2022.01.22 「夢みる小学校」

コロナの世の中がはじまってから、縁があり、毎週金曜日の夜、他の市町の議員さんとの「尾北ライン」という情報交換会(勉強会)に参加させてもらっています。(感謝、感謝)

そこで、子どもたちの教育の話になりました。

「不登校の子供たちは何人くらいいるの?」という情報は、役所は出してくれるのか?
「出してくれるとしたら、どれくらいの密度の情報?」
というような話題になりました。
もちろん個人情報(誰が不登校なのだ)は出せないはずです。
どこの市町もそうでした。当然ですね。
しかし、
「学校ごとの数字出せない。総数しかダメ」というような自治体もありました。
「なんのために? なにをするのですか?」と尋ねて来る職員さんのいる市町。
何も言わずに、時系列の増加数を教えてくれる自治体。
いろいろのようです。

「不登校の生徒がこんな大勢いる。しかし、自治体は何も対応をしていないのか?!」とだけ住民のみなさんにアナウンスされても職員側は困るというものです。
議員と職員の関係性については、自治体によっていろいろとあるようで、それは、個々の議員さんに対しての個々の職員さんの態度なのか、議員全体に対するそこの職員さん全体の態度なのか、いろいろと考える余地はありそうです。
しかし、議員は住民の代表であり、市町の決定権を持っているので出せる情報(個人情報が含まれるもの以外)は出して欲しいですね。(希望というより、住民主体というのは、そういうものではないかな)
もし役所全体が、情報(個人情報が含まれるもの以外)を出し渋る傾向にあるならば、議員個人ではなく、議会としておかしいのではないかと対応すべきだと考えます。

おっと話がそれました。戻します。

不登校の話から、そういった子どもたちの通うフリースクールの話になり、「川崎市 子ども夢パーク」という所の話になります。
(尾北ラインには、子どものことに熱心に活動されている議員さんもいて、いろんな情報を教えてもらいます。教えてもらってばかりですみません)

ある議員さんが撮影してきた子ども夢パークの写真を拝借。
その写真の看板には、こんなふうに書かれています。
「おとなのみなさんへ
子どもは、たくさんのことに好奇心を持ち、チャレンジします。ここでは、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしたいと考えています。
そのために、プレイパークでは遊びを制限するような禁止事項をできるかぎり作らないことで、子どもたちが自分で決めたり判断できるようにしています。・・・・」
川崎市 子ども夢パーク

「禁止事項をできるかぎり作らないことで、子どもたちが自分で決めたり判断できるようにしています」

「危ないからやめさせて下さい」
「なにかあったら、どうするのですか」
「うちの子どもになにかあったら、誰が責任を取ってくれるのですか」

私には、これらの言葉は
「何もしないのがベストの選択だ」と聞こえます。
確かに、そういう状況もあるでしょう。しかし・・・・
これからの時代を生き延びることになる子どもたちに、
「何もしないのがベストだぞ」と無意識に刷り込んで、いい結果が見えて来るような気がまったくしません。

また、これらの言葉は、こんなふうにも聞こえます。
「大事な子どもに何かあったらイヤなのです」
「心配なのです」
「私を不安にさせないでくれ」

これは、大人の皆さんが、子どもたちに感じる自然な気持ちかもしれません。
ましてや、自分の子どもに何か不幸なことがあったら・・・考えるだけで怖くなります。

でも、しかし、
子どもたちは親が決めた人生の枠内で生きるわけではありません。
ましてや、どこかの大人の不安から発せられた枠内の人生を生きるはずなどありません。
(「自分の不安は、自分のものとして、自分で処理しませんか」という問題はさておき)

危険かもしれない、されどチャレンジしたいと行動に移そうとしている子どもたちには、こちらは不安を感じつつも、見守り応援するしかない。
そんな気がします。


おっと話がまたそれた。
(子供時代から、多動でどうしようもない私の性格が出ています。年とともに動きは緩慢になりますが、思考が多動ですね;;)

「川崎市 子ども夢パーク」についての映画「ゆめパのじかん」という映画があるよ!と教えてもらい、見に行こうと検索したら、近くでやっておらず、似たテーマの映画があるわと検索結果に出てきたのが
「ゆめみる小学校」という映画でした。
ちょうど、1/22日曜日に学園前で自主上映されるということで、さっそく行ってきました。
小学校となっていますが中学校の話も出てきます。

この映画を見て、「あー、私はノビノビと学校で育ててもらったんだ」と感じました。
ありがとうございます。見守ってくれた先生。一緒の時間を過ごしてくれた同級生。
わたしは地元の中学校に行かなかったのですが、「あの頃の地元の中学校の話は・・・」という話を同級生に聞いたりすると、「俺らの中学校と全然チヤウ! あんな学校に行きたかった!」と言うような気がします。

子どもの教育のこと、学校のことで悩んでいる方は、当事者の子どもも含めて、おすすめです。

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