過疎地域に三宅町が指定される!(書きかけ)

2017年2月の新聞に、三宅町が過疎地域として認定されたと新聞に載りました。
過疎地域に三宅町が選ばれる

ビックリされた方も多いのではないかと思います。
私もビックリしました。なので、調べたり説明を聴いたりしました。

1. まず、知っておいて欲しいこと、
「はい過疎になりました」と言って申請するものではなく、ある条件を満たせば国から認定されるということ

2. ではその条件は?
新聞記事には「中長期にわたって人口が減少し、自治体の財政力が低下するなど一定の条件」とあります。
「人口が減って財政が減って」と危機的な状況を想像します。
実際の条件で三宅町が当てはまったのは、
人口「平成2年の国勢調査人口と平成27年の国勢調査人口による人口減少率が0.21以上であり」かつ、「平成25年度から平成27年度までの財政力指数の平均が0.5以下」という条件です。

※人口減少率:(減った数 ÷ 初めの年の数(H2年の人口))
※財政指数: 高い方が財政に余裕があることになります。
ちなみに平成27年度の財政指数は、奈良県0.41、奈良市0.75 大和高田市0.47 大和郡山市0.69 天理市0.57 橿原市0.69 桜井市0.52 五條市0.35 御所市0.40 生駒市0.80 香芝市0.67 葛城市0.54 宇陀市0.31 山添村0.29 平群町0.49 三郷町0.47 斑鳩町0.54 安堵町0.35 川西町0.48 三宅町0.29 田原本町0.55 曽爾村0.12 御杖村0.11 高取町0.32 明日香村0.24 上牧町0.46 王寺町0.64 広陵町0.59 河合町0.52 吉野町0.25 大淀町0.44 こんな感じ。
三宅町は、H25~27年の三年間 0.29のままで変化なしです。
(磯城郡の3町では田原本町のみ0.5以上。近隣では斑鳩町、広陵町、河合町が0.5以上ですね)

つまり、
「財政的には、H25年からH27年の三年間の間に急激に財政が悪化したのというのではなく(もともと良くなかった)、この20年ほどで人口が激減したために過疎地域認定された」
ということになります。

この何年間で財政が急に悪くなったわけではないので、ひと安心かもしれませんが、自主財源を確保する有効な手立てが打てなかったということでもあります。
さて、となれば人口が問題ということになります。
「もともと財政基盤が弱く、このまま人口が減り続ければ、過疎となり、自治体が立ち行かなくなる可能性が高い」という理解でいいのではないでしょうか。

対策はどうする?! の前に、
3. 国から「過疎地域」に認定されてしてしまったら何があるのか?

過疎認定の詳細

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