H28.12.20 三宅町基本構想審議会 傍聴

今回(第三回)から傍聴可能となりましたので、傍聴に行ってきました。

この先、三宅町の最も基本となる目標である「基本構想」を決める審議会です。今後10年間はこの「基本構想」をもとに、具体的な計画が作られることになります。
こう書くと非常に重要なことを審議する会だとわかります。
しかし、あくまで目標なので具体的なことは、この「基本構想」をもとに「基本計画」が立てられます。

他の自治体のものですが参考のイメージ図をご覧ください。

今回の委員会で行っているのは、すでにあった「三宅町第3次基本構想」の見直し、となります。

なぜ見直しかといえば、第一回の議事録にこういう言葉があります。
「平成22年に策定した「三宅町第3次基本構想」は、計画の目標年数を平成32年度までとし、これに基づきまちづくりを進めてまいりました。しかしながら、平成27年に奈良県と協定した「まちづくりに関する包括協定」、今後、奈良県とともに進めていく「工業ゾーン創出プロジェクト」など、三宅町の土地利用の考え方が第3次基本構想との間に大きな違いが生じてきたため、現状に適した基本構想の策定が必要となっております。これらの状況を踏まえ、本町の将来展望及び構想を明確にするとともに、住民と行政が一体となってまちづくりに取り組むため、三宅町基本構想について、三宅町基本構想審議会条例第2条の規定に基づき、審議会にご意見賜りたく、ここに諮問いたします 」
これは新しい森田町長の発言ではありますが、予算は前年度の志野町長時代に確保されたもので、基本構想の作り直しは前政権から継続されたものです。
第一回、第二回の議事録および資料はこちらをご覧ください。

「日本出版」に業者委託しています。
住民さんへのアンケートとこの審議会での意見を元に、基本構想を策定してゆくはずです。
アンケートの結果は、前回(平成22年度)にとったものとあまり変わらないのではないかという気がします。
今回傍聴した時に、参加者から意見があったように、
PDCAサイクルをちゃんと回して欲しい。立てた目標が達成されているのか検証して、次に活かすようにして欲しい」
その通りです。
しかし、通常10年に一回の作業です。一期(4年)の首長ではこの作業はない場合があります。2期(8年)でも基本構想を策定することがないかもしれません。
10年間の計画なので、次に作成するときは政権が代わっているかもしれません。今回の作り直しは志野政権下で作られた計画の練り直しだったので、志野さんの指示の元の方が、直すべき点をハッキリ押さえられたかもしれません。この辺りは担当課がしっかりとを押さえてくれたのでしょう。
またアンケート結果を参考にするということですが、不満点や不足点を補う計画を立てるのか、それは三宅の地では望んでも得られるものではないのか、以前に立てた計画の成果があったのかなかったのかを精査することからしか、実のあるものは出来ない気がします。
なにしろ10年に一回のこと、よほど注意して準備してから「基本構想」を練らないと、総花的なものにしかならない気がします。
難しいです。

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