2023.10.17 広島平和記念資料館と広島市豪雨災害伝承館

広島平和資料館広島平和資料館広島平和資料館


広島平和資料館
ここに来るのは2回目です。じっくり見ようとすると、今回もそうですが時間が足りません。
外国の方もたくさん来場されており、とても良いことだと思います。

テーマの重さに言葉をなくしてしまいます。
14万人の人生が、それぞれの意志とは無関係にねじ曲げられた事実があります。
現在、ウクライナとロシアが戦争をしています。イスラエルとパレスチナが戦っています。
私たちは、誰か他人の人生を力づくでねじ曲げないと、生存できない生き物なのかもしれません。
人間というのはそういう生き物なのかもしれません。
平和はただの夢や幻なのかもしれません。

介護に関わっている仕事をしていますが、ここで必ず悩む問題があります。
転倒の危険がある人に対して、どこまで転倒防止ということで、拘束(ベッドの柵、車椅子の安全ベルトなど)っするかということです。
私は、拘束はしたくありません。認知症で自分がどこにいるのかわからない・忘れる。
筋力が弱ってきており、歩こうとすることは転倒することを覚悟しないといけないという自分の状況を理解できない・忘れる
そんな場合に、どうするという話が、現場ではかならずできてきます。
しかも介護業界はマンパワー不足。いつ起きるか・いつ歩こうとするかわからない人に、常に気にかけて何かあればスタッフが手を差し伸べるようにできれば問題の発生は極力避けることはできますが、そういうわけにもいかない現実があります。本人の歩きたい・動きたいという意思をねじ曲げて、転けて骨折することを避ける方が本人のためである。本人の意思を確認せず・確認できずの状態で、こちら側の論理で相手の動きを拘束することには、非常に抵抗があります。
できれば考えることを避けたい。そういう場に遭遇したくない。そういう場面を見た時に転倒しないようにっすることがあ相手の幸せですと自信満々に言われたら…
どうしたらいいのだろう。


広島市豪雨災害伝承館広島市豪雨災害伝承館

広島市豪雨災害伝承館
記憶にあります、平成26年8月20日に起こった広島市安佐南区、安佐北区で起こった土砂災害を伝承しようとつくられた施設です。
今年の九月にオープンしたばかりとのことです。
山裾の地盤の弱い住宅地にあったこと
近年稀に見る大量の雨が降ったことなどが原因で起こった災害でした。
平成26年のことですので様々な記録がリアルに残っており、これから災害を伝え、防ぐにはどうするのか知恵を長く残す施設になると思われます。
午前中に、広島平和資料館を見学しているだけに、広島はボコボコになっても立ち上がってくる強さがあるのかなとも感じました。
市街化調整区域で、住宅を建てられないという制限がかかっていたはずなのですが、昭和30年代の話で、地域住民が県にその区域指定を解除して開発させて欲しいと、県へ申し入れをしていたとも聞きました。
当時、許可をした職員はあの時、自分が調整区域の変更をしなければこんなことにはならなかったのではないかと後悔しながら亡くなられたと思うということもいっておられました。
いろいろと考えさせられるエピソードです。

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