H290820 観光について【初のタウンミーティング】

8月20日 日曜日の10時から三宅町初の町長と住民さんが語るタウンミーティングがありました。
参加者は60名くらいでしょうか。

・テーマが観光と限定されていたこと。
・質問を紙に書いてもらい、事務局側で選別する作業があり、時間が間延びした感じがあった

とはいうものの、
第一回ということで、どんなことになるのかと心配していましたが、
住民さんの意見・発言に、三宅愛が感じられ、非常にうれしく感じました。
課題もいろいろとありますが、こういう機会はどんどんと持っていただきたい。
ウチラの町をウチラの一番の偉いさんと考える、郷土を思う心が育つ仕組みの一つだと思います。

進行として、まず、町長から「観光。今後の進め方について」と町長から説明がありました。

そこで聞いたことをまとめてみます。
(森内の解釈を入れつつですので、町長の思いと少しズレはあるかもしれませんが大きく外れていないと思っています)

話の結論から書きます。
その結論は、それだけ書くと、突拍子もない感じがしますが、全くもって正しいと思っています。

ただ、結論が、なぜそうなるのか分かりにくいということがあって、町長の話は順を追ったものでした。
順を追って説明したので、逆に結論が見えにくくなったという印象がいなめません。
ここでは結論から書きます。(町長は確かにこういうことを言った)

観光地として新たなものにコストをかけるのではなく、
観光資源(三宅の自然、文化財、農作物、産業)、これらのものを使ってタウン・プロモーションをしてゆきたい。
一番のプロモーション(宣伝)は住民さんの口コミだ。
なぜ、タウン・プロモーションするのか、それは、
「知ってもらって、訪れてもらって、住んでもらう」
三宅への定住につなげるためだ

奈良県磯城郡三宅町マンホール

2016三宅小学校運動会


三宅町組織図2017年4月現在



森内一言
「とにかく三宅も有名にならないといけない」という話は、住民さんからもたくさん聞きますし、
行政の施策でもそのようなところを目指すものが、いくつもありますが、
しかし、名前を売ってどうする、というところがゴロリと抜けています。

全然知られていなくても、三宅に住む人たちが、幸せを感じていれば十分です。
学業や仕事のために他の地域に住んだとしても、子供ができたりなどライフステージが変わったときに、三宅に戻ろうと思ってもらえる、それでOK。
急激に人口が減ることはないでしょう。

定住といえば、他地域から人が住み着く引っ越しによる転入(移住)を思い浮かべるかもしれません。
それもそうですが、
そこに住む人が、そのままそこに住み続ける(外へ出ていかない。出ていったとしてもまた戻ってくる)
これも定住です。

定住してもらうには、三宅のファンを作ること。
そして一番のファンは、三宅に実際の住む人々であらねばなりません。
子供たちも含めた住民さんの郷土愛を高まる仕組みを、どんどん、されど地道に取り入れやっていく必要があります。

だからタウン・プロモーション。
だからイベント。
だから観光。なんです。
子供たちも含めた住民さんの郷土愛が高まること。
具体的にどういうことをすれば、郷土愛が高まるのかはまた別に考える必要があります。


森田町長のプレゼンテーションまとめ。

    現状と課題

  1. 町の観光資源(太子道、古墳群、グローブ、忍性さん、万葉歌碑、あざさの花、恋人の聖地など)
  2. 町自体の認知度が低い(三宅町ってどこ?)
  3. 小さい町でコンパクトな観光ができる。歩いて周れる範囲に様々な観光資源があるが生かし切れていない。
  4. 情報発信ができていない。戦略的PRがなされていない。
    職員および住民にも、観光資源をどういかしていったらいいのかわからず、観光という意識が希薄。
    有名な資源3つ

  1. 太子道(聖徳太子):腰掛石、矢じりの井戸、接待の絵馬、屏風という地名の由来(元祖おもてなし)⇒忍性さんの精神(生誕の地)、毎年1000名近くの人が太子道に訪れる(三宅ボランティアガイドの把握する数値)
  2. 三宅古墳群:考古学ファンが注目、まだまだ謎の多い古墳群。瓢箪山発掘事業の現地説明会に一日で500名の人が訪れる。
  3. スポーツ用品の町:グローブ生産が町で始まって2021年で100周年。それに向けて伝統工芸品にむけて指定にむけて動いている。
    ふるさと納税の商品としてもグローブは断トツの人気

観光の定義(観光旅行として、旅行者、旅行会社に対して、歴史文化自然景観などの遊覧資源が整備されており、交通機関や宿泊などで観光客の受け入れをできる地域をいう)
⇒ 観光と三宅は今は言えない
(観光資源を積極的に整備を行っているわけではない。また泊まれる施設もない)

町の今後の方針として、
積極的に、観光として、おカネを投入するのでなく、
観光資源をいかしながら情報発信に努める。

新たにお金をかけて整備するのでなく、
今あるものを使って、三宅町を知ってもらう取り組みを進めてゆく。

・費用対効果を考える
(恋人の聖地事業は年間16万円の費用。15万部以上の印刷物に三宅が掲載される。これを使用して三宅町の魅力を全国へPRする)
・効率的な広域的な取り組みに参加
(桜井、天理、磯城郡三町のヤマト歴史読本)
・協働の取り組みを実施する(住民さんと行政で、三宅を作り上げていきたい。アイデアも欲しい)
・現存する資源を最大限活用する

自然、文化財、農作物、産業 これらのものを使ってタウンプロモーションをしてゆきたい。
タウン・プロモーションは、魅力を発信して三宅町を知ってもらうために行う。
知ってもらってどうすんの
⇒ 
地域住民の愛着度の向上(いわゆる郷土愛)
地域の売り込み、知名度の向上、イメージアップ
※住みたいまちランキング(前ディアに取り上げられ、住んでいる住民も町の魅力に気づく)

一番のプロモーション(宣伝)は住民さんの口コミだ。

知ってもらって、訪れてもらって、住んでもらう
三宅への定住につなげていきたい

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