本当にわかりません。
どういう考えや、価値観、気持ちなのか、わかる人は教えて下さい。
想像もしていなかった議員になって、3年目ではありますが、まだ一期目(一期4年)のワタクシ。
「議員とはなんたるや?」 そんな疑問を持ちながらいます。
この疑問に答えるためには、常日頃より、
議会や議員についての本を読んだり、他の議会、他の議員さんがどんなことを考えているのかを知るように、アンテナを張っています。
そこに上記のような記事を目にしました。
御所市(「ごせ」市と読みます。奈良県外の人には難読かも?)議会の議長さんが、自ら議員辞職したという。
“会議案 第5号 御所市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について”
平成29年12月20日 原案可決(御所市のHPより)
この議長さんが、みずから議員辞職する経緯を新聞記事から読み解くと下記のようになります。
1. 「議員の定数を削減する条例」が可決されたという。(現在定数15人を平成30年4月選挙より13名とする内容の条例)
2. 可決される過程、採決の段階で 議長を除いた14人の賛成反対が、7対7の同数になり、議長採決ということになり、議長さんの賛成で可決された。
3. そこで「議員の仲間をまとめなくてはならないが、仲間を二分してしまった。その重みは重大」と、自ら議員を辞職したという。
まったくわかりません。
議員の間の意見が分かれることなど、普通ではないのだろうか??
この辞職理由だと、議長の考え方がどうであれ、
「議員同士の意見が真っ二つに別れた時点で、議長は議員辞職」
ということになります。
おかしくないですか??
議員定数を削減する条例なので、「議員定数を削減することは、住民さんの利益にならない」と思いつつ賛成したのであれば、辞職ものではあるが、そんなことないでしょう。
世の中の傾向は「議員なんか要らない」のはず。
「議員定数を削減することが本当に住民のためになると思ってるのか??」と、多くの住民さんから猛反発があれば、議長の自らの辞任もが理解できるが、辞職議長はそんなコメントはしていない。
「議員としては、議員定数を減らすことは当選する確率が下がるから、やりたくはないが、住民さんの事を考えるとやらなければならない。しかし、他の議員に対して、当選確率を下げた事は申し訳ないので、自ら辞職しておこう」ということなのかもしれない。
これって、どっちを向いた政治をしているのでしょうか。
議員たる者、向く方は住民さんの方に決まっていますので、この考えも違和感があります。
「オメー 議員の人数減らしやがって~ 次の選挙でワシが当選せーへんかったら、オマエ責任とれよぉ~」と、大御所のセンセイに怒鳴れ、
ややこしいので
「それでは、責任とって議員辞職しますわ」とサッと辞職して、次の選挙(平成30年4月28日)に再び立候補、なんて作戦じゃないのか??
と、へなちょこ弱小新人議員のワタシなど想像してしまいます(苦笑)
しかし、この想像は御所市議会に失礼すぎます。
これらの不思議な想像をしてしまうくらい、この議長の辞職の理由がわからない。
もし、三宅町議会で、議員間の意見が真っ二つに別れ議長裁決になって、議長が「ゴメン意見をまとめられなくて議員辞職する」なんて言い出したら、
道理が違うと全力で止めます。
道理自体がわからない人であれば、そんな人を議長に選んだ三宅の議員さんたちのレベルの低さを、このサイトで愚痴るでしょう。
この新聞記事で、町長のコメントは、
「私に対する2枚目のイエローカード(警告)と考える。前議長(辞任した議長さん)は、体を呈して喝をいれて下さった」と表明し、
「職員定数削減案や懸念課題について3月議会に報告します」とあります。
これもよく意味がわかりません。
一枚目のイエローカードは、「議員の定数を削減する条例の可決」で、二枚目のイエローカードが、議員辞職、ということでしょうか?
それとも、この一件より前に、他にも警告があったのでしょうか?
二枚目のイエローカードが出てやっと、「行政改革を考えなければならない」と考えたという事でしょうか。
なにか行政改革を拒む闇の力みたいなものがあるのでしょうか??
「議会が、定数削減出来ないのに、職員の定数を削減できるわけないやん~」と理事者側が議会とカケヒキをしていたのかもしれないと、想像できる発言だと感じました。
しかし、そんなことを首長が言うはずもありません。
しかし、スッキリしないニュースです。
政治の世界は私の感覚にはあわないんだろうなーと思わずにはいられません。
一期目の新人にはわからない深い世界なのかもしれません。
↓↓↓↓↓理解できない記事の前の記事。↓↓↓↓
「やるなー」と思っていただけに、後日のニュースへの違和感がテンコ盛りです。
2018年1月3日奈良新聞より
その後のニュース
引責辞任された元議長さんは、市会議員選挙には立候補もされなかったようです。
政治の世界なんかでやってられるかーという想いだったのかもしれません。
(これは分からなくないです)
御所市議選 告示 14人立候補 人口減少対策など訴え /奈良毎日新聞
2018年4月16日 地方版
任期満了に伴う御所市議選(定数13)が15日告示され、現職10人、新人4人の計14人が立候補した。党派別では公明1、共産2、幸福実現1、無所属10。各候補は雨の中、人口減少対策や地域活性化などを巡り、街頭で訴えを始めた。
期日前投票は21日までの午前8時半~午後8時、市役所別館の入札室で。投票は22日午前7時~午後8時、市内17カ所であり、午後9時から市立御所小体育館で即日開票する予定だ。
14日現在の選挙人名簿登録者数は2万3420人(男1万890人、女1万2530人)。【稲生陽】
◆立候補者(届け出順)
御所市議選(定数13-14)
01 山田秀士 35 無現 介護タクシー運営▽団体事務局長
02 生川真也 38 共現 [元]建築業▽党地区委員
03 中谷文雄 60 公新 党副支部長[歴]印刷会社員
04 小松久展 65 無現 [元]建設会社役員[歴]自治会長
05 斎藤聡 48 無新 学習塾経営[歴]市PTA連会長
06 竹村正弘 63 諸新 関電パート社員[歴]関電社員
07 南満 42 無現 婦人服販売業[歴]学童保育指導員
08 川本雅樹 65 共新 一級建築士▽党県委員[歴]県職員
09 武藤公介 68 無現 行政書士▽保護司[歴]市水道局長
10 池田靖幸 59 無現 自治会長[歴]市PTA連会長
11 松浦正一 69 無現 履物材料販売業▽寺院檀家総代
12 杉本延博 46 無現 [元]県議秘書[歴]会社員
13 川田大介 43 無現 会社員
14 安川勝 78 無現 茶販売業▽県相撲連盟顧問
参考に
http://go2senkyo.com/articles/2013/11/28/4406.html
●●【検閲】なんですよ、御所の市議なんて、自分の事しか考えて無いんですよ、ロクな議員いませんよ。
2019年04月07日の 奈良県議会議員選挙 御所市選挙区に、
この元議長は出られました。
私みたいな議員でも知っているウルトラスーパー大ベテラン議員さんとの一騎打ち。
大ベテランやはり強しの結果だったようです。
「ロクな議員がおらん!」という愚痴をよく聞くのですが、私もよく分かります。
「なにやってんだろう議員さんって?」というのは、私の立候補した根本にもありますので。
「自分が選挙に出る」あるいは「この人という人を推薦して挑む(立候補の用紙にちゃんとあります)」という方法があります。
地方議員の世界は・・・・・・・・
「なまけものの楽園」と言われている人もいますね。
(「卜ンデモ地方議員問題」より一部紹介)