悪魔の代理人(「地方創生の正体 なぜ地域政策は失敗するのか」)

「地方創生の正体 ―なぜ地域政策は失敗するのか」という本を読んでいてこの言葉に出会った。
地方創生の正体

「若い議員は町長に反対ばかりしている」というような言葉を言われ、そういう意見は、自分にとってはまったくの的ハズレなので、頭の片隅に残っていたのだろう。
町長に反対している訳ではない。
「より良いものにしたい」という思いだけだ。それ以外なにもない。
だから町長が嫌いという訳でも、もちろんない。
「より良いものにしたい」「より良いところを目指したい」そういう思いでいると、
「町長や役場の職員さんに対して耳の痛いことを言う」「反対することが必然なことがある」というだけだ。

「悪魔の代理人」Devil’S Advocate(デビルズ・アドボケイト)
「悪魔の代弁者」とも日本語訳されるようで、
何かを決める時にあえて反対の意見も聞き、決めようとするものをより良いものに仕上げてゆく方法ので、あえて反対の意見を言う者を、「悪魔の代理人」というらしい。
wikiもご覧ください
もともとはカトリックの聖人を決定するときに用いられた手法のようです。

茂木健一郎氏も動画で説明してくれています。
ぜひご覧ください。
「ポジティブな評価をさらに強化するため」
「つぶす事が目的でなく、より良いものにするため」
「世の中には自分が批判される事、ある立場を否定することを非常に嫌う人がいる。感情的に反応したりする」

「悪魔の代理人とは、対象に対する愛を持っている。対象をいいものにするためにむしろ徹底的に批判する」

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