遠い世界の話で自分にひきつけて聞くことが出来るか心配していましたが杞憂でした。
一番印象に残ったことは、
「メディアにダマされることなく判断すべし」
「メディアは視聴者に間違った判断をさせようとしてくる」ということです。
西谷さんは、アフガン、シリア、イラクなど紛争地帯を取材してきたフリーのジャーナリストです。
磯城郡人権教育推進連絡協議会の主催で、人権ということにからめるなら、やはり戦争が最大の人権侵害だということです。
戦争が起こると一番弱い部分(子どもたち)が一番の被害を受けるということになります。
では、なぜ誰も望まないだろう戦争が起るのか?
あるいは、終わらずに紛争が続くのか?
それは、戦争を望む力があるからではないか、という問いかけがあり、メディアは世論を操縦しようとしてくる、という。
例えば、
フランスで起こったテロに対する抗議のデモ
ものすごい数の住民の支持を受けて、各国の首脳がデモ行進をしているようですが、実は違うという
映像の見せ方で見る人の判断を迷わせることが起っているという。
また、今だと、ベッキー不倫騒動、清原覚せい剤事件の裏で、ホントに大事な報道すべきニュースがかき消されていないかということ。
湾岸戦争の開始についても、有名な話だと下記のようなことも話されていました。
なかなかテレビや新聞では聞けない内容の話であったと思います。
講演後、質問の時間があり質問しました。
「メディアが信用できないと思いましたが、ダマされない、正しい判断をするには、どうしたら良いですか」と質問を投げかけると西谷さんはこう答えてくれました。
一番視聴率が取れる夕食から寝るまでの時間帯の報道番組はイマイチだと。
もし見るなら、丁寧に取材している番組として、
朝日放送 テレメンタリー
毎日放送 映像’16
NNNドキュメント
など、早朝とか真夜中とか誰が見るねんという時間帯の番組に多いということです。