H30.11.25 複合施設について タウンミーティング

複合施設 タウンミーティングでの配布資料20181125

参加者は20名ほどで、傍聴は、議員のうち半分ほどと、役場の職員さんが各課から来られていたように思います。


「借金をして子どもたちに付けを残すのか」と紋切り型(誰でも言える形)の問い合を投げかける方がいますので、ここで回答しておきます。

「もちろんです。今の子ども世代の者が大人になった時に負担してもらいます。なんってたって、彼らにとって有益な施設をつくるからです。今も含め将来の町民さんのための施設ですので」
問題は、後世に回すツケをいかに減らすか、という話です。
後世にツケを回すほどの値打ちもない施設なら立てない方がマシです。
が、そんな施設を建てる気は役場にも議員の私にもサラサラありません。(そのためのワークショップを町は熱心に重ねています。外注のファシリテータの力を借りているとはいえ。)
その基準(値打ちがあるのかないのか)をどこに持ってくるかの話です。


「こんな時代(※1)にハコモノ?」という疑問には、金銭的な話をキッチリとしておかないといけません。
「一切オカネを使うな」という話しでなく、「無駄なく無理なく使う」という話が必要です。

1.「過疎債を使う」という話も一つ。

2. 長期的な公共施設の管理にかかる費用の話。(「公共施設管理計画に基づいて」という話)
(20年、30年先を見越して、新しい施設を建築することと、現状の古い施設を使い続けることのコスト的な比較)
※「公共施設の管理計画内の費用の試算に間違いがあった」という話はこの部分。
公共施設の維持管理費を見積もった年間の維持費が2億ではなく16億ほどであった。
当初の公共施設の管理計画の結論は、
「三宅町では公共施設の総床面積を減らすことはできない。なぜならば、すべてが必要不可欠な施設であるから(しかも維持費が年間2億ならなんとかなりそう)」でした。
が、
「見積もった年間の維持費に誤りがあってもこの結論のまま行くんか?」という疑問が生じます。
もしかすると、「維持費がかかるので、どれもが必要な施設ではありますが、将来的に〇〇施設を廃止します」という結論に変化することはないのか?ということになります。

3. ランニングコストは、庁舎やあざさ苑から推定すると 〇〇円くらいと推測できる(今回の資料にもあり)
だが・・・(ここから重要)
「「自然エネルギーを効率よく利用して熱循環をさせて・・・・」従来予想されるランニングコストより押さえます」と、
具体的なランニングコスト抑制策があればいいのですが・・・
そういった知恵はないものですかね??

4. あとは中身の話で、「どんな機能を入れて、どんなふうに住民サービスが向上されるか」という話。
(この部分が一番、外注をかけてワークショップを開催して、力をいれて話があったところ)
当然です。
建物が出来ても、住民さんが使わないようなものではまったく無意味です。
建てない方がマシの施設です。
「どうやって使う?」
「どうやったら使ってもらえる?」
「どうやったら、他の住民さんも来やすいかな?」
こんな話を何回か、住民さんが真剣にしています。

この後には、住民さんから出たアイデアを、どういうふうに建築物としてデザインしてゆくのか(どう【造形物】として形にしていくのか、建築デザインの話しになっていきますが、それにはオカネの話がついてきます。


※「役場の建物の前に建てたら役場が見えにくくなる、なんとか考えろ」という意見が多いので、新しい建物の形を考えるいう町長からの説明がありましたが、
私は、「役場は町の顔だから」という考えは、役場関係者の固定観念のタマモノとしか感じません。
「役場本体が、見えにくくなってもええやん。『そこに人がいる派手なにぎやかな建物が見えるでしょ。その建物の隣の地味なのが役場です」で、どこに問題があるのかわかりません。

しかし、こんな意見は少数のようです。
視認性(見やすさ)という言葉を使っていましたが、新しい建物の可能性を削ってまで、今の役場の視認性(見やすさ)を保つ必要が理解できません。
役場前の建物が目立つのであれば、相対的に、役場本体のわかりやすさもUPです。


※1 「こんな時代」とは、
今以上に少子高齢化し人口減少し、働き手はどんどん減り、経済発展も見込めない時代。
(時々、いつの時代の話? 「戦後の復興期の日本?」「バブル期の話?」その再来を想定してるの?と、耳を疑う話を聞きます。それは、夢です。まさに泡のような話です)

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