ふるさと納税がスゴイ!ということで、視察に行きましたが、想像していた内容と少し違いました。
アイデアがスゴイ!という感じにとらえました。
こういうことは、わが町・三宅町でもやりたいと町長が思っていることではないかと感じました。
以下の順は、実際には前後するかもしれません。
しかし「自分の地域の資源を利用して稼ぐ」という考えは常にあり、そのアイデアをガンガンと実行に移していったということになります。
ふるさと納税の収入に可能性をみる。
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まちづくり会社を立ち上げる。
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道の駅を再生(どうやったら儲かるのか。儲かるのはどんな商品かを考えてやってみる)
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首長からアイデアをどんどんそのまちづくり会社が、実現してゆく。
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どんどん利益が増える。まちづくり会社と町が連携して事業を拡大。
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利益を再投資
(教育面:給食費みんな無料、英語教育に重点を置いています。英語教育無料・小中幼、英検受験料無料、ホノルルホームステイ無料、沖縄民泊体験無料、医療費20歳の学生まで無料)
(オリンピックパーク、PFI住宅・・・)
ふるさと納税だけに頼らない販路の拡大。
欲しい人材を集めるのに地域おこし協力隊の制度を利用しているとのことでしたが、我が三宅町より戦略的で、欲しい人材が明確に決まっています、ヘッドハンティングしてから地域おこし協力隊に申し込んでとやってるような気がします。
首長の発想がスゴイと、まちづくり会社の案内してくれたら職員さんは一様に口を揃えて言っていました。
また、若い女性の職員さんは、父の仕事の都合で小さい時にここへ来て、仕事をやりだしてから、町がどんどん変わってきた。今この町で子育てをすることが楽しいと言っていました。
このまちづくり会社の商品に、研修プログラムが入っており、
ふるさと納税の成功体験を語るコース
町での子どもの英語教育を語るコース
スポーツを利用したまちづくりコース
など、自分たちの町で成功している事業を、知りたい人に教えることを商品としているようです。
素晴らしすぎます。「さかいまちツアーズ」って部署を作って視察に対応してくれました。
町内をバスで案内してもらって、見て回りました。
儲けた分は、貯金(基金)を積み、借金を返しつつ、投資にも回していて、投資したという施設を見させていただきました。
当然、我々の視察もガッツリ視察料を取られましたww
しかしその分、「へぇ!そんなことしたんですか!」という驚きと発見がありました。
わが町の動きと比べてみて想像しながら考えてみると、もっと詳しく話を聞きたいと思うことがいろいろと出てきました。
頂いた資料を読み込むと、この数字はなんだろうとか細部が気になります。
まちづくり会社の立ち上げと我が町も考えているようであれば、どのような動きをして今に至ったのか、ぜひ知って欲しいと思います。
それを学ぶコースもあります
https://chiikibusiness.or.jp/top/
そういえば、「ふるさと納税で成功している自治体がある」と聞いた境町の首長は、職員と議員団を連れて大勢で視察に行ったという話もありました。
私がなんとなく感じた成功のカギは、トップ(一番の権力者)の発想力(会った職員さんの誰もが、「(首長は)無茶を言われます」と言いつつスゴイと絶賛していた)と、それを実現するための仕組み・境町では「まちづくり公社」(運営に議会の承認とか不要。社長のトップダウンで決まります=責任の所在がはっきりしている)がポイントだった気がしています。
まちづくり公社の立ち上げで、最初に道の駅の運営を任されたという職員さんへの質問、
「地域の重鎮から足を引っ張られたり、ネガティブなことを言われたりとかなかったですか?」の回答で、
「ありました。でも私はあんまり気にならないタイプですね。どんどん地域のお祭りなんかに参加していました。そして立ち上げる時の道の駅がボロボロで、あんなところ任されて気の毒に、と思っておられたみたいです。地域おこし協力隊になって安い給料で働いていましたよ。ハハハ。」ですって。
アメリカで働いたりしておられた営業本部長の回答です。