資料整理中:賛否両論?の常任委員会10名について

常任委員会の人数を5名から変更するときの提案理由の初期原稿と、実際の原稿です。
初期原稿を読むと、森内議員が敬遠される理由がなんとなくわかります(苦笑)

経緯:常任委員会は5名だが、委員長は質疑が実質的には出来ないので(副院長と交代してできないことはない)、4名で議案を審議することになる。
しかし、委員会メンバーに議長が含まれていると、議長という立場もあり質問を差し控える傾向がある(立場として、それでいいのかという議論はある)
また、常任委員会の会議にそもそも出席しないという議員もいて、3名での議案の審議が多く、最悪の場合は2名で議案を審議することになる。
この状態を改善しないわけにはいかない。
というところがスタート地点です。
勉強会やギウン後の全員協議会で、議員間討議をした時には、ほぼ全員が賛成(参加しない議員の意向が不明)という状態のはずであったのですが、いざ、採決の時になり、
3名の議員が反対に回り、5:4でギリギリ可決
( ;∀;) は?
という結果でした。
議員間討議の際に反対意見があれば、この結果は大して違和感はないのですが、反対意見はまったくなく、
「仕事が増えて嫌だな~」「自信がないな~」という意見というか感想のようなものはありましたが、「常任委員会の委員数を増やさないとアカンよね」という意見では一致をみたと思っていました。
がしかし、
議会としての意見をまとめるということ、議会の意見が議員により軽くて思われている。
という事態になりました。
ある議員は、特別委員会で苦心の末、まとめ上げた提言とは、まるで反対の個人の意見を言われるので、議会を議員自らが軽くしています。同じようなことが、本会議の席で起こったということで、ショッキングでしたが、この部分は町民さんからはなかなか目えてこない部分です。
先日も、議員の話し合いについて
「時間ばかりが過ぎて、いつ終わるかもわからない」というような意見が、議員さんから出ました。
この四月から少しメンバーが変わったので、どうでしょうか。

議会としての意見を出し、理事者側になんらかのアプローチをするときは、一致点を見つけるためにどうしても時間がかかってしまいます。
「議会として一致した方向性を出す」ことには時間がかかってしまいます。
たった10人でもなかなか前に向いて進まないという状況です。

議員間討議での態度と実際の採決時においての立場の逆転については、背景になんらかの入れ知恵があったのではないかと邪推をしたりもしています。
入れ知恵するのって誰だ、ですって? 言えるわけがないでしょう・・・
入れ知恵したかどうかもわかりませんし・・・・

私個人的には、委員会の人数を増やさないといけないが、なにも全員の10名にする必要はなく、中には掛け持ちする議員もいるという形で落ち着くのが一番だと思っています。

なので、増やすにしても、定員数の議論をしたかったのですが、この議論に進むこともなく、常任委員会の定員数を「増やす」という一致点を議員同士で出しました。
「増やすなら、全員でしょう」という暗黙の了解があったのかもしれません。
空気の読めない森内氏だけが、「増やすなら何人にする?!」と、今も考えているのかもしれません。



「『常任委員会の定数を変更する』議案」の提案理由(修正前、想いのまま書く。その後で、ちゃんと清書する)

議員になると初めに受け取る必読本の『議員必携』の序章にはこう書かれています。
「現状では多くの政策は執行機関の側で作られ、議会に提案されているが、議員は、本会議や委員会での質問、質疑、修正などを通して、政策形成過程に参画し、予算、契約、条例などの審議に置いて最終的な政策決定、すなわち地方公共団体の意思決定を行っているのである」
分かりやすく言い換えれば、
「多くの政策は執行機関側で作られているけれども、三宅町の意思決定は、三宅町の議員が行っている」ということになります。
本当にそうか?!
議員の皆さんはどう思われますか?
まさかそんな責任のある仕事はしたくないとか・・・
今までやってきてないから、する必要はないとか思っておられませんよね?

いくつかの歴史的な過程を経て、現在、三宅町議会には二つの常任委員会が存在しています。
調べてみました。かつては議員数も多く、常任委員会が4つもあった時期もありました。

現在の二つとは、総務建設常任委員会と福祉文教常任委員会です。
定数は、それぞれ5名となっており、現在10名いる議員が5名ずつに分かれて、どちらか一方だけの常任委員会に所属しています。
そうすると自分の所属する委員会ではない、もう一方の委員会に割り振られた議案に対しては、質問、質疑、修正などを充分に行うことができない現状があります。

今回の「『常任委員会の定数を変更する』議案」は、委員会の定数を5名から___名に増やすことによって、【希望があれば(全員となれば不要な言い回し)】二つある常任委員会のどちらにも所属できるようにする内容です。
そうすることにより、
「自分の所属していない委員会に割り振られた議案に対しては、質問、質疑、修正などを充分に行うことができない」という現状を変更しようとするものです。

議員同士で話し合った(議員間討議の)際には、
「目を通す議案が増え、今でさえ質問が少ないのに・・・そんなことをしたって」という意見もありました。
しかし、さいわい、三宅町は奈良県で一番小さな町です。よその自治体に比べてたくさんの議案があるわけではないでしょう。
「どうせ三宅は何をしたってアカンのちゃう」というような話に私は一切、耳を貸すつもりはありません。三宅を良くしようと思っているはずの議員がそんな態度で町が良くなるはずがないと憤りさえ覚えます。
今回提出した「『常任委員会の定数を変更する』議案」は、
執行機関から提出される案件に対して、議員全員が質問、質疑、修正などを充分に行うことが出来るようにするもので、三宅町の意思決定を行う、我々・三宅町議会議員の本来のあるべき姿に近づけるものです。
少しずつかもしれませんが前を向いて進もうではありませんか。議員みなさんの同意をいただきたく、ここに提案します。


町民さんの方を向いて仕事をしようぜ!
議員さんも議会事務局も。

住民さんの方を向くということが、そんなに難しいとは思わないのです、私個人としては。
良いも悪いも、とりあえず情報を開示していくことからかと思っています。
一定の方向を見せるのが難しかったら、「方向性自体を見せない」のでなく「こんな方向とこんな方向があって、どう考えていいか難しい」という姿勢を見せることが、住民さんの方を向いているってことだと思っています。
どうして、「何も見せない」という方向に進むのか理解できません。
説明して欲しい。

本番での読み原稿(おとなしくしています)

One thought on “資料整理中:賛否両論?の常任委員会10名について

  1. 当時の傍聴者。強引に改正した条例だと批判したい。

    平成30年3月の本会議。
    当時の議員は、瀬角清司、松本健、森内哲也、辰巳光則、松田晴光、衣川喜憲、植村ケイ子、川口靖夫、池田年夫、辰巳勝秀(議席番号順)。

    植村議長には裁決の権限なし9人での採決。
    反対した議員は、瀬角、松田、池田、辰巳。

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