H31.3.22 最後の本会議終了

4年の任期を終える最後の本会議が終了しました。
4年の任期のまとめはまたの機会にして、この本会議の内容をまとめておきます。

この3月議会のメインは、次の期(H31年4月からの一年間)の予算の審議です。

やはり目玉は、複合施設にからむものです。
4月から、運用の方法と建設前の設計に着手します。

運用の方法を今から考えるというのは、評価出来るのではないでしょうか。
住民さんも巻き込んで、建ったあとの運用をどうするかを考えたいということです。

過疎に指定されて過疎債が使える間に使って、古い中央公民館をつぶして、新しい建物を建てておこう、というものです。
すなわち、有利な借金が出来るあいだにやりたいことをやる。
ということです。総額は約7億円と推定されています。

「住民が世代を越えて集える居場所作り」と掲げられており、基本構想のすべての分野にまたがった目標(すなわちすべての課に関わる目標)になっています。
大きな、そして新しい事業の陰に隠れて、毎度、国や県からの補助金頼みで、予算では計画を建てるものの縮小している道路整備等の事業があることを忘れてはいけません(あれもこれも出来ないので優先順位を下げられた事業があり、本当に大丈夫かというのは、アンテナを張っておかないといけません)

三宅町複合施設の整備についてのタウンミーティング
平成30年11月25日(日) 午前10時より 「三宅町複合施設の整備について」開催されたタウンミーティングで配布の資料から抜粋

新しい予算案は、賛成多数で可決されましたので、それに基づいて、4月から事業が開始されるということになります。
一点だけ、私がどうしても賛成しがたいものがありましたので、記載しておきます。

金額にすれば、たいしたものではありません。
たいした金額でないからこそ、賛成しがたいとも思います。
年間およそ10万円ほどのものですが、ある町が所有する土地を貸し出す、というものです。
面積でいうと、100㎡ほどでしょうか。それよりも狭いかもしれません。
少しでも「町としての自主財源を確保したい」という考えのようです。
この考えを否定するつもりは、まったくありません。
しかし、
「その土地が、特定の個人から貸し出しを強要されていた土地だとしたら?」
「自治会から、迷惑になるので車を止めないでくれと個人に向けて言われている土地だとしたら?」

そこを貸し出すことは、「俺は借りてんねん」と、町が個人にお墨付きを与えることになります。(もし貸し出すということになれば、その個人は前にでてこないと推測します)

そうでなくても、「町政の裏には黒幕がいる」というようなことがささやかれる三宅町。
「個人が強烈に使用させろ」と知っている人は知っている場所を、そんなふうに「少しでも自主財源を確保したい」というようなゴモットモな論理を振りかざして、たかだか年間10万円で貸し出すというのは、どうかしています。

いわくつきの土地だという経緯を知らないのでしょうか?
信用や信頼をたかだか年間10万円ほどで売り払うのは、自主財源以上の大事なものをなくします。
(優秀な)人材が一人雇える最低でも年間300万円くらいの金額をとるなら反対しにくいですが、年間10万円という設定はダメです。

貸し出すけど「子供たちの通学路に面しており、安全を考慮すると駐車場としての使用認めない」という要項をつけるとか、
貸し出す場合は、細心の注意と公明正大でオープンなやり取りが必要な場所であることを記しておきます。

その他、来期からの事業は別に記します
こちら

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