広島県福山市にある「常石ともに学園」へ視察に行きました。
地図
まず、建物ですが、新しく作ったものではありません。
元々の小学生の校舎をリニューアルしたようです。
ですので、外見は新しいという印象はありません。
中は、リニューアルされていて、廊下から教室がよく見えるようになっています。
教室や廊下に図書コーナー(多分、授業に関係のある本のような気がする)があちこちにありました。
廊下の方から窓際でパソコンを伝っている子供たちもいました。
先日行った成田市の学校(大栄みらい学園)は、建物自体が新しく、スペースが広めにとってあり、雑多な感じがありながらスペースにも余裕がある空間でした。
こちらの学校は、もともとの校舎の広さなのでスペースとして狭い印象があります。雑多な感じは同じです(個人的には、この感じの方が落ち着く)
両校舎、教室とも、子供たち・生徒たちがいろんな場所(教室の隅であったり、廊下であったり)で、自分のスタイルで考えたり、友達と作業が出来るように、考えられています。
共に、基本的には教室はオープンな印象があり、廊下側の窓は大きく、外からも内からも見えるようになっており、自由に出入りしても良い感じを与えています。
実際に廊下でパソコンを触っている生徒が二人いて、「何をしているの?」と尋ねると、「私は○○。」、「私は○○をしています」と同じようにパソコンで作業をしているように思ったのですが、お互いに違うことをしていました。
廊下で二人並んでイスに座りパソコンを操作していたので、「教室の中より、ここの方がいいの? 勉強しやすい?」という問いを投げかけた所、二人とも「???」という顔をして返答に困っていました。
「あれ?へんなことを尋ねたか?」と考えました。
こちらは『普通は、教室の中でやる作業を廊下に出てやるのは、なにか理由があるのだろう』と思っての質問でしたが、そもそも『普通は教室の中で…』という概念が、この環境の子供たちにはないのだろうなと考えました。「そもそも、パソコンは廊下でやるもんですよ」という感覚かもしれません。「今、やりたい事をやるのに最適な自分の場所を見つけることも大事なことかもしれません」
我々の常識だと思っていることを、やすやすと超えてゆく子供たちが生まれるのだろうなぁと感じた気がします。
この学校で感じたことなどを、夜の食事の時に、他の議員さんたちに問いかけてみました。
「学童保育の感じに違いよね」と言われて、なるほど、まさにその感じだと思いました。
学童保育で宿題の時間があって、教室の中では、スタッフに勉強を教えてもらっている子、自分で黙々とやる子、友達に教えてもらっている子、もう宿題は終わっているのか全然違うことをしている子・・・・
他の議員さんの意見として、先生にすごく負担がかかるはずだ、というものもありました。そんな気がします。しかし公立の学校なので異動で来られる先生たちは、ここの学校に来るために、なにか特別な教えるための方法や技術を学んでくるというわけではないようです。福山市の他の学校も同じような理念を掲げているので、最初は戸惑うかもしれませんが、「ツラ楽しい」(つらいけど楽しい)という印象だとのことでした。
1年生から3年生が一つのクラスの中にいます。また、高学年として4年生から6年生の生徒が一つのクラスの中にいます。
異年齢で一つのクラスになっています。そんなクラスが複数あります。

そういえば、校内でチャイムが鳴りませんでした。先生に尋ねるとチャイムは無いんですとのこと。一斉行動のシンボルと言うことでしょうか?
学校が開校するときに、特別支援が必要な子をどうするかという問題があったようです。特別支援教室をはじめは、学校に作るかどうか決まっていなかったと言います。
いや、特別支援が必要な子も一緒に学ぶのじゃないの??と思いました。どうも、日本の場合は、このあたりに難しい課題がありそうに直感的に感じています。
どんな人間の在り方が理想なのか?
どんな社会が理想なのか?
どんな学校が理想なのか?
そんなところを考えた上での、ひとつの選択肢として、イエナプランがあるようです。
まず、「三宅町は町を理想としますか?」
そんなところから、始めないといけません。
常石ともに学園(イエナプラン教育校) 学校説明
オランダ・イエナプラン教育DVD「明日の学校に向かって」リヒテルズ直子 JENA PLAN
常石ともにではない学校を視察に行かれた人の感想です↓↓↓
日本初のイエナプラン小学校を見学に行きました!宿題なし入学試験なし!
移住から来た人の学校になっているみたいです。移住組が8割という地域みたいです
私立の学校だけど、試験が無いらしい!?
しかし、
「こういう教育をしなさい」と、「政治側が教育の内容にツッコミを入れるのはよろしくないで!」という話を次の日に聞きます。
研修・視察はつづく