2022.03.07-08 令和4年度の予算審査委員会

次年度の新規事業

10代の居場所作り
地域おこし協力隊の新規募集 4名
企業人材の採用

道路工事
伴堂の交差点
石見駅から東へ24号線に抜ける道路
東屏風団地から結崎駅へ抜ける田んぼの中の道ほか。

他にもあったと思いますが、議会としての全体の報告ではなく、(イチ議員・森内の報告なので町内全域をカバーできていなくてすみません。
全議員を含めた議会としての情報発信(議会便り)は作成する動きもあったのですが、まとまらず、やらない方向になっています。私個人的にはやるべきだと考えており、他にもそう考える議員さんもいるのですが、少数派ということになるようで実現できずにいます。

議会に関することで、変化したことは、定数が、10人から9人になります。
次の選挙から。
私は定数削減のメリット・デメリットの議論がされておらず、削減となった時のデメリット対策が何もないまま削減してはいけないという理由で反対しました。
しかし、議員による賛否は4:4となり、議長判断で、定数削減となりました。

デメリットには、議員に多様性がなくなる(女性議員や若い議員など新しい人が参加しづらくなる。同じメンバーで高齢化してゆく)というものがあります。
そうなることで、いろんな世代からの声が反映されなくなります。

また、人数が減ることで、単純に行政をチェックする目が減ります。このデメリットに関しては、議員それぞれが専門的な知識(例えば財政の見方。施策の評価の仕方など)をつければ良いのですがそのような動きも見られません。

昨日までイチ住民だった人が志を持って議員になるということのハードルが上がりました。
議会としての報告書(議会便り)を発行したり、住民さんとの意見交換をしたり、はたまた、専門性を持って条例を作ったりなど、議員数が減れば減るほど、一人に対する負担が増加し、今以上のことはできなくなります。
今以上のことをしなくて良いのなら、人数が少なくても出来なくはないですが、本当に今の何をしているのかよくわからない議会で良いでしょうか?
私は決して良いとは思いません。
今回の定数削減の理由に、無投票を避けるというものがあったように思いますが、定数を少なくすればするほど、女性と若者の立候補数は少なくなることは、統計上分かっています。

町村議会議員の議員報酬等のあり方 最終報告(概要) より
「議会の制度設計変数(報酬と定数)の大きさは無投票当選であることにマイナスに作用していた。“議員報酬が低いほど”“議員定数が少ないほど”“無投票当選であること”につながるのである。」
「議員報酬の低さと議員定数の少なさが無投票当選につながるのであり、無投票当選の発生を避けるのであれば、議員報酬と議員定数を一定の水準に保たなければならない、ということになる。」
「女性議員比率の高さに対して報酬金額の高さは直接の効果はなかった。議員定数の大きさが最も大きい作用を持っていた。女性議員を増やすという政策目標を重視するのであれば定数削減は避けるべきといえる。」

こういう結論が出ているので、「無投票を避けるために定数を削減する」という考えは明らかな間違いです。
そして、次に出て来るのは、そうであるならば、「議員報酬を上げることで、無投票を避けよう」と考える議員が出て来るのが流れとなります。
自分たちで、自分たちの給与額を決められるので、チェックの目がないと議員報酬があがりますよ。無投票を避けるためという理由で。

無投票対策をした議会の具体策も書いときますよ。考えましょうよ。本気で無投票が問題と考えているならやりましょうよ。三宅町議会のみなさーん。自分のライバルを作るのがイヤだという人が多いかもしれませんが、長期的に考えると(三宅町に自分の町のことを考える人を増やすのは良いことです)

北海道浦幌町議会における取組
「まちなかカフェDE議会、まちなかおじゃまDE議会」
・議員との対話に参加したのをきっかけに、立候補を考えるようになった若者も登場し、平成31年4月の第19回統一地方選挙においては、定数11人のところ、14人が立候補した。

長野県飯綱町議会における取組
「政策サポーター制度」
・平成29年10月22日執行の飯綱町議会議員選挙では、政策サポーターの中から新人2名が立候補し、いずれも当選。

長野県喬木村議会における取組(失敗例?)
「休日・夜間議会」
多様な立場・兼業議員が仕事と議員活動を両立するための環境整備であり、「議員のなり手不足解消」の一助にしかなりえない。
議員が自らミニ集会や懇談会等実施することで住民との対話を通じて距離を縮め、意欲ある女性や若者を中心に後継者の育成に努める必要がある。

近年の人口減少に合わせてとか、近隣の自治体に合わせて、定数削減とか言う前に、「長野県飯綱町議会における取組」や「北海道浦幌町議会における取組」を参考にすべきだったと思いますよ。

これらの先進事例を参考にしないで今のままの業務で良いなら、福島県矢祭町の日当制(30,000円)という方法もあります。無投票も無いようですし、ちょうど人口規模もよく似ています。
三宅町も日当制にして議員数をたくさんにすると、チェック機能が上がるかもしれませんね。まさに議会改革かもしれません。

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