こどもたちの生きる力を育む~「COLOMAGAプロジェクト」の活動の軌跡~
COLOMAGAプロジェクト本部事務局長/伊豆市版KURURA事務局 髙橋 いづみ 氏
COLOMAGAプロジェクト本部事務局長/伊豆市版KURURA事務局 髙橋 いづみ(たかはし いづみ)氏
《COLOMAGAプロジェクト》 地元のこどもたちが自分たちの住むまちを取材して、プロクリエイターの指導を受けながら文章を書き、イラストを描き、写真を撮り、プロのデザイナーが誌面をデザインして地域情報誌(ローカルマガジン)を作る活動。参加した子どもたちの創造力とシビックプライドを育む。2012年にクリエーターの浅井由剛氏を発起人として、静岡県伊豆市でスタートした。現在は、東京都・静岡県・山梨県・長野県・大阪府等、準備中を含め1都2府17地域に拡がり「COLOMAGAプロジェクト本部」(非営利団体)と連携を取りながら各地でプロジェクトチームが活動を進めている。
《高橋 いづみ氏》 東京都荒川区出身、関東の各地で暮らしたのち、1997年に伊豆に移住。沼津市や伊豆の国市を経て、現在は伊豆市在住。特定非営利活動法人NPOサプライズに所属したことがきっかけで、COLOMAGAプロジェクト発祥となる「KURURA」の制作活動に携わり、子どもたちとともに毎年作り続けた「KURURA」は、2024年にはvol.12を数える。現在は「COLOMAGAプロジェクト本部」事務局長を務めるほか、ふじのくにしずおか観光振興アドバイザーなども務めている。
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ころまがプロジェクト
伊豆市版KURURA(くるら)冊子の政策
https://www.izukurura.com/
10号
クリックしてKURURA_vol.10_mini.pdfにアクセス
浅井さんというデザイナーがやりだした。
浅井氏は、子どもたちにデザインを教えたい
講師の高橋さんはまちづくりをやりたかった。
今の人材が、5年度10年後の地域の未来を作る
子どもたちが作るローカルマガジン「KURURA」来るら? 来るでしょ?という方言(雑誌はサイトに掲載)
言ってしまえばこれだけだが・・・・
紹介動画
子どもたちが地域に愛着を抱く ⇒ 持続可能な社会の担い手が育つ
20年前に旧4町が合併して伊豆市となった。当時3万4千人、今26000人
高校生の約6割は「将来、伊豆市に住みたくない」(2011年アンケート)
講師は移住者で、こんないい所なのに?!
大学が伊豆市にない。必ず出てゆく。
帰ってこない。
雑誌の取材を続けていたら。
いい所に住んでいるんだ。
大人になってもここに住みたいと答える子が増える。
さらに続けていると、
ここに住みたいという、理由が、「良い所」だから、「他人の役に立ちたい」からと変わってきた!!
自分たちも( ゚Д゚) びっくり
10年続けてみて、効果の多さ、広がりにビックリ
高級旅館に行って、子どもから「いくらですか?」
「五万円です。お高いでしょ」というと、子どもはそのまま書く。
子どもたちが、大人に伊豆市の良さを伝えます。という
子ども編集部が発足。中学生までなので、高校生になるとまだやりたい!
次は、作る側に回って活動。
観光大使の動きも。高校になると「お洒落な喫茶店もあるよ」「いいとこあると」と友達を連れて来る
高校生が大学生に。いったん伊豆市を離れる。
コロナが発生。みんな遠くに行ってるが、zoomでつながる。
全国どこでもオンライン会議。
コネクトチーム(大学生)
学生が卒業して、就職に伊豆市に帰ってきた。
全国にも、コロマガが広がっている
まずは10年やって下さいねと約束している。
細かい作業はいっぱいある。
月一のオンライン会議
COLOMAGAサミット
他の地域でもやってるんだ! 自分の所を振り返るキッカケにもなる。
すごいことやってる。こっちのデザインすごい、など
8/1月曜日インスタライブ、子どもたちがやる
大人たちもやる
沼津コートのインスタグラムで
https://project.nikkeibp.co.jp/hitomachi/atcl/study/00143/
プロボノとは、「社会人が仕事のスキルや経験を活かして、NPOや地域団体などで社会貢献のために活動するボランティア」のことです。
弁護士や医療関係者など専門職の他、広報やIT、営業に経理などさまざまな職種の方が活躍しています。
鎌倉市、富士市 は市がおカネを出している。
ふるさと納税で冊子を送るところもある。
自治体の事業にはしない方が良いと思っている。
異動があるため、担当が変わると続かない。
10年して初めて結果が出る活動だ。
学校で同じような活動をやっていないか?
>違う。ネットで調べたらダメ
インプット(取材)とアウトプット(冊子)がある。
プロの人がアウトプットの仕方を教えてくれる。
完成品が一般の人に配られる。
文科系の子にもスポットがあたる
表紙に選ばれた子が言ってた
「本当にうれしい! 絵が好きなことが認めてもらえた」
オンラインを含めて200人が話を聞いている
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質問
やり始めた時にチームリーダーになる素質のある子がいたのか?
それとも育てたのか?
>やってみたら、メンバーが面白いぞとなった、だんだん混ざってきた。
やりたい子とはいますか?と手挙げ方式。参加者が多いのでまとまらないかなと思ったが、みんなにやってもらった。
「やりたいならやれば」と子どもたちにやってもらう。大人が主導するより子供に任せる
初めは壁新聞からだったが、学校との連携とあまりない。
最初は小学校の授業として始まったが、二回目から一般公募としてやった。
学校とはあまり関係なくなった。
配ることと、見込みのある子に声をかけてもらうことなどは、学校に協力してもらっている。
質問
継続するために、冊子に広告を載せておカネを取るなど、「継続するために稼ぐ」という考えはないのでしょうか?
基本的に広告は載せない。
企業の宣伝活動ではないので。
浅井由剛:COLOMAGA project代表 12:07 PM
COLOMAGA project代表の浅井です。
今後、地域通貨などを発行しているエリアなどは、その対象としたり、PayPayなどの支払い方を中心に考えています。
広告は載せませんが、企業を取材させてもらい、その記事を書くことで、援助いただくことを考えています。
>印刷費はどうして稼いでいる。
補助金を取りに行っている。
補助金がないと次回が出せない。
地域をよく、未来を明るくするには、オカネより先に、まずは、地域の人々が少しづつでも自分の出来ることを出すこと、そして実際につながること!