2022.10.25 議員研修オンライン『まちづくりは「人」づくり』

オンライン研修受講しました。
滋賀の研修センター(JIAM)で行われる議員研修で、時々、オンライン研修も可能なものがあり、時間の許す限り、見識を広げようと受けるようにしています。
しかし、すぐに忘れるわ。慣れないとなかなか使いもにならない知識もあり、四苦八苦しています。

オンラインで受講

まちづくりは「人」づくり
なりたいあなたにあえるまち

長野県 高森町 壬生照玄(みぶ しょうげん)町長

前は熊谷(くまがい)町長んももとで役場の職員として政策の作成をしていた。
平成30(2018)年1月に町長に就任

マニフェスト大賞になった。(そのことで講師に選ばれたと思う、という自己判断)
マニフェストを作るのに、まずは住民さんの意見を聞かないといけない
要望が圧倒的に多い

ぼやッとした課題(元気にして欲しい。具体的には?? どうやって?)

行政がやってくれといわれるが、なんでもかんでもできない。
⇒ 地域で頑張ってくれる人を作るしかない。
人材育成のために何ができる?

町民の中で人材育成
職員の理解(育成)
・職員の意識改革(プレイヤーからマネージャーへ)
・町民とのかかわりを増やす

町民の理解(育成)
まちづくりや懇談会のやり方の改善
学びと実践の場作り

マニフェストのチェック(毎年、4年に一回は外部評価のマニフェスト研究会の北川先生に評価してもらう)

二期目のマニフェスト
軸の人材(人財)育成をぶれないものにする

細かいものは、高盛町のサイトの町長のページへ


高森町の紹介
長野県の南の方。県庁まで2時間半かかる。
市田柿(干し柿、一個1000円くらいする。おいしい)
リニア新幹線の工事をしていて隣町の飯田市に通る。それを見越したまちづくりを考えている。

同規模自治体より職員数が少ない。財政が危機になり人を雇えなかった。

平成の合併をしなかった。過疎でも辺地でもない。合併債、過疎債、辺地債がかりれない。
合併をしなかったので、住民の皆さんにつらい思いをさせたと考えている。
ふるさと納税の制度がなければ、今のようにつらい時期を超えられなかったと思う。

終戦から、工業地帯などで経済は成長したが、一極集中になった。
地方分権にしたが、都市一極集中はとまらない。
⇒ 地方創生
といいだす前に、人口が減るのをわかってましたよね。
われわれは、努力していた。
高森町は、消滅自治体に入っていない。飯田市と高森町だけが入っていない。
いまは 896自治体

南箕輪村(みなみみのわむら)を、若年人口で超えられない。ちゃんと対策をしている所。

高森町が人口を増やすことが出来るが、それをやると地域から人口を奪っている。
人口の奪いあいをしてはいけない。日本全体の人口が減っているなかで、増えるということは、どこかいびつになるということ

人口減少をくいとめるためにできること
1,2年で出来ることはない。

満たすべき条件
1.健康(施設を整えることができますか?) 医療機関が多い(職員の努力。チャンスがあればひぱって来る)
2.家計(働く場所、買い物の出来る場所)
3.住む場所(家族)
4.子育て、教育(やりすぎると周りのレベルが上がる。やらないといけなくなる。高校まで医療費無料となると、周りもやりだして、高い扶助費がつづく。保育所)
5.レジャー、ゆとり
6.安全、安心(環境にやさしい、災害が少ない)

条件だけで幸せか?
自治会加入率68%(低い。行政運営に支障をきたす)
高森町を愛してくれる人に来て欲しい(誰でもいいわけではない)

人を育てる(高森町に住んでいる人が高森町を好きになることが必要)
高森町への「義務や負担」を増やす

お金は宝ではない。社会を照らすことが出来る人が宝。
言うことも言うしやることもやる人が宝
行政に対して文句をいうのはまだまし。
文句も言わない賛成も言わないのが一番だめ
「山家学生式」より

チャレンジ3(スリー)で、町民の皆さんと共有する。
予算査定を、町民に公開してやったりしている。

行政評価をやっていない自治体があるならやるべき。
事業が計画にどれだけ添えているか。


人材育成の取り組み

・日本サッカー協会のJFAこころのプロジェクト
トップアスリートが話の前に一時間ゲームをする。

・町独自の取り組み。みらい懇談会(町長と中学生が話す。町を元気にする話。地域学習をやって地域の資源を見てから)の様子。
・役場担当職員の授業(未来設計班。土地利用を考える部署)
・地域応援隊(中学校、一年2年が6回は同じ場所でやる)

飯田市の教育長がやっていた。
高校生に戻ってきて欲しい。

わかもの特命係
高校生が17人任命されたという新聞記事
若い子たちがSNSで発信する。高森町の子でない子もいる。社会人になってもやってくれている。
社会人学校(熱中小学校)(伊那食品の塚越寛さんなど。トヨタが研修に来たりする。)
これからは人を育てること以外に未来がない。
運営する人に力がないと難しい。
講師の派遣料は無料だが、交通費はかかる。

働き方
製造業はテレワーク出来ない。今困っているのは「人不足」。

自分の息子は地元に帰ってきていますか?
もどってくるなと言ってませんか?

地元の企業が、子どもたちに一生懸命説明する。保護者も来てもらう。

飯田市にあった開業医の婦人科のお医者さんが亡くなった。
人材不足の中でどうやって、どこから来てもらうかは、役場の職員の手腕の見せ所、と町長はいう

河まちづくり。国がやってくれる部分と市町村がやる部分がある

運営者を先に決めて、その人と一緒に整備をやっている

森林環境贈与税を使う(基金にいれない)

地方議員へ
・なぜ議員になったのですか?
実現できていますか? もし実現出来たら、その後どうする?

・議員も住民の代表です。
住民に説明していますか? 行政がすべて説明すべきといわれるが、あんたも住民の代表やん?
>困っている人がいるから何とかしろと行政に言うが、あなたが聴く立場でしょ?

何をしてらよいのですか? オカネが欲しい? 具体的な提案をして下さい。裏付けをして下さい。
>町民の結構な人数が反対しています。なんの人がどういう根拠で反対しているのですか?

感想;
あー、この町長の元ではきっといい町になる

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