとする町の方針にも、活動量が減ることは逆行することになります。
また「町のみんながもっと三宅を好きになる」「町民ひとりひとりの居場所」と掲げた交流まちづくりセンターMiiMoが完成する時期に、そのまったく逆の「三宅を好きになれない」「居場所が奪われる」という事態が起こるのは笑えません。
 「高齢者の生きがいと健康づくり推進事業」の予算削減とMiiMoの完成は関係ないということですが、それは、行政側の論理で、住民さんの目にはそんなふうにうつりません。
 あざさ苑での住民さんのサークル活動が減る分を、交流まちづくりセンターMiiMoの運用で補填できると考えますので、一考願いたい。
また同じように、文化協会のメンバーのグループの方々からも、今まで中央公民館でやっていた活動が、新しく建物出来たら出来へんやん、という不安・不満を訴える声が届いています。
住民みんなに愛される交流まちづくりセンターMiiMoにしていくためにも、丁寧な対応を願いします。
「町のみんながもっと三宅を好きになる」ような、Miimoの運用を頼みます。」

森内コメント
(理事者に議員サイドから「お願いします」というのは非常に違和感があるのですが、現在考えられているMiiMoの運営案については、完全に議員を排除して作られたもので、私はこのやり方は絶対におかしいと思っています)

総務建設委員会の委員長報告の原稿から抜粋

 次に、議案第13号 三宅町交流まちづくりセンター設置条例の制定案については、三宅町交流まちづくりセンターMiiMoの開館に先立ち、同センターの設置、名称、位置、使用料等を定める条例の制定案であり、次のような質疑を行い回答を得ています。

本条例、第20条運営委員会委員の選考方法・役割・権限及び委嘱者の権限については、
現行の運営委員会と条例に記述されている運営委員会は同じと考えて間違いない。
センター長の委嘱については、運営委員会からの要望を受けて町長が委嘱することになり、あくまで運営委員会が主体であると考えているという回答を得た。

条例の中に住民主体という事が書かれていないが、運営委員というのが住民中心なのか、運営委員会のメンバーの中身がはっきりしないという質疑については、
運営内容については、運営規則で定めてゆく。現在、運営規則は案の段階で示すことが出来ないが、運営委員会には地域住民を中心としたグループの関係者を明記する予定だという回答を得た。

本条例における規則については、
議案となっている条例の下にある規則は案の段階なので文章として出すことはできないと、規則の内容については口頭説明があった。

MiiMoクラブの会員資格については、
条例の内容でなく規則の内容となり口頭での説明により、三宅町を応援する個人、団体は、通常の料金より安く利用できる、と言われ、会員になるのに必要な約束事についても口頭説明があった。

口頭で説明された様々な規則の内容について、文章で示していただきたい、実際に何をしようとしているのかイメージできないという議員からの意見が出たことについては、
今回、議会で審議いただく条例は、施設を設置すること、その名前・場所・上限使用料を定めるもので、運営については規則で定めので、運営の内容と条例は分けて考えて欲しいという担当課からの回答があった。

施設使用料については、
議案となる条例には最高額が記載されているのみであり、運用での料金表(案)の資料配布があり、町内外、MiiMoクラブ会員で料金の差をつけるという説明を受けた。

将来は住民主体での運営を目指すことについては、
立ち上げ当初は行政主体になるかもしれないが、住民主体での運営を望んでおり目指したいと回答があった。

施設の管理・運営の責任の所在については、
施設の管理は行政の責任とし、運営についても住民主体で考えるが最終責任は行政にあるとの回答があった。

文化協会団体の優遇がMiiMoでは無いことによるへの対策については、
文化協会所属の団体がMiiMoを使わないという選択をされたとしても、他の方法で各種団体の現行の活動量が減ることはないと感じているという回答があった。

以上のようななどの質疑を行い、本委員会は、原案のとおり全員賛成で承認いたしました。

午後からは、議会改革特別委員会の最終回でした。
別に記します。

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