2022.08.26 視察、研修 関市(せきてらす)

視察に行ってきました。
場所は、岐阜県関市。

コロナな時代にオンラインで交流し情報交換をさせてもらっている議員さんたちとのオフ会という側面もありました。

『せきてらす』という、複合施設に行きました。
https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000016971.html

関の「刃物」、「文化産業」、「ヒト」との出会いを楽しむ場所『せきてらす』。『せきてらす』は、地域交流施設(観光案内所、多目的ホール、刃物工房など)と岐阜関刃物会館が集まった複合施設。

交流センターという位置づけもありますが、貸館ということもやっていました。
わが町の交流センターと似ている点も多々ありました。
館のそばに広場がある。
キッチンがある。自由なスペースがある。など
違っているところもあります。
キッチンは販売を外向きにするのでなく、館内にあって、中で食べてもらえるような作りになっている。
観光案内所としての機能も併せ持ち、食べ物以外の販売もしている。
運営は観光協会がおこなっていました。

隣に観光施設として、刃物の販売所や展示スペースがあり、いろんな包丁・ハサミ・爪切りなどの刃物が勢ぞろいしていました。
あまりの種類の多さに驚きました。(欲しいデザインのハサミも見つけました。今度訪ねた時に買いたいと思います)

そこのホールをお借りして、関市のふるさと納税の業務の話も担当職員さんから話を聞く機会を設けてもらいました。
資料は転載禁止なので、気になった点をメモしておきます。

関市のふるさと納税での収入は、令和2年度で48億円。令和3年度は下がってしまいましたが約41億円。
経費などを差し引いた実質的な利益は、そのうちの4割程度かなーと言われていました。
中途採用で働き出して、ふるさと納税の担当として働き出したそうです。
担当は職員が2名。あとパートで数人雇っているとのことでした。
ちなみに一般会計予算は令和3年度で約397億円
(わが町の一般会計の規模はおよそ1/10なので、わが町のスケールに合わせると40億円の一般会計のうちの4億がふるさと納税によるもの、という感じになります。たしか三宅町は3千万円弱。いかに関市がふるさと納税で稼いでいるかわかります。三宅町も奈良県内では頑張っているはず)

講義をしてもらった担当の職員さんの話をきいて。
専門の担当者職員がいる。いろんなアイデアで地場の商品の発掘をしている。
売りたい商品でなく売れる商品をまず探す。(売れる商品を推す。それから売りたい商品につなげる)
アクセスを集める入口商品の開発。
サイトからの購入がほとんど。なので、いかに検索でヒットするかを考える。たくさんの検索ワードに引っかかる。
あえていろんな分類分けをして種類が多いものとして出品し、流行っている。売れているという印象付け必要。

一緒に行った議員さんがよい質問をしてくれました。その質疑。
「関市は、様々な刃物メーカーがおられて、それぞれが商品、ブランドをもっているが、それをまとめ上げて、どうやって『刃物=関市』という自治体としてのまとまったイメージを持つことができたのか?」

回答
「書くメーカーさんが一緒に仲良くという必要はないと考えており、それぞれの商品を出してもらう。
そして横串を行政が勝手に刺す。例えば、包丁の材質が同じ。切るものが同じ。価格帯が同じなど、そうして、どんなワードで検索しても、いろんな業者のいろんな刃物が必ず検索にかかるようにして、関市といえば刃物となるように考えている」

これは、わが町でも参考になるのではないでしょうか。

とにかく、担当の職員さんが、とてもよく情報収集をして研究されており、優秀な方でした。数人の職員でこんなにも売り上げの差が出るのだと改めて感じた次第です。

企業版ふるさと納税は、まったく違う部署でやっているということも、他の議員さんの質問に答えていっておられました。

有意義な視察&講義でした。

せきてらす

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