地域総括ケアシステム

最近の動きにアンテナを張っておくキーワードの一つです。

議員同士の勉強会や、先日の報告会でも、聞いたり口にしたりしますが、ではそれが導入されて我々の生活はどうなるのだ?
ということが一番問題です。

今の所、答えはよくわからん。ということになります。
まず、それぞれの自治体によってその地域の独自性を考慮してシステムを構築せよ、というのが根本にあります。
ですので、国から出ている例を参考にしても仕方がないということです。参考にするのは、国の示す具体例でなく、国の示す(目指す)志や理念だということになります。

このページで見てゆきたいと思います。

日本大学経済学部教授 沼尾波子氏の論文「地域包括ケアシステム構築と行政の役割」より引用

行政が苦慮する理由

  1. 機能重視の行政サービス
    縦割りで、高齢者、障碍者、子どもなどに対する場合、部署が違う
    ボランティアを巻き込む場合、「子どものことについては別の部署からお願いに来ると思います」、というようなモノ言いではおかしいだろう、というような議論です
  2. 計画策定と事業プログラム
    当事者中心、個々の生活環境に応じて柔軟なサービスを提供する。という理念に関して、公平性が大事な行政としてはどういうふうに担保するのかは難しい
  3. 行政資源の不足
    財政不足、人材不足、経験不足・・・