【三宅の歴史が示す首長が変わった時まずすべきこと】7/5~10のダンマリ期間前に

首長の交代があり得る時期になると必ず挑戦者が言う言葉がある。
現職の方もこのキャッチフレーズで登場した。
「しがらみの無い人物」
「しがらみの無いクリーンな人物」

「それが今ではどうだ?」と言いたいのではない。

しがらみとは、悪い印象で語られるが、人と人のつながりだ。
小さな町・三宅から人と人のつながりを奪ってどうする?

しがらみ万歳である(大げさに言ってるぞ。ここだけ切り取って批判してくるな)

問題はそれに縛られて動けない事である。
舵を切る必要がある時に切れない事である。
しがらみの裏にいるというヤツが三宅の事を本気で考えてくれているなら私は許すが、裏にいるというだけで、どんなヤツかよくわからない。

しかし、裏にいてその姿を現さない者が、
ここに住む住民より三宅のことを知り、ここの住民より三宅での暮らしの事を、真剣に考えているなどどは想像できない。
表に出て来れないのは。出てきたら都合が悪いのは、一部の利益にしかならないことを考えているからではないか、と疑ってしまうのは当然のことだ。

三宅の事を本気で考えているのは、⚪︎⚪︎党でもなければ、⚪︎⚪︎会でもない。
だろう、三宅に住んで三宅で暮らしている住民に決まっている。自分の暮らしを守ろうとするだけかもしれないが、それで十分だ。
住民が自分の住む地域のことを考えないでいるなら、地方消滅となるしかない。
「地方消滅」の本を書いた人は、今度の東京都知事選の候補者になりそうですね

何が言いたいかというと、小さな町・三宅町で一番の権力者(町長)となると、しがらみが生まれるということだ。
そういう仕組み(システム)になっている、ということだ。
考えてみればこれも当たり前。
町で一番の決定権をもっている人物に、自分に有利な決定をしてもらいたいと思うことは当たり前の話だ。

なので、
首長に近づく個人・団体など全員を、いついつ、何しに来た、何人という情報をオープンにすること

「役所の入り口にガラス張りの町長室がある」というような話を聞いたことがあるが、比喩的な意味でも
「町長室は全面ガラス張りにすべきだ」
もしも(町長の)交代劇があるとすれば、すぐに「ガラス張りにしてくれ」と言いたい。

「〇〇という団体から、こういう要求があった」
「△△や▲▲の意見が出て、検討した結果、こういう条件を付けて認めた(認めなかった)」というように、来られた時の要望、その検討過程、そして結果。町民に公表することが望ましい。

「しがらみに足を奪われて動けなくなっていませんか?」
この問いは、町民さん全員にも言いたい。
「しがらみを気にしてもいい、でも自分の考えで動けないのは、苦しくないですか?」

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余談
しかし、
今回の首長選挙で、挑戦者は、「しがらみのない」「クリーンな」という言葉は使っていない。
そういった言葉を使っていないのは、現職にしがらみがないと思っているからではない。

物知りの住民さんがおられるので、あえては触れないが、しがらみといわれる関係は悪いイメージがあり、そういう考えは広がっている。

「安い外国製品でなく、多少値段が張っても国産のモノを購入しよう」

挑戦者の彼も知っている、まずは地元の企業に潤ってもらわないといけないことを。
「自治体を一つの国として考えよ、輸入が多い(町外から何かを買う。仕入れる)ということは、国内の(町内の)資金が流出していると考えよ」という、元鳥取県県知事の講義を我々議員は県から受けている。

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