ギウン終了6月本会議の準備に一般質問

5/20月曜日の午前中に議会運営委員会(略して「ギウン」)がありました。
本会議の前に、議案のザックリとしたら内容を検討したり、出される一般質問の内容を検討したり(これは他の市町の議会では珍しいようです。他の議員の一般質問の内容は、当日までわからないところが多いようです)します。
次の議会の日程が正式に決定します。

https://www.town.miyake.lg.jp/soshiki/21/5787.html

第2回6月定例会の日程を次の通り、お知らせします。
・6月7日(金曜日)9時30分~議会開会(提案説明・一般質問等)
・6月11日(火曜日)9時30分~常任委員会(総務建設)
・6月12日(水曜日)9時30分~常任委員会(福祉文教)
・6月19日(水曜日)10時00分~議会再開(委員長報告等)最終日


一般質問は、私を含めて5人から出されています。
K議員:施設の照明器具のLED化について
U議員:町道1号線と三宅インターの活用について
M議員:1.学校給食について 2.学校給食をツールとした産業振興について
I議員:1.平和教育について 2.自治体の消滅可能性について 3.行政の仕事の迅速化について
◎森内:
1.消滅可能都市に選ばれた三宅町の未来について
2.三宅町の防災について
3.三宅町に県立大学でなく寮ができるという話について
4.次期・町長選を前に振り返りと今後について

私は4つの質問を用意していましたが、「消滅可能都市に選ばれた三宅町の未来について」は、I議員とダブっているとのことで取りやめて3つにしました。
自分の質問原稿を掲載しておきます。


1.消滅可能性都市に選ばれた三宅町の未来について
 令和6年4月24日に人口戦略会議から「令和6年・地方自治体『持続可能性』分析レポート」が発表されました。
その中で、三宅町が新たに消滅可能性自治体と選ばれました。十年前の2014年の調査では三宅町は消滅可能性には該当していなかったが、今回新たに加わったという内容です。
ニュースにもなっていました。
 このデータが示しているのは、10年前2014年の前回調査から何も良くなっていない。その間に過疎認定を受けて、様々な施策を行ってきたが、その効果も出ていないとも受け止められるデータです。
このことについて町のかじ取りをする者として、どのような見解をお持ちでしょうか。

⇒(森内の想い)
 ちなみに、同じ磯城郡の川西町は、10年前の調査では消滅可能性都市とされていましたが今回の調査では脱却しています。同じく田原本町は、前回の調査より若年女性人口減少率が改善しています。
一方、三宅町は、前回調査では、消滅可能都市とはなっていませんが、その後の悪化が激しく今回は消滅可能都市になっています。
(わかりやすく言えば、この10年間、磯城郡3町をみてみると、三宅町以外の2町は良くなっているが、三宅町だけ悪くなっているということです)
 このデータが示していることは、「三宅町という自治体の枠組みが持続可能ではない」ということだと思います。この10年間に行った施策は、自治体が消滅する(=持続可能性がない)ということの対策には効果がない。あっても非常に少ないということが、まさに、根拠(エビデンス)が示されていることです。

(これは、他の議員さんとダブているので取りやめました)


2.三宅町の防災について
 前回3月の本会議で議員さん複数から、三宅町の防災対策への一般質問がありました。
正月早々に能登での震災がありましたので、皆さんがそれぞれに、住民さんの声をキャッチされ、行政に質問されました。
その一般質問への回答で繰り返し行政から発信されていたメッセージは、「行政の公助の支援よりも住民さん自身により『自助』。
地域で取り組む『共助』が、まず大切である、というものでありました。
一方、令和1年に作った総合防災計画を今年度中に作り替える、という回答がありました。
震災時に「自助」「共助」が大事だというのであれば、町として「公助」の計画がどのようになっているかを、自助の主体の住民、共助の主体の自治会防災会などに、広く知ってもらうことが必要だと考えます。
三宅町地域防災計画の改定にあたっては、地域の防災会や、住民さんを加えて検討することは考えられていますか?
 また、防災についての仕事は、日々やらないといけない目の前の仕事(ルーティーン)ではないので、「いつまでにと、どのように行う」と決めておかないと、ズルズルと後回しになりかねないです。
どのような日程で行う予定でしょうか。


3.三宅町に県立大学ではなく寮ができるという話について
 3月の本会議の一般質問の締め切りに間に合わなかったので、ここで質問します。
県立工科大学などを整備する予定だった「大和平野中央田園都市構想」の計画を撤回したことに伴い、三宅町石見地区で取得済みの用地に県立学生寮を新設することを明らかにした。県内の大学や高校などに通う学生や留学生向けの寮で、寮内で若者が生活しながら企業や起業家と交流できるという。
学生寮の新設と企業交流の場の創設が新たな学生寮として一つの形となった。
学生寮は「ヤング・イノベーション・レジデンス(仮称)」。大学生や高専生、高校生らのほか、留学生や一部社会人も受け入れる。入居者数は100人規模を想定している。と新聞記事にありました。
令和6年2月に出されていた県からの資料では、今後の進め方として基本的な方針に従い、
➤若者、企業、地元・関係者、専門家からヤング イノベーションレジデンスに係る提案を聴取しながら基本設計を検討
➤計画策定、埋蔵文化財発掘調査等の実施
➤地元・関係者に対し丁寧に説明
➤計画をもとに、県と町が速やかに協定を締結
とありました。この進め方は現在、どこまで進んでいるのか。町として把握されていることをお聞かせください。
また今後は、どういったスケジュールで(時間軸で)このプロジェクトは進行してゆきますか。
町としてのどの程度、この県の事業に関与できるのか、するつもりなのか、お考えをお聞かせください。
(2024年5月15日 MIYAKE ヤング・イノベーション・プロセス 始動!と県からの情報発信ありました)


4.次期・町長選を前に振り返りと今後について

第2期総合戦略について書かれたものがあります。(予算編成の時にも見ました)
オペレーション期(ジャンプ)令和7年度~令和9年度、トライアル期(踏切)令和5年度~令和6年度、準備期(助走)令和4年度
まず、どのようなジャンプ(オペレーション期)の着地先を考えておられるのか、町長にお伺いしたい。
そして、それに向かって、また、令和4年度、令和5年度は、どのような助走(準備期)と踏切(トライアル期)であったのかを、自分で評価するのもどうかと思いますので、副町長から回答と考えましたが、副町長が不在ですので、首長以外から、オペレーション期(ジャンプ)にむけた今までの実績の評価をいただきたい。
 また、次期町長選に立候補表明された時の奈良新聞の記事を読みました。
「三宅町を面白くしていきたい」とありましたが、誰にとって(どういう世代にとって)、どういう「面白い」を想定されていますか。
想定する相手が違えば、「面白い」と感じる内容が違ってくると思います。
「町を面白く」といった場合の、面白いと感じてくれる人は、どのような人を想定されていますか。「町長自身が面白い」ということではないとは私は思っていますが、いかがでしょうか。
同じく、「小中学校の一貫教育」にも取り組むという内容がありました。
小中学校の一貫教育というと、小中一貫校(義務教育学校 等)が浮かびます。
いくつかの形態があるようですが、現在の式下中学校は、隣の川西町との組合立ですので、三宅町側だけの意向で、「小中学校の一貫教育」をすすめることは難しいと考えます。どういったスケジュールですすめていかれるお考えでしょうか。

⇒(森内の想い)
少し意地の悪い質問になっているかもわかりません。
しかし、わが町のリーダーが何をしたいのかよくわからない、という想いをずっとかかえています。
そっちの方向に行きたいのだろうなぁとはわかります。そしてきっとそっちに向かう方が良いのだろうとも思います。
しかし「そのために何を本気でやるのか」という所が、わからないでいます。「そっちの方」という漠然とした言い方で、なにか良いことをやっているような漠然とした感じが、よくわからずにいます。
「空気を読めない」という特性のせいかもしれません。とにかく良くわからないので、具体的に話していただけたらと思っています。

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