2021.10.14 議員勉強会(過疎債について)

議員勉強会が復活なのでしょうか。
一時、停止していた議員勉強会が開催されました。

学習すべきテーマ(個人的に学びたいテーマ)は、いろいろとあり、議員研修のチラシが時々来るので、それを見て「これは!」と思う研修には、政務活動費を使わせていただき参加していますので、
「勉強会が復活した」というより、「月に一回、顔を合わせる機会」が復活すればうれしい。
というのが私の意見です。他の議員さんはどうなのでしょう。

三宅町議会で学ぶべきテーマは、個人的には「議会とは何をするところなのか」を学ぶべきと感じています。
しかし、学校の勉強と同じく自分で学びたいと思う気持ちがないと、まったく身にならないので、学びたいというテーマが出てこなければ、無理に勉強会はしなくても良いかなとも思っています。
「知りたいと思えば、あたしゃ勝手に知ろうとしております」と個人プレイに走っています。

ただ、議会として、月に一回くらいは情報交換・情報共有の場が必要と感じていますので、議員が集う機会が定期的に出来たことは喜ばしいことです。


さて今回のテーマは、過疎債について。
数年前に過疎地認定を受け、そのまま継続で今年度からも、過疎地域として認定されて過疎債が使えることになっています。
前回の過疎地認定の時には、過疎債を何に使ったのかということを聞きました。
主なものは、地域交流センターMiiMo(みいも)の建設です。

では、次に過疎債を使って何をするのか。
これについて具体的な回答はありませんが、やらないといけないことはハッキリしています。

長期的な視座から見た町内のインフラの整備です。
上水道、下水道の管の整備。
道路の整備、自治体運営に絶対に必要な建物(学校、幼児園など)の整備。
です。
もう少し新しい視点を入れるとすれば、再エネの推進(エネルギーの地産地消)、僻地でも仕事ができるようにネットワークの整備などがありますが、これはひとまず横に置きます。

必要なインフラの整備という点で、非常にヤバイのが、中学校です。
なにがヤバイのか。それは現在の管理システム上、長期計画を立てることが非常に難しい管理体制になっているからです。

式下中学校

中学校の整備は、三宅町が単独で行っているのでも、川西町が単独で行っているのでもありません。
三宅町と川西が共同で行っており、事務作業は2年ごと交代。
意思決定する組織のはず?の議会は、式下中学校議会という、両議会から4名ずつ選出した合計8名の連合議会になっています。責任は2年ごと。役割は2分の1になっています。

川西町のことはハッキリわかりませんが、三宅町においては、議会が“自発的な”“自律的な”意思決定機関として機能していないです(内部の議員がいうのだから間違いない)。
行政の追認機関としてなら機能しています。
追認機関の議会としては、理事者(川西町と三宅町)から出てくる計画に対して「OK」というのみ。

式下中学校に関しては、2年ごとに理事者が交代し、業務がいやおうなしに中断される。
ということは長期の視点からの計画を立てることが難しい。そういう管理システムです。

さあ、どうする式中議会。
この先、どうする式下中学校。
義務教育学校という地元で小学校と中学校の義務教育の9年間を同じ校舎で行うという方法もあります。
(私は三宅町学校を義務教育学校とすることには反対です)
その方向に向くとしても、「では式下中学校は今後どうするのだ?」という問題が出てきます。

中学校の校舎の維持を考えるのであれば、三宅町が過疎債を使える間に決定しておくのが、三宅町、川西町にとってもメリットはあると思います。

理事者は2年交代で長期計画策定に不向きな現状で、任期4年の議会側の方が、若干、長期計画をお立てるのには向いているかもしれませんが、議会として行政を動かす提案などしたことがないという感じでしょうか。

あたしゃ、式中議会の議員じゃないので、知らんで~と言う気は、まったくありませんが、だからと言って見過ごす気もありませんので、ここに記しておきます。
過疎債の在り方から、持続させるべき建物、式下中学校の未来へとジャンピングしてみました。

三宅と川西の議員で(職員も含めて)「式下中学校の未来を考える会」発足させたいですね。
(住民さんも含めたいですね)
ペイペイのいち議員からの提案です。

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