2022.12月本会議まとめ(活動報告ネタ)

ふりかえる、8年間の議員の仕事。

まず、すでに次の世代にこの議員という仕事をゆずるということを私は視野に入れています。
議員というのは自分の町の決定にかかわることのできる仕事です。
やはり、この町を作ってゆくのは、次の世代だと思っています。
社会は変わっていきます。進んでいきます。私の子どもの時代にはインターネットはもちろん、スマートフォンなんてありませんでした。
でも今は、インターネットやスマホなしの生活は考えられません。
そう考えると、進んでいく・変わっていく社会の決定をするポジションにいつまでも同じ人がいるというのはダメだと思います。

上の世代が、下の世代にバトンを渡してゆくべきポジションだと思っています。

譲りたいと
初めて議員になったときに、
議員とは? 議会のメンバーです。

まず、住民のみなさんが選挙に興味をなくすと、職業政治家が喜びます。政治を職業とする議員にとっては、職業としての政治ということであれば「楽して儲ける」という方向に流れると感じます。

1. 来年度(令和5年)4月より18歳までの医療費が助成されます。
ただし注意。
役場から申請してくださいという封書がくるので返信して、この制度に登録する必要があります。
登録すると、医療費助成の保険証が届きます。
そして、病院でいったん治療費を全額建て替えて、領収書をもって役場の窓口で負担金500円程度を差し引いた額を返金をしてもらう。
という形になります。
病院での支払いが安くなるわけではなく、後日役場にて返金という形になります。

2.三宅まちづくり交流センターMiiMo(みいも)の、運営マネージャーの人選が順調に進んでいません。
将来は住民を中心とした組織に運営を任せたいという思いがあります(外部の業者に丸投げ、という形はとらない)

これから核となっていくのは、現在の運営会議を行っているスタッフということは決まっており、中心になる人物、アドバイスをもらう人物を採用したいと動いています。現在の担当課(政策推進課)は動いています。
当初は、一年目は、ミイモ運営室を立ち上げ、地域おこし協力隊2名を動員して、運営をしてゆく形でしたが、見事に失敗。
失敗理由はよくわからない。コミュニケーション不足ということが原因だったように言われていますが、
私の見立ては、グランドオープンで、外部の力を取り入れて派手にやりたかったチームと、住民さんを中心に地味でも地に足をつけてやりたかったチームの政治的闘争。そして人事権を持つ側が結果的に勝ち、一方が負けた。そういう見立てです
(あくまで個人的。ですので問題のある分析かもれません。あえて口にするなというデリカシーの問題かもしれません。森内は「言わないと伝わらない。なので、波風が立っても伝えるべきだ」という価値観です。伝え方には最善の注意が必要です)
キーワードは、「外部の力を取り入れる」という視点にどこまで力を入れるのか、という点だと考えています。
外部の力が外部のままでは、地域として強くならないので、外部の力を内部の力と変えていくことが重要だと感じています。

 

みいもは、「交流まちづくりセンター」人と人との交流が一番の目的のはず、そこにただでは貸さないという論理が入ってきています。営利目的だと安く貸さない、というルールもあります。
交流の場として、500円の材料費が必要で、それを500円で作成する場を設けることも「営利目的」として場所代が営利目的の代金となります。

地域住民のフリーマーケット(いらないものを出し合って交流しようという目的)での開催をしようとしても、費用のやり取りが発生するからと、やすく場所を借りることはできません。

この点を指摘すると、町民さんも参加した運営委員会で決定したことです。と言われます。
しかし、この運営員会は非公開でどういった内容の議論がなされたのかわかりません。傍聴も不可能となっています。不可能な理由は、参加しているメンバーの住民さんが、「誰か見ていると自由に発言できない」という理由です。今、何人くらいの町民さんが運営委員会に所属されているかわかりますか?
町民さんの代表という議員の私も、現在、みいもの運営委員会で頑張ってくれている住民さんが誰なのかよくわかりません。職員の方はよくしています。自分たちで決定はしていない、と断言されています。(本会議議事録参照)
いずれ住民さんが主体となって運営してゆく(ということを目指すはずですが、おかしくないでしょうか?

 

 

3. チームの一員として、「チームを強くしたい」という思いから、今までも今回も発言しています。
そういう視点から今回の12月議会で残念に思ったことを記載しておきます。
議員提案の案件に関して、話し合いもなく本会議でいきなり採決を取るのは、裏側で多数派工作をする議員が出る。
本来、住民の代表である我々議員は、住民さんの中にあるいろんな意見を代弁しつつ方向性(賛成反対)を決めるべきなので、話し合いする機会(意見を出し合う機会)を作りましょうという理念のもと、すべての案件を、本会議から常任委員会へ割り振って、審議をしよう、という話になっています。
今回、大した意見も得られないまま結果が決まってしまった案件に「最低賃金の見直しと中小企業の支援」という意見書がありました。
当然、委員会で話し合う機会があり、賛成の意見はいろいろと出ていたので、皆さん賛成なんだと思っていたら、賛成と反対の意見が同数!? へ? 反対の意見の内容ってなに? と私は混乱してしまいました。
様々な見方があって、お互いにそれを見せ合って、良い方向や、そちらの方向に進むときの危険性を理解したうえで、決定を下すことが、チームとしての力をつけることでもあります。
別に反対でも賛成でも、かまわないですが、考えや意見もなく態度を決めるのはダメです。
「右に行った方が良い」と考える選手と「左に行った方が良い」と考える選手がいるチームにおいて、チーム力をつけるなら、お互いの考え方の違いを知っておくべきです。
「好き勝手にどうぞ」では、チーム力はつきません。
チーム力が試される場合に「俺はあの時、反対した」という、チーム力を試される場面でなんの役にも立たない発言にしかなりません。
「よくわからないけど、これに賛成したらアカンように直観的に感じる」というような考え方でもかまわないように思います。
外部から見て、「この案件は、なにか不気味な感じがするのだ」とか「直感を大事にする考え方なのだ」などわかります。

これからは、採決する前には、必ず、全員の議員さんが何かしら、住民の代表として意見を言ってから賛否の態度を示すべきだと考えます。委員会はわりと自由なので

 

4. 磯城消防署が移転する

 

5. 在宅の介護が増えている=入所が減っている。コロナの影響だと思われる。
病院や施設に入院すると面会が、思い通りに行かない、十分でないといった状態になることは、コロナの影響で現状ではさけられません。とはいえ、在宅での療養、介護には家族だけでは限界がある。もどかしい。
しかし、この傾向は三宅町だけなのであろうか、分析は必要となるが、全国的な情報では、コロナにおいて通いのデイサービスの運営は厳しくなっているが、入所に関してはそうでもない、と統計的になっていたように思う。
そうなると、わが町では、祖父や祖母を施設に預けっぱなしにするのではなく、家でできるだけ面倒をみようという考え方が残存している可能性がある。在宅の医療、介護に力を入れる政策を、町として考えてもよいかもしれない。うちの父親は施設にお世話になってはいるが。コロナの前までは在宅サービスが減って入所の数が増えているという傾向になったが、現在はその傾向が止まっている。

6.地方自治のタイチョウ(いかりや隊長の隊長ではありません。退潮です。引き潮。比喩的に、勢いが衰えることです)


地方自治とは、地域のことは地域で責任をもって決める仕組みであり、その仕組みの中で、自治体の重要な事柄を決定をする役割と責任をおっているのが地方議会である(すなわち、三宅町の決定で、役割と責任をもっているのが、チーム三宅町議会だ、ということ)
しかし、この地方議会の構成メンバーを決める選挙に関心が薄らいでいるのは、地方自治のタイチョウを反映しているといっても言い過ぎではない。

しかし、実態は行政が実権を握っており、実際にチーム議会が果たす役割は、行政の決定にお墨付きを与えるだけ(追認機関と揶揄されます)ということが「来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 著者:國分功一郎 2013/9/28」に書かれていました。
実際に地方議員になって議員側の感じる感覚は、これに近い気がします。
「決めているのは全部、理事者(行政側)。議員は、いろいろと言うだけ」「いろいろと言うが、それを実行するかしないか決めるのは行政側」
しかし、これではいけないと私は思っています。
少なくとも住民の代表者のチーム議会が、住民の代表として決める側にいないといけません。
「チーム議会」としつこく書いているのは、議員個人個人が要望やら意見を行政にいうことはできますが、それこそ、その内容を聞くか聞かないかは行政にかかっていますが、「チーム議会の議論した後の意」となれば無視することはできません。
そういう仕組みになっているからです。
しかしチーム議会として力を発揮する場面が三宅町議会では、ほとんどありません。
「議会が持っているということを知らない人が過半数をしめている」のか「そもそもそういう力を発揮することをしたくない」のかどちらかだと私は感じています。
議会は多数決の世界ですので、「チーム議会の力を高めようとする議員さんが多数派ではない」という事実。
実は、多数決を有利に持っていきたい◆◆◆◆黒塗り◆自主規制◆◆◆◆(人物が乗り気でない議員さんにささやいて多数派を形成し続けようとしている、ある種の取引のようなことが行われて)いると思っています。やはり権力を持っている人が議会というものはどういうことを行うものなのかを知り、それを住民さんのために最大限目指すべきです。
しかし「ここで住民さんの望むことはなんだ?」という考え方の違いが出てきます。
「住民さんは難しいことはわからない。難しいことは任せておきたいと思っているはずだ。現在の政治への無関心を見ればそれがよく表れている」という考え方。
もう一つは、「無関心になりがちな住民さんの関心を向けてもらうように努力すべき。だって自分の住む町のことだから、勝手に決めて文句だけいうのは違うんじゃないか」という考え方
前者の考え方であれば、住民の代表として任せられた議員として、難しいことは何も伝えないけど、大丈夫」といい続けるでしょう。決定権すなわち権力を持った議員側は、十分に働いてくれるかもしれませんが、誰のために十分に働いているのか、よくわからないかもしれません。「議会改革をやってどう住民さんのためになるんだ」とはよく言われること。

私はもちろ後者。こんな問題あるかも?と住民さんに問い続けると思いますが、反応がなければ自分の考えで動きます。ときどき住民さんに問うことが、前者の議員さんに避難されます「そんなことまで言う必要ない」と。

そのためには、「今何が決められてようとしているのかの情報を住民さんと共有すること」

—-
引用再び
地方議会に対する住民の関心を呼び戻そうと、これまでも努力を積み重ねてきた。「地方議会改革である」「議会基本条例を定めたり」「一問一答を導入したり」「議会報告会をひらいたり」しかし、コロナで自然消滅。一連の地方議会改革は住民の関心を呼び戻すにはいたらなかった。

定数削減、報酬削減だけが議会改革か??? 
住民さんからの要望を受けての定数削減、報酬削減はありです。しかし議員自ら「身を切る改革」と称して行うことは、勉強不測の感が否めません。若者や新たな挑戦者へのハードルが上がるということが一番の弊害だと思いますが、若者や新たな挑戦者が来ないようにハードルを上げる、という方向性であれば正しいと思います。
事実、県内の町村議会でもたくさんの議会が定数削減を行っています。
定数を削減するなら、報酬削減をして町にもたらした実績に応じて報酬を上げるような仕組みを導入すればと考えますが、そんなところまで考える議員さんは少ないのかもしれません。
世界の共産党の失敗から、一律の給与、平等の扱いにすればみんなさぼり、能率が低下することは世界規模の事件で実証済みなので、一律平等という議員報酬制度はヤバいでしょう。また閉鎖された集団では、その集団内での権力を維持するような方向ですことも間違いないです。内部で権力争いがあれば潰しあいになることも、世界の共産党の失敗から理解できることだと思います。三宅町議会内での権力には流動性を持たせたいと考えています。

なぜ改革は失敗するのか?!
それは、「地方議会の役割の本質をはずしていたから」改革らしいことをやっても本質を外していたら住民の信頼を得られない。

本質とは、議会に属する決定権(予算や条例制定の改廃、教育長や教育委員の選任同意、などの重要事項の決定権)を誠実に責任をもって行使すること。
首長が決めたといって右から左に通してしまうのは権限を履行したことにならない。

議会に、若者や女性に入って欲しいと心より思っています。
それはひとえに、立候補する彼らのためではなく、住民自治の根幹としての議会が多様な価値観をもって機能するためです。
三宅町議会の中で、一番若い森内ですら、すでに50代です。
閉鎖された小集団の中にいれば、世間からゆがんだ価値観でもそれが正常と思ってきます。
現在は、古い男性が中心となった価値観の凝り固まった集団です。議会内の情報はできるだけオープンにせず(議会だよりの発行に反対が多数)ことはなく、住民さんとの交わりはできるだけ持たないようにすすみ(意見交換会の開催もとん挫)、DX(デジタルの活用。デジタル化)といいつつデジタルには疎い(議会事務局内に議員が使えるパソコンは導入されない。ペイパーレスの検討すらない。私は個人的には紙ベースの方が好きだが時代の流れには逆らえないと覚悟を決めている)

閉鎖された小集団です。


北海道、浦幌町の取り組み

もともと熱心な議会改革の議会。定数割れが生じたことからさらに考えを深めることに
取り組んだ事業
・議会町民アンケート調査(三宅町議会は反対多数でできず)
三位一体(個々の議員、議会全体、議会事務局)が大事だと結論付け、ここが三つの活性化を住民にわかりやすく伝えることに。
「議員のなり手不足検証報告」作成

7. 町内の川の川底に、溜まったどろをさらうこうじの予算がついた(追加で)
町内の5箇所

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