H28.10.1 幼児園運動会(子どもを泣かす)

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朝から雨が降り、開催があやぶまれた三宅幼児園の運動会でしたが、ナイスジャッジで開催され、曇天とはいえ雨にぬれることもなく無事終了しました。

その日は、うちの妻が出勤という事もあり、娘の世話担当日でした。
娘は家での留守番も可能なのですが、「パパは幼児園の運動会を見に行くけど行くか?」と聞くと「行きたい」と意思表示をしたので連れてゆくことにしました。

運動会に連れて行くに際して、悩んだことがあります。
「議員として来賓席に招待をしてもらっていますが、娘を連れてその席に座らせてもらうかどうか」
普通に観覧席から娘と運動会を見ても良いとも思っていました。

出発前に娘に尋ねます。
「パパの座る席は、みんなを応援する席やから、みんなを応援できない人は入れません。みんなの応援できるか?」
「できる」
返事はいつも良いのですが、心配です。

少し遅れて娘と会場入りしました。
(「予定より開催が早まった」という方が正確かもしれません。とにかく雨のために延期するか開催するか寸前までギリギリの判断があり、予定もどれが正式のものだと言えなくなっていました。しかし目の前の現場第一の判断は正しいと思います)

受付ですぐに来賓席に誘導してくれましたが、娘の事があり少し立ち止まってもう一度考えることにしました。
「子連れで来賓席にゆくべきかどうか?」

まだ判断の付かないような年齢の子供であれば連れてゆくべき。
男女とも子育て中の人が議員になった場合、子どもがいるからと議員活動が制限されたりするのはいけません。
「森内も子ども連れていた」と布石を打っておくためにも、子連れで堂々と来賓席に座るべきと考えました。
しかし、うちの娘は小学四年生です。
4年生ともなれば、それなりの判断ができ、放っておいてもその辺でうまく時間を過ごしてくれる可能性が高いです。
本来なら来賓席につれてゆく年齢ではないと思います。
しかしうちの子は少し特殊な事情をかかえています。PDDです。

三宅幼児園で0歳児からお世話になりました。
その中で「なにか他の子と違っています」と先生からアドバイスをいただき、専門家のところで診断を得ています。
聞いたこともない言葉で、「なんじゃそりゃ」ということで、情報収集もしました。
「発達障害」
一般社会にも浸透してきている言葉ではありますが、教育現場でないとまだまだ知らないことから生じる誤解や偏見があるとも感じています。
ほかの幼稚園や保育園と比較したことはないのですが、三宅幼児園は課題をかかえる子供への取り組みには頑張って下さっているように感じています。
知識を得た目で子どもたちを見ると、少なからずわが子と同じようなに課題をもっている子供はどの年代にもいるように見えます。

話はそれましたが、結局、子どもを連れて来賓席から運動会を観覧させてもらうという選択をしました。

「この席から 運動会、よく見えるやろ~。 みんなを応援するためやで」
「この前を小さい子どもらが通ったら、拍手してあげてや。応援してあげてや」
「拍手してないで。応援してないで」
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そんな小言を言いすぎました。
だんだん娘は不機嫌になり、ついには泣きべそになってしまいました。

ゴメン。わが子よ。
しかし、わが子なりに頑張っている姿も見ています。
知っている子を見つけると大きな声援を送っていました。
リズム体操では、両隣の議員さんの手を取って一緒に参加しようとしていました。
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帰ってからしっかりと褒めました。
——

個人的なことを書きすぎましたが、公人としての議員の活動と個人のことの線引きは難しいですが、出来るだけケジメはつけたいと考えています。

0歳~2歳児は、運動会全体の半分くらいの出番で早く帰るのですが、下の子供たちの競技を3歳~5歳児が手伝うというのはとてもよかったと思います。
集団生活の場でしかできない体験を与える機会を作って下さっています。

参加型の競技で、主役の幼児園児の弟や妹と参加するお兄ちゃんお姉ちゃんの子どもチームを見ることも楽しみです。
心から応援したくなります。

わが子も、幼児園にお世話になっていた時には、先生たちに見守られながら運動会で頑張っていました。
それが今や4年生。子どもの成長は早いです。

参加させてもらった5歳児とのリズム体操。
隣の子どもと手をつないで踊りました。
終わって退場し別れるときに、「ありがとう。楽しかったよ」
と男の子に声をかけました。
立ち去ろうと背を向けた僕のところに、一瞬考えた後、その子は駆け寄ってきて
「こちらこそ、ありがとうございました」と言ってくれました。

男の子は、自分で考えて、あいさつするという行動を起こしました!
「上手にあいさつ出来るなぁ~ ありがとう」
なんと頼もしい5歳児!

今の三宅の子供たちのためにも、これからの三宅の子どもたちのためにも、
今できることを、しっかりと積み上げて行かないといけません。

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