( ..)φメモ「子供を守るために大人にできること」

議会事務所に毎月来る「地方議会人」より

虐待から子供を守るには、虐待に至った親を責め、虐待は取り締まりや監視でなくなると考えるのはあまりに短絡的。
逆効果にもなりかねない。
なぜなら、虐待は親子関係の極端な悪化であり、なんとかよく育てようとするがうまくいかないことで悪循環が起き、エスカレートした結果であることが多い。
にもかかわらず、(親を責め、取り締まりや監視を強化することは)親を追い詰め、殻を閉じた状態で孤立した子育てにつながるからだ。

虐待防止は、子育て支援で、“親子と”つながり、孤立を防ぎ、温かい支援で包むことを基盤にしなければならない。

子どもが小さいころできるだけ積極的に子育てを手伝おうとかかわっていた時に感じたことは、
「これはツライ修行みたいだ、言葉は通じない。相手は本能のままに泣き暴れる。どうしったらええんや?!」
「今より若い時にこんな環境に置かれたら耐えられなかったかもしれない(結婚、子供の誕生が遅いほうでした)」
そんな実感があります。
「虐待するなんて親失格やな」など、よく聞く世間の男性の声には、
「そんな言葉で言うほど簡単なもんちゃうぞ」といつも違和感を感じます。

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