H28.6月定例議会終了報告3【町長のうっかりミス?】

こちらの記事の続き】

この6月定例会議でも、(学童保育および児童館施設の新築に関して)「詳細は言えない」入札にかかわるからという立場を、町長側は貫く姿勢を見せています。
しかし・・・・とんでもない失敗があるようです。


辰巳光則議員の今回の一般質問にこんなものがありました。
「町長は3月27日、ご自身の支持者の前で、学童保育施設を学校のこの場所で何階建てで建てたいのに、議員に反対されたようなことを発言されたと聞きましたが事実でしょうか?」


実は、私にもこの話は耳に入っていました。
「町長、学童の施設のこと説明してたで」と複数人から聞いています。

これが本当だとするとトンデモナイことです。
0-04

入札にかかわるので言えない情報を、自分の支持者が大勢いる前で言っているって・・・・
議会や協議会出席者には「具体的な話はできない」としながら、支持者にはできるのか?
自分の話を聞きに来た人たちには入札の便宜を図るつもり?

単純に口が滑っただけだとしても、入札に関わり議員や協議会の参加者にも言えないので「うっかり」では済まされません。

ということで、辰巳光則議員の一般質問への回答は非常に興味を持って聞いていました。

町長は、まず一般質問の定義を言われ、回答するところではないと言われました。

こんな感じの発言です。
「一般質問とは、議員がその町村の行政全般にわたって執行機関に疑問点をただし所信の表明を求めるもので、今の質問が、その範囲であるのかどうか、どこの誰に聞かれた話かもわからず、3/27の自分の町政報告会の質問ならば、事実であるのかないのか問われても回答するところではありません」

再質問で辰巳光則議員が確認されます。
「再三再四、どこか、どんな構造か言えないと言っているのに、町長は3/27に言ったと。 先ほどの回答では、言ったとも言っていないとも、答えられないのですね」と念押し。

それに町長は「質問に値しないので回答しません。先ほども言った通りです」と言われます。
この町長の回答を聞く限り、(学童および児童館の場所と構造について)言ったか言ってないかは見当がつきます。

まず大きく間違っているのは、
「一般質問は議長の許可を得て行うもので、町行政にまったく関係ない質問は議長が許さない」(必携151)ものなので、
「町長がその質問は行政を関係ないと自分勝手な判断をするものではない」ということです。
ここでも議会の権限を低く見ています。

0-47
議員必携149頁にはこうもあります
「解明されない問題点があれば、法第98条による検査・検閲権や監査請求権、法第109条からの委員会の調査、あるいは法第100条による調査権の行使を提案して議会全体の立場で解明に当たることになる」
行政の事業で入札にかかわる事です。入札において違法性を問われることになるやもしれません。
子どもたちの建物を建てるとするなら、違法な方法とかやめたいです。
解明すべき事柄だと、個人的には思っています。


6月定例議会終了報告1
6月定例議会終了報告2
6月定例議会終了報告3
6月定例議会終了報告4

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください