H28.3.7 議会2 一般質問

前からの続きです

今回の議会で一般質問は、出席議員全員からありました。
私は最後でした。提出が一番最後だったということです。

全体の感想として、まず気になったのは町長が言葉じりをとらえて発言する部分がいくつかあったこと。

例えば、先輩議員の一般質問の最後の部分で「~町長の将来においての目論見(もくろみ)をおきかせ下さい」
の『目論見』という言葉に反応して、
「『目論見』=『企み(たくらみ)』を持って町づくりを行っているのではなく・・・・」と返されていました。

なんだこりゃ?
町長は「モクロミ」を「タクラミ」という意味にとらえ、「何かを隠して計画している」と考えられたようです。
明らかに悪意のある解釈だと思います。
モクロミでもタクラミでも、なんでもいい。「計画」ってことだろうと私などは思います。
町長自身が、もともと意地悪な性格なんじゃないかと感じました。

そんな細かいことはどうでもいい。
もっと大きな「三宅の未来」とか「課を越えた枠組み」とかを気にしてくれよ、非常に心配します。

また、森田議員の一般質問で、「(学童および児童館の今後の計画に対して)町から議会に一切説明がない~」の
『一切』に反応して、「何をもって『一切』というのか? 耐震診断の結果は伝えた」と返されていました。

話の流れとしては今後の学童および児童館の計画について話されていました。
我々議員は、2/24に配布の予算案で初めて「学童および児童館の小学校敷地内での新設」を知りました。
予算案も渡されただけで説明は、どの課からもありません。一般質問の受付締め切りは2/10でした。
3/4の18:30からの保護者むけの説明会で担当課から初めて公式に学童及び児童館の「小学校敷地内での新設」の説明があったことになります。森田議員の『議会に一切説明がない』というのは間違いではありません。
町長はこのような現状を把握されていたのか。「情報の伝わる町」はやはり疑問です。


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もう一点、非常に疑問に思った事があります。
今回の議会において「小学校敷地内に学童及び児童館の新設」が争点になるのは間違いないのですが、3/4の保護者への説明会、本日(3/7)の議会でも、「小学校の敷地内どの場所かはわからない」ということです。
最後には町長より「入札に深く関わるので、これ以上議員も深くツッコまない方が」みたいな事を言われていました。
「場所は決まっていない、決まっていない」と担当課も教育長も言っていたが、「実は決まっているのか?」
なんも決まってないということであれば話し合いをすることも出来ないですが、ある程度決まっているのであれば、こっそり教えてくれて(秘密会議にして)予算の審議をするのか????


私の一般質問の概略とその回答を記しておきます。

  1. つながり総合センターの緊急利用停止について:
    耐震診断の結果、予想外に低い耐震性ということで、緊急で議員に説明し、毎日行われていた学童事業を次の日に、小学校へ移すという対応を取られました。
    その時の説明として、「予想外の耐震性能の低さはは、不良工事の疑いがある」とのことで法的措置も考慮に入れる。というものであったと思います。
    ただ40年ほど前のことなので施工業者がもうなくなっている可能性もあるとのことでした。
    その後の経緯をご説明下さい。工事業者はどこで、あったのか、法的な措置の可能性を含め、ご説明下さい。―― 回答:
    施工業者は昭和53年当時の工事請負契約書が残っておりましたので、【訴訟の可能性ありのため伏せます】であることがわかっております。現在は大阪市に本社を移し、営業を続けていることを確認いたしました。
    耐震診断の結果を受け、診断により検査した箇所において施工不良を発見したことついて同社に伝達している所で、本町の方針決定に従い、同社としても事実確認を行い誠実に対応するとの回答を得ております。
    法的措置については、施工不良が民法724条における不法行為にあたるとするならば、その除斥期間は20年とされており、竣工からは36年が経過していることから、不法行識の起算の認定について「竣工日」なのか、「発見」をしたときか訴訟となった場合には争点となるものと考えております。
    また、この先施設を使えなくなったことに対する損害賠償請求も考えられますが、訴訟を行った場合に未来の損害について認定されることは困難であると判断されるところでございます。
    従いまして、つながり総合センターを改修するのか、建替えるのか、解体するかの本町の方針によっては、業者に対して要求する内容が異なるものと考えておりますが、今後、業者に対しては建物の一部の取り壊すことを認め、施工不良箇所の現認を求めて参ります。
  2. 学童事業が、つながり総合センターから小学校へ移りました。
    今後の学童事業のことは色々なことを勘案しなければいけないことだと思います。
    そこで質問です。
    学童利用者の親にひまわりさん(学童保育の実施団体)から文書による説明で、
    12/18 三宅町に協議依頼
    12/24 協議依頼書提出
    1/15 再度、協議依頼書提出
    町よりの回答で「三宅小学校で、学童保育を実施するのは、当面の間で、今後については三宅町役場内部で検討が進められているとのこと」という説明を受けています。
    すでに「先々、小学校において学童をしない」という方向は決定されているように感じますが、いかがでしょうか。
    また、その役場内部での検討について、指定管理者であるひまわりさんとの意見交換、あるいは学童を利用している親の会との意見交換の考えはありますか。
    (一般質問提出締切が2/10であったためチグハグが生じていましたが再質問したいために、取り消しすることなく質問しました)
    ―― 回答:
    町長の提案説明でもありましたように、学童保育及び児童館の施設は三宅小学校の敷地内に新設することが最善と考え、新年度予算を計上しています。
    また、学童保育クラブの保護者の方々には3月4日に保護者向け説明会を開催致しました。なお、指定管理者とは、随時、協議を行っております。再質問:
    (先に森田議員がいろいろと聞いてくれていたので、あまり問う事はなかったのですが、アンケートのことを話しました)
    先ほどの森田議員の再質問に対する回答でも「アンケートから保護者の意見を吸い上げている」というような発言がありますが、あのアンケートは「町から意見を聞かせてくれ」と出したものでなく、保護者たちが「このままでは我々の意見が聞いてもらえないうちに決定事項だけ知らされる」という危惧から提出されたものだと思います。
    関係者の意見を充分に聞いているとは思えないのですが・・・

    ―― 回答:
    聞いてる・・・というような苦しげなものでした。。。。_| ̄|○


  1. 企業誘致について:
    企業誘致第一号がうまくいったとして大々的に、広報みやけ(2016年2月)や、三宅町のfacebookで宣伝されていました。
    企業誘致とのことですが、メリットとして、企業からの税収、地域の雇用が考えられると思いますが、それぞれどの程度を見込んでおられますか。
    所見をうかがいます。―― 回答:
    現在、大和郡山川西三宅線沿道は市街化調整区域となっており、農地・雑種地が大半であります。企業が進出してくることにより農地・雑種地が宅地化されると、土地に関しては現状の100倍程度の税収が見込まれます。また、その土地に工場・事務所・店舗等が立地することにより建物・償却資産税及び法人税等の税収増も見込まれると考えております。
    ミニストップさんに関しましては、正社員2名、パート・アルバイト職員併せて17名で、パート・アルバイトさんについては、ほとんどの方が三宅町在住と聞いております。今後も募集をかけて、さらに雇用を増やす予定であると聞いておりますので、地域の雇用については、現在も効果が出ておりますし、今後も従業員が増え相当な効果が出てくると思われます。
    「メリットとして、企業からの税収」をどの程度見込んでおられるかについては、具体的な数字については、規模等により異なりますので提示することができません。
    更なる企業誘致を行うため、奈良県と連携して京奈和自動車道三宅インターチェンジ付近及び都市計画道路沿いで企業を誘致する工業ゾーン創出プロジェクトを計画しており、平成28年1月18日には伴堂自治会役員・耕地組合役員、19日には三河自治会役員・耕地組合役員、21日には石見自治会役員・耕地組合役員に対して工業ゾーン創出プロジェクトで第1回目の意見交換会を行いました。
    今後、対象となる地元への説明会を開催させて頂き、本事業へのご意見を頂戴し、計画を策定して行きたいと考えておりますので、計画が決まらない段階で税収、地域の雇用といわれましても現状においてお答えようがございません。計画が決定し町民の皆様に発表できる様になりましたら、お示しできると考えております。

  1. 恋人の聖地の事業について:
    2/13に恋人の聖地モニュメント「ひかり(陽)の風景」「音の風景」完成式典がありました。
    恋人の聖地事業は、観光行政ということだと思います。
    そして、9月の議会で三宅町の観光について一般質問させていただいた時の回答で、「費用対効果は二の次で、人的交流による活性化」が目的との事でした。
    こちらの事業もこれが目的の一部であると考えられているなら、住民参加という部分で弱いと思いますが、所見を聞かせ下さい。

    ―― 回答:
    質問では「費用対効果は二の次」とされておりますけれども、9月議会での観光についての一般質問の回答は「費用対効果で判断するのではなく、金銭的なことは2次発生的なことである」と述べており、その様な回答はしておりません。
    また、事業内容においては、短期的に費用対効果を求めるにはふさわしく無い事業もあります。
    観光事業においては長期的視点にたって一つ一つ事業を積み上げ、幅を広げて総合的に評価することがふさわしいと思います。
    今は三宅町に多くの方が来ていただける様、地域のあらゆる資源の情報発信をしていきます。また、恋人の聖地に伴う住民参加というて事では、『あざさまつり」「三宅町あざさトキメキ婚」では、ボランティアガイドの方々に観光ガイドをしていただき、「第2回・第3回あったかもんグランプリ」では、屯倉あざさの会(婦人会・食生活改善推進員協議会・サパの会・おやじファーマー)により「屯倉鍋」で出店、「あざさまつり」「バレンタインデー前夜祭」では食生活改善推進員協議会がおもてなしの米粉クッキーやプチケーキで参加しています。

    また、物産・観光PRでは、「町イチ!村イチ!」「未来は元気フェスティパル」「日本の国のはじまり 源流シンポジウム」、「奈良大立山まつり」に参加し、商工会職員・地域活性課職員で地場産業商品や恋人の聖地をPRしてきました。この様に多くの住民皆様に参加、協力していただいております。

    三宅町には、観光資源として、太子道・古墳群・忍性菩薩生誕の地・あざさの花・「恋人の聖地」などがあり、これらを活かし全国に情報発信して行くことにより、多くの人に「三宅町」を知ってもらい訪れていただくことによって集客を図っています。また、「三宅ボランティアガイドの会」では「おもてなしの心」で観光ガイドをしていただいており、ここ数年、三宅町を訪れる人々が増加しています。そして、今後、観光客の増加により地域住民との交流を振興し、集客を図ってまいります。

    「三宅町をPRして多くの人に来てもらう。知ってもらう」といつも言われます。
    しかし『なぜ』という部分が弱く、『なぜ』が明確でないので具体的な目標が設定できないと考えています。
    明確な目標が無ければ、成功失敗の判断材料もなく、予算が有効に使われたのか、はたまた無駄遣いかどうかも判断できないと考えています。
    また質問してゆきます

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