H28.3.7 議会1 感想 「情報の伝わる町」???

3月議会がありました。(3/7)
この日は、一般質問がメインでした。がしかし・・・
ベテラン議員の一般質問を受けて、その回答に町長が実績を縷々と話され、最後に「ワタクシ事で恐縮ですが」と前置きされ、この7月に行われる次期町長選挙へ再出馬する意向を述べられました。
私は一般質問の回答というより自分の宣伝だと感じたのですが、選挙前はそういうものらしいです
(ワタクシ世間知らずでございます)
明日(3/8)の新聞に載りそうです。
やっぱり載ってました(3/8追記)
3/8奈良新聞

町長が話された中で今まで掲げてきた方向性の中に「情報が伝わる町づくり」とありましたが、不十分であろうあるいは全然ダメだろうと思いながら聞いていました。
不十分であるからこそ、今回私を含め数人も一般質問された学童及び児童館の問題も起こって来ているのだと思います。
「町長あるいは副町長が出てきて学童及び児童館の件(今後の方針)を説明するつもりはなかったのか」という森田議員の再質問への回答に明確に
「担当課の仕事で、専門的な知識も担当課が一番よく知っている(「担当課に任せていて担当課の仕事だ」と私は解釈)。肝心なとき以外は私は出て行きません」と語尾を強調して発言されていました。(「肝心なとき」選びの基準は??)

町長が目指した「情報が伝わる町づくり」の情報の伝わり方は、役場内だけの話のことかぁ?
また、情報が伝わるべき方向は、上から下へのみという訳ではないと思います。双方向が必要のはずなのです。
ならばどうやって「情報が伝わる町づくり」をするのかという課題が出てきます。
何の為に情報が伝わるべきだと思っているのでしょう。

議員の間にも「会社でもなんでも、トップはそんな簡単に出てこーへんで」という意見があります。
「トップがそんなに気安く出て行ってはイケない」と言うことだと思います。確かにそういう側面もあるでしょう。
しかし、だからこそ
議員で視察に行った住民の声を吸い上げる仕組み」を構築している自治体があるのです。
三宅町にはナイからこそヤル必要がある。ナイあるいは作らないのであればトップが出てきて見本を見せれば、それこそ担当課は「町長にヤラセとけ」とはならないはず。
住民と役場の接点づくり。
そして同じ事が議会(議員連中)にも求められているからこそ、自治会との懇談会を推し進めようとしているはずなのです・・・

「情報が伝わる町づくり」=「いかに町づくりに住民を巻き込むか」だと思います。
(情報を伝える相手が「住民」で、情報の伝わり方が「双方向」を意味するのであれば、という前提ですが、当たり前の前提としているのか確かめる必要がありそうです)

全然、出来ているとは思えない。不足だとずっと思っています。

「(学童及び児童館の新設にあたり)充分、保護者の意見を聞いたのか?」という森田議員の再質問に
『就任8年の間に、卒業していかれたご父兄の意見も聞いたものを加味している』と町長は回答し、
「一部の町長の知り合いの意見を聞いたということですね・・・」という発言に
『一部ではない』と議長の指名も待たずに反応されていましたが、なぜ「一部の知り合いですね」と言われるかお分かりでないかもしれません。

町長という立場上、会議とか懇談会など意見を公平に聞く機会以外の意見は口利きにもつながりかねない。
「卒業していかれたご父兄の意見」とは、どの機会なのか分かるようにしておく必要があるはず。
「情報収集」については、H27.6月議会で、私の再質問を受けて町長のこんな発言があります。(40ページの真ん中らへん
「既にもういろいろな面において、私も情報網を活用して情報を集めておりますし、また職員に対してもいろんな情報を得る努力をするように、またアンケート調査等、さまざまな手法をとりまして、(アンケート調査が)事業委託でございますが、いろんな世代に向けての情報収集を行っております。そのような面を活用して今までまちづくりに対する施策事業を実施してきたところでございます。」

『私も情報網を活用して情報を集めておりますし』という部分で、「スパイとか使って隠密に出来るだけ多くの個人から情報しているならいざ知らず、個人の情報網(=知り合いの情報)を集めているだけではアカンやろ~」と思っていました。
しかし、私はその時は、そこの再質問で質すことが出来ませんでした(反省)

そして、今回の総括質疑でアンケートによる情報収集の手法をさらっと批判しているのですが、この部分を受けての批判なのですが、だれも気付いてくれていないと思われるので自分で言っておきます(苦笑)
そもそもアンケートの回収率が40%だと4割の人の意見ということですし。

「三宅町総合計画策定条例の制定」についての質問です。
「計画に住民の声を反映させる方法として、従来からアンケートという手法がとられています。しかし『計画策定への参加の実感が薄く、自らの意見が計画に反映されたのかどうかもわかりにくい』という欠点があります。これに関してはどうお考えですか。」
回答は、担当部長から
「『実感が薄く』とは何ももって薄いというのかわからない。『自らの意見が計画に反映されたのかどうかもわかりにくい』というのはアンケートという手法はその結果を分析する材料の一つなのでそういうものだ。基本構想審議会に参加していただくことで住民の意見が反映されると考える」というような回答を得ました。

こちらにも書いていますが、実は、第三回基本計画策定の時の公募委員として基本構想審議会に参加していました。実態は公募委員と言いつつもボランティア活動でのつながりから「参加して下さい」と言われ、よく分からないまま委員になったという経緯があります。
今回の予算で「総合計画策定業務」として、1300万円ほど計上されています。
なので、内部の基本構想審議会の雰囲気がなんとなく分かっていて、1300万円かけて作られる町民の声が反映してるか疑問の三宅町の計画ってどうよ、という思いがあります。
しかし、なかなかシステマチックに住民の声を聞く(情報の飛び交う)場作りは時間や労力がかかりそうです。
「一番分かりやすいのが住民の集まる場所へ『意見聞かせて~』と出てゆくこと」ではありますねぇ。
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一般質問内容へ続く・・・

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