2024.02.27 磯城郡水道企業団議会が終了「情報公開して欲しいっすという意見書を採択」

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磯城郡(しきぐん)の三町(田原本町、川西町、三宅町)からなる水道企業団議の本会議が、2/27に行われました。
3町それぞれから3名ずつの議員が出て合計9名の議会という構成になっています。
今回は森内も選ばれています。

企業団議会

今回の本会議は、本日のみの開催です。
すべての議案を可決しました。
・専決処分(人事院勧告に伴う人件費のアップ)の認定
・令和6年度の予算
・法令改正に伴う条例の改正2件
と追加で、奈良県へ出す意見書
すべて、可決ということになりました。
意見書については、賛成多数での議決となりました(反対者2名だったと思います。反対理由がなかったので不明)

詳細は、磯城郡水道議会のサイトに出ると思いますので、確かめていただけたらと思います。

企業団議会

【意見書についてひとこと・ふたこと】

奈良県は広域水道が企業団を作り、令和7年4月から運営開始という予定になっています。
我々磯城郡3町もその奈良県の企業団に参加する予定としています。

現在、磯城郡3町三町(田原本町、川西町、三宅町)の飲み水は、「県水」が100%となっています。
県水とは奈良県が提供する水です。これに対して「自己水(じこすい)」自分の自治体で確保している飲み水です。

わが町・三宅も数年前までは、井戸から水をくみ上げて、全町に提供していました。自己水100%という状態でした。
飲み水の割合を、自己水100%から県水を加えていって、現在完全に県水のみを利用している状態です。

県水に切り替えたことで、水質がアップしたと言われています。
水質が良くなったのはよいことなのですが、災害が発生した時に、自分の所で飲み水を用意できるのと、遠い所から引っ張ってきた水しか使えないと言うのでは、復興の速度が違ってきます。
実際にこの正月に起こった能登半島地震の現状をみるとハッキリとわかります。

なにわともあれ、奈良県が企業団をつくる際には、磯城郡3町はそこの企業団に加わる方向で動いています(そんな予算もありました)

そんな未来の予測の中で、肝心の、奈良県広域水度企業団の設立準備協議会が、新しく山下知事になられてから2回(7月に1回目、10月に二回目)開催されています。
その前の荒井知事の時は6回ほど開催されており、県のサイトで、その協議会の資料および議事録のまとめが公開されています。
https://www.pref.nara.jp/57835.htm(県域水道一体化の取組)

荒井前知事から、選挙を経て新しく当選された山下知事に代わって、奈良県のいろんな事業を見直しされていますので、この水道事業の県統一化もどうなるのだろうかと見守っていました。
知事交代後の、第一回では、見直すと言われて、今まで気づいてきた議論をひっくり返すのか? という話になり。
第二回目で、やっぱり元のようにしますとなっています。

この第一回協議会の資料及び議事録まとめは奈良県のサイトに掲示されています。
しかし、二回目はネット上での資料と議事録の公開はありません。(R6.2.27現在)

そこで、今後の奈良県の水道企業団の同行が気になって仕方がないです。
いずれ奈良県の水道企業団に加盟することになる、我ら3町に住む住民さんからすると、一緒に仲間に入れてもらうにも、どんな話し合いをしているのか、わからない団体に加入するなんて、簡単に言えないで! せめて、どんな話し合いをしたのかわかるようにして欲しいという要望の意見書です。

この意見書を、奈良県に提出したからといって、県が意見を受け入れて、情報を誰でも見ることの出来るようにするかどうかはわかりません。
奈良県さまの意向に従う我々からすれば、住民さんから「どんな話し合いをしたのか、わからんような団体へは加入をするな」とか「こそこそと隠れて話し合いをするような団体は怪しい」というような意見を言われることは避けたいと思っております。

他の自治体も、いずれ県と合流を考えている自治体も、どんな話し合いをしているのかわからない状態が続くようであれば参加をためらうことがありえると考えています。

ということで、いずれ立ち上がる奈良県広域水道企業団の準備委員会の内容は、出来るだけオープンにして下さいという要望でした。

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