2019.12.11 複合施設( あるかもカフェ 図書館編)


行ってきました。

あるかもカフェ vol.02 「まちと共にある図書室」
みんなのおすすめ本が展示されていたら本との距離が近づくかも?
図書室って本があるだけじゃないの…!?
もっとワクワクするような図書室ってなんだろう?
あなたの図書室イメージが変わるかも。
まちと本の素敵な関係を知ってみませんか?

本来は夏に開催される予定でしたが、台風のためゲストの花井裕一郎さんが移動できず延期になっていたものです。

一言でいうと、とても面白くて興奮しました。
コーヒーも美味しかったです。
図書館の話(三宅だと図書室となるかもしれません)なのですが、今までにある図書館のイメージとはまるで違う「図書館」の話でした。

ワイキューブラボさんによるイベントの進行で
複合施設の設計士の方も来られていて、全体的な説明もしてくれました。
前田茂樹さんという方です。

・40名ほどが参加
(赤ちゃんを連れた方も来ていました。赤ちゃんを連れても来れる場所というのがいいです。時々響く赤ちゃんの声が、騒々しい図書館を連想させるという奇跡。まったく問題ない!)
いつもの年配メンバーもいれば、私がなじみのない三宅の方もいて、PR効果もあったと思います。
また、町外からの方もいて、この事業自体が注目されているようにも思います。川西町の職員さんも来ていましたよ)
【担当課にどうやってPRしたのか尋ねなくては・・・】

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メモっておきます。( ..)φメモメモ

・図書館というのは図書館法に基づいて運営されている。
(チラッと読んでみたら面白かったので、今回の講演での引用部分以外も掲載しときます)

(図書館奉仕)
第三条
 図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。
一 郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルムの収集にも十分留意して、図書、記録、視聴覚教育の資料その他必要な資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。以下「図書館資料」という。)を収集し、一般公衆の利用に供すること。
(略)
五 分館、閲覧所、配本所等を設置し、及び自動車文庫、貸出文庫の巡回を行うこと。
六 読書会、研究会、鑑賞会、映写会、資料展示会等を主催し、及びこれらの開催を奨励すること。
八 社会教育における学習の機会を利用して行つた学習の成果を活用して行う教育活動その他の活動の機会を提供し、及びその提供を奨励すること。

⇒ 結論「なんでも出来るやん!」
図書館法では、本と言わない。
本はもちろん、ビデオ、カセットテープ、CD、DVDなんかを含めて「図書館資料」という。

花井さんは、
「図書館資料」を利用した『交流と創造を楽しむ施設「まちとしょテラソ」』を作った人です。
「学びの場」「子育ての場」「交流の場」「情報発信の場」という4つの柱による「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」
⇒ 当然、にぎやかな図書館となる。
「うるさい」という苦情が出るたびにスタッフが、この理念を説明。一年ほどでこういった苦情は消える。

図書館はサービス業である!
なので、雇用も大事。
デザインも大事。デザイナーの前田さんの仕事は作って終わりではない
(今後も三宅に縁のある方になってもらわねば・・・)

・新しい図書館が出来れば、必ず人が来る。
しかし継続が難しい。それには覚悟が必要。
トップ(町長)の覚悟、住んでいる町民の覚悟、現場にいる人の覚悟。
・図書館運営会議は月に一回。町民を交えて何をするかなど図書館を作りあげた。
・いろんな形のソファ(統一されていない。いろんな居場所。それぞれが心地よいと感じるもの)
・傾聴イベント(小学生20人+図書館スタッフ)校長先生が気になって来た。「なぜこれが担任に出来ないんだ」という校長先生の感想
・不登校の子どもたちの受け入れ場所としての図書館(学校との連携)
・美術のワークショップ、子どもたちの転び方ワークショップ、太極拳教室
(本を紹介してからのワークショップ。ワークショップで作ったオブジェは図書館に飾って帰ることもOK)
・ストレッチの時間あり
・iPAD貸し出しをしていた時、中学生が来て先約がいっぱいだった、そうすると「本でも読むか」こういう本への入り口もあり。
本への入り口をいっぱい作る
・外国の(ヨーロッパの?)図書館にアルコールが飲めない図書館はない! 暴れた人は見たことはない。
・喫茶店、カフェ、パン屋が図書館内にあり。
・本屋さん(本の販売)ありの図書館
・楽器が置いてある図書館(ガンガン弾くらしい)
・レコードのジャケ買いならぬ本のジャケ選びの出来る収納本棚
・居心地のいい場所作りの為に図書資料を使う
・「禁止は禁止」の方針
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住民さん同士の意見交換(ワーク)より
・紙芝居イベントを開催しては。
・三宅町らしい図書観(グローブなどのオブジェ)
・運営(図書選定など)会議が必要。複合施設のオープン前から動き出すことが
・椅子の背もたれが防災ヘルメットになるようなものもある
・図書まで来るのにどうする(図書館から出かけることもあり)
・子供が安心して過ごせる場所にするためにWEBカメラを使う。親はそのWEBカメラにアクセスできるようにして「とりあえず図書館に行っとき」と子供が言われる空間を作る。その空間(図書館)では、子どもたちが自由に自分の発想を発展させていけるかもしれない。子供の自由(自主性)と親の安心を生み出す工夫
・夜にはジャズ、お酒。ちょっとしたカフェがあるなど、寄りたいと思える場所
・何かに特化した図書を集める(絵本、医学書など)
・図書の寄付を募る
・古本市もいいのでは。コミュニケーションのツールとして
・ナンバー2を集めたコーナー(三宅は全国で第2の小ささ)(花井さんより「基調講演は蓮舫さんですねー」)
・オカネが気になる。
・自治会地区への貸し出しもして欲しい
・お泊り会をする図書館もある
・雑誌は消費する情報(小さな町だからこそ地域や世界からの情報を集めて充実させる必要がある)と、地域に大切なアーカイブする情報(本)と二面性がある。
・マンガも取り入れることを考えて欲しい(マンガの位置づけは色々議論有。学習漫画百選など。歴史書プラスそれの漫画版)
・複合施設に入れる図書の数は、1万二千冊となる予定。

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昔どこかで出会ったことのある言葉
「自分の幅を広げたいと思うなら、自分以外のモノと接するしかない。
それは『他の人に会って話を聴くこと』もうひとつは『本を読むこと』」

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