本日(3/17)、3/3に始まった『平成28年度3月 三宅町議会 第一回定例会』が終了しました。
4月から始まる新しい期に向けての予算が最大の議題でした。
まず初日(3/3)に、それぞれの議案を、それぞれの委員会に分けて「審議してくれ」と任せる形にし、それぞれの委員会が開催されます。
【『委員会も傍聴可能になりました』というのはこの部分です。今までは不可能でした】
そして、最終日(3/17)に、それぞれの委員会の報告があって、委員会で決めた内容(承認か否認)を、最終的に議会でも承認か否認かを採決する。
という形で進行して議会終了という流れです。
この流れは9月の決算議会と同じです。
3月議会のメインイベント・予算の審議をまかされた予算特別委員会は、3/10-3/11に開かれました。
その委員会で、次年度の予算案が「ちょっと待って。この部分アカンでしょ」と否決されています。
当たり前ですが、なんの議論もなく「この予算案ではアカン」と反対したわけでなく、
「これはどうなってんの?」
「ここはもう少し説明して下さい」
「そうは言うけど説明不足チャイますか・・・」
「あーなるほど説明聞いたらわかりました」など、本議会よりも自由闊達に理事者側と議論をしています。
そのうえで、多数決により3/11に予算案は否決という結果が出ています。
(ちなみに予算特別委員会という名はついていますがメンバーは議員全員)
予算案の中身を何も変えず、そのままの予算案を出しても、3/17最終日の議会で「アカン」と否決されるのは、当たり前田のクラッカーです。
(T_T) ショーもないオヤジギャグも言いたくなります。
「一刻も早く学童の子どもたちを今の環境から・・・」と理事者から言われていました。同感です。
だからこそ判断材料が欲しいのです・・・
最終日(3/17)異例の町長発言で「これで学童建設が大幅に遅れるだろう」というようなことを言っていましたが、
本気で建設を急ぐのであれば、3/11の委員会での予算案否決の後、すぐにでも「どこをどうすればよいのか」「説明不足を補うべく追加説明をする」などアクションが出来たはずである。
しかし、一切、理事者側からのアクションはありませんでした。
(ちなみに予算を作るのは町長権限です。議会は予算額を上下できるだけが通例)
「これで学童建設が大幅に遅れるだろう」
本気で、今後のことを考えている人間の発言だと思えません。
「議員連中は、委員会では反対とか言ってるけど、本会議で反対なんかできないヤツラだ」とでも思われていたのでしょうか?
私を含め多くの議員は「なぜ理事者側から何も言ってこないのだぁ~」と、落ち着きなくジリジリ・ジリジリしていました。
理事者側からなんのアクションもないので、これでは来年度の予算の全部がストップしてしまい住民さんに迷惑がかかります。
ですので、納得できない部分を削った予算額にして、緊急動議で金額を変更した予算案で可決しました。
もう一度言います。
予算を作れるのは町長だけの権限です
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緊急動議の趣旨は、動議をしてくれた森田議員のfacebookに詳しいですが、ここでも抜粋しておきます。
『学童保育所を新設することについて決して反対するものではありません。
(中略)
三宅の子ども達にとって、また、子育て支援にとって非常に重要な課題でありながら、新設の場所や建物の概要も決まっていないこともあり、関係者による十分な協議も行われていないことなど、(中略)
将来にわたって三宅の子どもたちの成長を支援する施設にしていくために、関係者による検討委員会を設けて、様々な角度から検討し、一定の方向を見い出した上で予算を計上すればいいと考えます。(中略)
三宅小学校の空き教室を活用して学童保育を行っていくため、空調設備の設置など施設改修にかかる予算のみを計上し、学童保育及び児童館新設にかかる予算の減額を提案するものです』『また、消防団詰所・防災倉庫の新設には反対するものではありません。
人口減少に合わせて町の予算が減額していくことが予測される中、敷地の賃借料を経常経費として毎年支払わなければならないことには(説明不足のまま)賛成することはできません。
また、地元自治会との交渉経過等、理事者から納得いく説明がなされていないことから、敷地の賃借料の減額を提案するものです。』
・児童館・学童のことは、絶対になんとかしなくてはなりません。
・消防の詰所・倉庫のことは、三宅町の為にも自治会の為にも有益です。
しかし、どちらも説明不足のまま突き進んでよい事柄ではありません。当たり前です。
住民の皆さんにどんな説明が出来るのでしょうか。また事後報告でしょうか(住民参加を自治体行政の基本にしたい!)
この辺りの話は、自治会での報告会&意見交換会でも充分話をさせて下さい。
予算をとっておけば (借入で資金を確保しておけば) 計画の中身がなくても(設備の更新計画書や資金計画書がなくても) 予算に基づいて思い通りに建設できる。 (借入資金があるので、設備の調子が悪くなれば専決処分でお金の心配もなく、すぐに設備を更新できる。)
括弧書きの安易な三宅町水道事業の考え方と根本的に変わりありません。 今後も議員皆さんのチェック機能を発揮して、三宅町の行政能力を鍛えて下さい、期待しています。
ありがとうございます。
励みになります! 頑張りたいと思います!
児童館および学童のことは今も小学校で行われており日常の問題もあると思うので注視したいと思っています。
奈良新聞3/18から議会の計画を引用しておきます。