H29.3.13 定例議会 総括質問と一般質問

3/13は、総括質問と一般質問が行われました。

森内は、両方質問しました。
質問内容を掲載しておきます。

「議案第12号 三宅行政組織条例の一部を改正する条例の制定について」

今回、「みやけイノベーション推進部」を新たに作られました。
「特定の部に所属しない独立した組織を設け、部横断事業の政策推進を担う」
「縦割り文化を弱くする」ために組織再編、部の数を減らして「シンプル化」
「さらなる住民のサービスの向上、効率的かつ効果的な行政運営のために」
ということで、とても良いと思っています。理念通りにいくのであれば。

そこで質問です。
1.
みやけイノベーション推進部の動きとして、容易に想像できることの一つに、
部署ごとに、さまざまな法律や規則があって、いちいちクリアーしないと前に進めないのでは、ということがあります。
「あきらめてくれ」と担当に言われ、出来ない理由を町長に説明に来るのでなく、「他の自治体ではこうやって乗り越えたという例があります、なぜ三宅ではできませんか?」と、他の部署と喧嘩するぐらいの部になって欲しい。
そのためにも、新しい部の職員さんに限りませんが、職員さんの知識やヤル気のレベルを上げることは、今回の組織改正を成功させる一つだと考えていますが、なにか考えておられますか。

2.
また想像できることとして、
職員さんは、決まりや規則、前例に従って動くのが普通です。
新しい取り組みには、決まりや規則、前例がない可能性が大いにあります。
その場合には、最後には、「私が責任を取る」という政治的覚悟も必要かと考えます。そのあたり町長のお考えはいかがでしょうか。

3.
部横断的な政策として、格好の材料があります。それは「恋人の聖地事業」です。
現在は前政権からの続きで、観光という視点しか当たっていませんが、その視点だけでは三宅町では行き詰まります。
恋人の聖地に反対する人の意見も、「三宅のどこにロマンチックな景色があんねん」という観光という面からしか見ておられない。

恋人の聖地プロジェクトのサイトには「少子化対策と地域の活性化への貢献」とうたわれています。
「恋人の聖地・三宅町は、若いカップルを応援します」とかかげ「少子化対策」事業をすれば、恋人の聖地プロジェクトの方で宣伝してくれるでしょう。

また、三宅町が恋人の聖地として認定されたのは、風光明媚な景色が存在するという理由ではなく、男女の愛・家族の愛がうたわれた万葉集が三宅に残っているという歴史の重みが評価されたのです。
三宅に来て、万葉集の時代からある男女の愛や家族の愛に想いをはせることもロマンチックだということです。
「故郷の歴史」という点からスポットをあてれば、「郷土愛を育む」という教育面からも、恋人の聖地へアプローチし利用することが出来るはずです。

部横断的な政策としては格好の材料だと思いますので、「恋人の聖地事業」を、「みやけイノベーション推進部」の事業とすることを提案しますが、このことについては、どう思われるでしょうか。

続いて森内の一般質問です。

以前の議運の報告時に掲載していました。
こちらをどうぞ

それで理事者側からの回答ですが、志や意気込みをきく質問なので、「検討します」とかいったもので、あえて記載しなくてもと思っています。
(あ、議員がさぼっとる、と指摘するところです;;)

森内の問題意識としては、総括質問は、
組織体制の変更について「入れ物を変えても中身(人)が変わらなくては、という想いです。
職員研修や実習なんか、職員さんが自主的に行きたいというものはもちろん、町長の想いに近い講演や研修には、職員さんに『ぜひとも聴きに行ってくれ』というようなこともして欲しい」そういう気持ちです。(私は職員さんにボランティアで行けとは思いません。業務として行ってもらってOK。ただし結果を町内に示して欲しい)
「恋人の聖地事業」については勢いで付け足した感じです。
以前(前政権下)であれば「関係ない事聞くな」と却下された部分であった可能性大。
「三宅町が恋人の聖地として認定されたのは、風光明媚な景色が存在するという理由ではなく、男女の愛・家族の愛がうたわれた万葉集が三宅に残っているという歴史の重みが評価されたのです。
三宅に来て、万葉集の時代からある男女の愛や家族の愛に想いをはせることが出来る整地。それもロマンチックだということです。」

この部分は「無いものねだり」でなく、三宅での「あるもの探し」で見つかったものです。

万葉集に、三宅という地名と共にオカンが「あんた、どんな子と付き合ってんの?」と心配している歌があります。
そして「あざさの花を髪にさした子やねん」という返事。
こんな会話を歌にしたものが万葉集にあるんやで~三宅という地名とともに。

こんな親の気持ちは、1300年の時間を超えて、現在もあるでしょ。スゴイことです

子育て対策の宣伝、若者の移住促進、住民の社会教育などで、使い尽くせる格好の材料です。
「新しくて古い」「古くて新しい」「目で見るのでなく、心で見る三宅のロマンです」
町長のよく言う「奈良県一面積の狭い町は、全国一住民が幸せな町です」というコンセプトとの親和性も高いと感じます。

「恋人の聖地」を年間約16万円で「三宅町の若者いカップル支援の政策」を宣伝してくれるツール(道具)と考えれば、利用し尽さない手はありません。
「カップルが子育てしやすい町・三宅」の宣伝ツールです。
「住民に知らせず勝手に行政がやった」という反省点は重々反省した上で。
恋人の聖地を辞めようかなと考えるきっかけとなるのは、恋人の聖地事務局から「そんな三宅ばっかり宣伝できませんよ」と怒られたときです。

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