公務員の「異動」の教科書 より

引き継ぐべき文章は、本当に必要なもののみ。
必要、不要、不明 に分ける

まず、把握すること
1、課の所管事項
2、課の災害時の役割
3、課の職員配置
4、課の予算
5、課の直近の決算
6、課の課題

引き継ぎマニュアルの書き方
業務の1目的、2根拠、3手順、4注意点、5よくあるミス、主なトラブルとその対処法

自治体法務
1、立法法務
2、解釈運用法務
3、争訟法務
4、評価法務
5、審査法務(法制執務)
6、基礎法務
7、危機管理法務

条例改正案を作り、文書審査、議案審査を通すのは大変
実務の流れは、まず、改正要綱をまとめる
新旧対照表を作る
改正条例案(改め文)を書きます。
文書審査を重ねてOKとなったら、庁議の議案審査を経て、起案して首長の決済をとり、議会に上程して審議。
重要なのは、改正のポイントをまとめた改正要綱の作成

必読本は「森幸二 著 自治体法務の基礎と実践」
東京都市町村職員研修所編 これだけは知っておきたい政策法務の基礎」

予算を確保する
基本は、長期総合計画やそのための実施計画に掲載されていること
そうでない場合は、1トップの指示、2議会での約束、3関係者からの強い要望、4国や県の動向が材料です。

それをするとどうなるかの説明を財政課にする必要がある。
1不要不急か、2市の仕事か、3優先順にはどうか、4効果は明確か、5他自治体はどうしているか、6代替できないか、7類似事業はないか、8対象は正しいか、9積算が過大でないか をチェックする

説得するのに必要なこと
論理は大事ですが、頭だけでなく、心を動かさねければ説得できない。