2022.03.04(金)本会議2日目(一般質問)

2022.03.04 は一般質問でした。
6人の議員より質問がありました。

森内の一般質問原稿を掲載しておきます。
原稿は自分で作っています(当たり前だと思っています)
原稿どおりしゃべっているかは別問題。
紙を読むと自分で作った原稿ながら、自分がしゃべっているという感覚がなくなってきます。
そのことに、すごく違和感があり、しゃべる場面になると、原稿をメモ程度にしか見なくなってしまいます。
(この感覚はなんだろうといつも感じています)

今回の森内の一般質問(3点)
1.
9月に請願として「交差点の危険性を低くするして欲しい」という要望を議決しました
それが、その後、どうなっているの?と尋ねる後追いをする質問です。
>> 回答としては、次期の予算にその費用を確保しているということです。
農協の所の交差点のことで、子どもたちが退避している旧・吉岡歯医者のガレージへ行きやすいように改良工事を行ってくれるようです。

2.
MiiMoの運営がどうなっているのか?という質問です。
この一般質問の通告をした後に、大変な問題がありました。
6月頃から来てもらっている地域おこし協力隊の二人が4月からいなくなります。
男性の一人はすでに自主退職。もう一人は役割(コミュニティーマネジャー)を廃止するとのことで契約延長をしないとなります。
(のちほど、この役割は廃止しないという話になっているようですので、実質上は解雇という形になってしまいます)
「地域おこし協力隊」さよならの一件と勝手に名付けます。

3.
令和四年度予算編成方針について
予算編成方針の資料の初めにある「ビジョン、ミッション、バリュー」のわかりやすい説明と、これを設定した意図について教えて下さい
というものです。
次年度の予算を立てる前に「こういう思いでいるよ」と宣言しています
組織運営のための方法論の一つです。評価します。
だからこそ、住民さんにも広く知ってもらいたいと感じています。しかし横文字を並べるとわかりにくいです。
そして、宣言したお題目が空虚にならないように(気の利いたことを言っただけにならないように)、何か施策をしようとすると、ここに掲げたことに戻ってくる必要があります。

?


この「地域おこし協力隊」さよならの一件は、MiiMoの立ち上げに尽力してくれていた人たちに衝撃が走ります。
(私も驚きました。そして、有能な人たちと協力できないって、この組織はなんだ?と考えます。さらに、とても悲しい。立ち上げという何が起こるのかわからない状況下で、チャレンジする関係者たちと一緒に作り上げてくれている姿が、外部にいる僕にも伝わって来ていたので、おられなくなるというのは、とてもさみしいです。)

ちなみに、なんとなく募集をした人材ではありません。
PR文章を、外部人材を雇用して町長含め職員が納得できるようの作成し、大々的に(「日本初の試みに力を貸して欲しい」)と宣伝して、応募くださり、その中から採用した人材です。

外部から変革をもたらす人物が異物として、内部の組織に感じられることは、当初から予測できたことです。
内部組織のコッテリした価値観や文化、風土(それが悪いと言っているわけではない。そういうものです、役場というのは。平等と公平性を重視し、決められたことをコツコツと積み上げてゆく組織です)に、新しい風を入れることが出来るのは、内部のトップ・ザ権力者しかいません。

職員サイドが「俺たち変化を受け入れるぜ!」とカコイイことを言っても、「いや、住民さんが自由に見に来れる会議は嫌です」と当然、言います。
「平等と公平性を何より重視し、決められたことをコツコツと積み上げてゆく組織」の中での変革でしかありません。

役場組織内で新しいことにチャレンジする時に、「とりあえずやってみようよ。失敗してもいいやん」と、職員を説得してきたのは誰でしょうか?
その説得を、いち職員にさせてもダメなことはわかっています。だって上司部下の関係で、権限が与えられていないのですから。
いち職員の意見を、他の職員がきくはずありません。
「決められたことをコツコツと積み上げてゆく組織」の一員ですから。
変化を起こす意見を支えるのは、トップ・ザ権力者です。
そしてそれをするというようなことが、人材募集の文章にも書いてありました。
今回は、どちら側に、重心を置くかを誤ってしまったことによる、悲しい出来事だと感じます。

厳しいことを書くようですが、応援しています。
失敗をチャレンジとして、経験値を上げて欲しい。
しかし、泣かせた分だけ泣きますよ。
傷つけた分だけ、こちらも傷を負います。

傷を負うのが嫌なら逃げる(隠す。知らせない。出来るだけ外部との接触を減らす。俺たちだけでうまくやれると思い込む)しかない。
が、そんなことをやろうとしているのではないと感じています。
ヤクザな商売ですね。

だんだん、訳のわからん話になって来たので終えます。(わかりやすく書くと、矢が飛んできてスゴイのですよ)
イラスト

一般質問の原稿

1.
請願「三宅町内における危険な交差点の安全確保」は、どのようになっているか
令和3年9月の定例会で提出した「三宅町内における危険な交差点(通学路)の安全確保に関する請願」について
9月の本会議の席で、請願が採択されましたが、その後、どのような対応が取られているのかお示し下さい。

2.
住民さん主体でのMiiMoの運営について。
三宅町交流まちづくりセンターMiiMoの運営に関係者が頑張って下さっていることが伝わってきます。ただ、それはSNSツイッターであったりしますので、世代が限定されるだろうとも感じています。
また、SNSではありますが、企画「MiiMo夢コンテスト 夢かなえたろか」なども選考に入ったという情報がネットで流れてきました。
こういった情報を含めて細かく発信されていることを、とても高く評価しています。
応援する気持ちは、やまやまなのです。しかしネット上の情報だけでは、どこに要望や意見を伝えればいいのか、そして、どう処理されていくのか、よくわかりません。
運営会議というのがあるという知識はありますが、どうなっているのかもよくわかりません。応援したい私でさえこんな状態です。
将来的に、住民さん主体でのMiiMoの運営を目指すと認識していますが、今後それをどのようにして実現する計画でしょうか。
「住民主体の運営」について行政に質問する、ということ自体、ヘンだなと感じていますが、どこに言ってよいのかわからないのが実状です。

3.
令和四年度予算編成方針について
予算編成方針の資料の初めにある「ビジョン、ミッション、バリュー」のわかりやすい説明と、これを設定した意図について

私はこの(ビジョン、ミッション、バリュー)を
1. 目指す姿(目標)を決めた。
2. その為の自分(役場)に課せられた任務を決めた。
3. その任務を行うために、何をするのか、何に価値をおくかを決めた。
というふうに理解しています。
この(ビジョン、ミッション、バリュー)は、チーム運営の考え方と認識します。
「失敗を恐れずに挑戦する」というような内容は、公の機関としては画期的だと思います。
「なんでやねん」の意見を恐れて出来るだけ公開せず、出来ればこっそりやるという(議会も含めた)公共の組織の価値観が一般的と感じています。それは「決められたことを失敗せずにコツコツやる」というのも公務員の考え方として現に存在していますが、それとは逆をいく、「対話」し「失敗を恐れず挑戦」し「失敗は経験として活かす」という考え方は、
ある種の挑戦になります。
「失敗かもしれないと責任追及する人が出て来る可能性があるので公開しない」という職員の価値基準が変わること、それを後押しする上司、トップの判断に変化が起こることを信じたいです。
小さい自治体だと、仮に失敗してもダメージは少ないとか、立て直しやすいという、小さいことのメリットがあります。
ですので、ぜひこの「対話して失敗しながらも挑戦し続けられる」文化を三宅町のものとして作りあげていきたいと感じます。

ここで質問です。
○示された「ビジョン、ミッション、バリュー」は、多くの職員さんに共有、共感されそうですか?

○また、我々、議員も首長も選挙で選ばれる。逆に言えば選ばれなければそれで終わりとなりますが、この「対話して失敗しながらも挑戦し続けられる文化」が永続するように何か考えられていますか。

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