チョー要約「三宅町 高齢者福祉計画 第6期介護保険事業計画」

三宅町 高齢者福祉計画 第6期介護保険事業計画
6月の定例議会が終わったので、近隣の方々に報告会をしたいと準備をしていますが、どんな話をしたら良いのか考えており、配布できる後援会便りの作成に急いでいます。
一般質問で三宅町の未来を質問すると出てきた「三宅町 高齢者福祉計画 第6期介護保険事業計画」
タイトルからして非常にハードルの高い読み物ですが、三宅町の未来の姿があるということで、ザーと読んで、チョー簡単にまとめてみました。

まず、介護の世界がどうなっていくのかを予備知識。この本(資料)の背景として国の動きを知っておいて下さい。
介護保険を破綻させない(持続可能性を図る)ためです。

  1. 低所得者に対しては保障を厚くするが、その一方ある程度、収入のある人には負担をしてもらう
  2. 国は、介護保険給付を受けられる介護状態のハードルを上げる
  3. ハードルを上げたので、そのハードル以下の人は、介護予防ということで、それぞれの地域で取り組みなさい

そして、
「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築をめざす」
ということで、介護の主体は、それぞれの地域が行うというふうになってきます。

では、
ここで知りたいことは、「三宅の未来像」だということを頭に入れて、チョー要約「三宅町 高齢者福祉計画 第6期介護保険事業計画」いきます。

  • 上の背景のもう少し細かい説明
  • この計画(第6期介護保険事業計画)は、三宅町第三次基本構想の中に含まれる
  • 三宅町の現状把握(高齢者の状況、年齢、ニーズ)
  • 三宅町の将来予想(高齢者の増加、認知症の数、ニーズ)
  • 平成29年度末までにやるべきことがある「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」
  • 介護サービス別、利用者数の変化
  • 介護保険料の見込み金額など
  • 介護予防事業について
  • など

です。
はっきり言って、私には三宅の高齢者福祉についての具体的な未来像はまったく見えませんでした。
_| ̄|○
お題目が書かれているだけです。
『日常生活圏において「医療・介護・予防・住まい・生活支援」が切れ目なく有機的かつ一体的に提供される仕組み』を、関係団体と連携して『誰もがいつでも安心を感じられるまちづくり』をします。
といわれて、文章の意味はわかりますが、具体的にどうすんの? と頭の中が?でいっぱいになります。

下線部追記(2015-06-23)
ニーズ調査も行われており、その結果を受けてこんな結論を導いています。
事業への反映:
地域支援事業による介護予防の推進・包括ケアシステムの推進/高齢者福祉サービスの推進
健康づくりの推進
認知症施策の推進
当たり前やんけ!! ニーズ調査の必要あったの?? だから具体的にどうすんの??
と叫びたくなります。(議員らしからぬ発言。取り消しさせていただきます。苦笑)

三宅町が、三宅町社会福祉協議会(三宅町社協)に委託した地域包括支援センターが中心となり、役場内の長寿介護課と連携をとり、この事業を行ってゆくのだ、ということはわかるのですが、具体的な未来像は、私には見えませんでした。

具体的なこと(というより具体名)が書かれている部分があったので追記しておきます。具体名というだけで、「で、どうすんねん?」という疑問が残るので書いていませんでしたが、せっかくなので載せておきます。
・保険・福祉医療の連携の強化として、国保中央病院や磯城郡内の開業医とケアマネージャーが連携を取り必要なサービスがスムーズに受けられる体制づくりに努めます
・地域包括支援センターが核となり、地域住民による主体的な健康づくりの促進、健康・食に関したサービスやボランティアの育成に努めます。(H27年度から三宅町は三宅町社会福祉協会に地域包括支援センターの業務を委託しています)
・あざさ苑を中心として、日常的な健康づくりの活動を支援していきます。

地域包括ケアシステム

「残念な資料です」とこの超要約を終わってもよいのですが、自分が地域包括支援センターの立ち上げ職員として、これを渡されたら何をするかを考えてみます。
三宅愛のなせる業だと自分で言っときます(苦笑;;)

まず、この資料に書かれている通りにやれと言った上司を呪います。
(冗談です。が、どうしたらいいですかと相談するでしょう)

まずは、住まいが中心だと思うので、それぞれの自治会にコンタクトをとります。
そして、それぞれの地区の現状を聞き取ります。
また、実際に訪問活動をやってくれている友愛チームにもコンタクトをとります。
そこでも、地域包括ケアシステムの全体像をお話して、それぞれの地域包括ケアシステムでの位置づけを理解してもらって、今後も協力してもらえるようにお願いしたり、友愛チームとは一緒に訪問させてもらったりと交流するところから始めるかなと思います。
役場の長寿介護課も重要なポストなので、どうやって巻き込むかも考えると思います。

どうなる?!三宅町の高齢者福祉

この冊子、「くらし創造部 長寿介護課」編集となっています。
興味のある方は、もらえるか尋ねてみて下さい。
0745-44-2001(三宅町役場)

One thought on “チョー要約「三宅町 高齢者福祉計画 第6期介護保険事業計画」

  1. 一晩寝て、ハッと思い出したことがあります。

    「そういえば、ある組織の立ち上げ時に、具体的なメンバーがすでに決まった計画を作って公開していたことがありました。
    その計画を見たあるグループの代表者が『わたしは何も聞いていないのに、なぜ構成メンバーに勝手に入っているのだ』と最初から最後まで主張されたようで、結局、その組織に加わって欲しかったグループだったのですが入ってもらえなかった」
    こういう経験を思い出しました。
    計画書には、具体的なことは書いてはいけないのかもしれない・・・・

    とにかく立ち上げというのは大変だ。
    軌道にのるのに順調に行って最低1年。安定し出すまでは2,3年はかかるのは普通のことだと予想されます。

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