無事(かどうかわかりませんが)終了しました。
まず感想。
来年度の約40億円の使い道を決める話し合いです。
2日で決めるというのは、なかなかハードです。
説明があって、調べて、考える時間があって、質問して回答してもらって、また調べて・・・の繰り返しがあってと思うのですが、
3/10 に説明もらって3/11で決める、というのが基本のパターンになっていますが、それでは到底、予算案の充分な理解は難しいです。
予算委員会の始まる前から「来年はこんなこと考えていて、こうしたいから認めてや~」と
話し合いとか説明をして欲しいのですが、事前の説明を受ける事は、議員個人にまかされ、
予算案を受け取ったその日(2/25)から今回の3/10までに、それぞれ気になるところを各課を回って尋ねる、という話になっています。
土日祭日は役場が休みなので実質10日ほどの間に、各部署へ説明を聞きに行かないといけません。
これが恒例(通常)のようです。
となると、議員個人の動きが大事になってきます。
誰を選んでも同じということになりません。
ぜひぜひ厳しい目でチェックして下さい。
逆に言えば、この恒例(通常)のシステムを継続する限りは、手を抜こうとすれば手を抜けるということになります。
よその市町村ではどうなっているのでしょうか。
しっかりと予算などをチェックしている議会を視察させてもらう必要があると思います。
「しっかりとチェックしている議会」って、どうやって知るのかはチョー簡単。
全部の議案に賛成していない議会が、そうじゃないかと検討をつける事ができます。
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議員個人の動きで、各課に教えてもらいに行く。この作業は誰からの引継ぎもなく(次に私より後輩の何も知らない議員が来たら手取り足取り私の知る限りの事は伝えたいと思います。このブログもその一つで新人の悩みや戸惑いも記しています)
ある種、議員の孤独な作業となりますので、議員を職業と考えるのであれば、性格的な向き不向きが確実にあると思います。
誰が何と言おうと我が道を行けるマイペース気質(頑固さ)と、その正反対の、職員さんの説明や住民さんの意見を柔軟に聞き理解し対応できる臨機応変さ(頭の柔らかさ)が求められます。
ひとりの中に相反する性格の両方を求める事は難しいかもしれません。と言うか、議員さんの多く(私も含めて)、一方への傾きが大きい確立が高いと感じます(オフレコ部分か ギョー)
上からの指示を受けて一生懸命担当職員さんが作られた計画(予算)に対し、説明がなんとも分からず、賛成出来ないというのはツライです。
一生懸命さが伝われば伝わるほど「これおかしいと思いますけど・・・」とは言いづらい、けど言わなければいけない立場・・・
この部分が私は一番ツライです。「誰かが一生懸命した仕事にノーと表明する」
だからこそ、現場職員の上司は、現場職員に仕事をまかすのであれば、予算の決定権を持つ我々議員に丁寧に説明をして欲しい。
なかなかツライ立場かもしれませんが、すべての議案に賛成していればこのツラさからは解消されます。
自分個人のツラさ解消を優先するか、三宅町の将来を考えて計画(予算)に説明を求め納得できなければ反対も辞さない。
この姿勢を貫かねばなりません。
やっぱり議員には向き不向きがあります。
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予算を作成する権限は町長にあります。
それを承認するのは議会。
「三宅を良くしたい」というのは、ともに同じ思いだと思っています。
その「良くしたい」という価値観や方向性に対し、時に怒鳴り合い、時に口角泡を飛ばして議論するのは、まったく持って良いことだと考えています。
が、しかし、その場が、3/11の予算質疑の機会しかないというのは、どうにかしたい課題です。
3/11の予算案への質疑では、町長が「三宅町をこうしたい」という直々の発言はなかったかと思います。
基本的に各部の細かい予算の使い方(計画)に対する質疑の場なので、そういう場でもないですが、必要があれば言っても良かったと思います。
特に、具体的な説明がなかった「児童館及び学童保育の新設」の件に関しては・・・・
(保護者会への説明から新たに加わったものはありませんでした)
今回の予算案に対して、私は(個人的に)賛同できない部分がありましたので、賛成しませんでした。
(本当は、このセリフを違った表現で書きたいのですが、未確定の要素がたくさんあり個人的な意見としています)
個人的に賛同しなかった議員が多数で、予算案は否決されていました。
傍聴に来てくれていた方々はご存知でしたね。(追記:2016.03.17 22:00)
今後、予算案に変更が出てくる可能性があり、具体的な内容の記載はひかえさせてください。
議会としての対応、理事者側の対応など、確定された場合には報告します。
議会最終日(3/17)までに、結局、理事者側からの対応はなにも無しでした。。。_| ̄|○(追記:2016.03.17 22:00)
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特に気になった点2点を書いておきます。
「児童館および学童保育の新設」に関する質疑で、先日の説明から一向に議論が深まらないので、質問の内容を変えて森田議員の質問された内容の答えから。
- 議員「この一件(緊急に学童が小学校へ移動になったあと)、学童の子どもの様子を何回見に行かれましたか?」
-町長
具体的に数えたりはしませんのではっきり覚えていません。10回以上は行っていますので、10回以上と回答します。******
毎日学童利用の一番近くの子にきいてみる(娘です)
「町長さん、学童に来てた? 小学校のほうやで~」
『町長さん? ん~?? 来てへんと思うけど・・・?』
(うちの子は、どうも頼りにならないので、学童を利用しておられるご家庭の皆さんは、子どもに尋ねてみて下さい)
どうして気になるかというと、町長がウソをついているとか、そういう事では無くて、
担当部局の職員さんの予算説明で、具体的な計画の中身を説明をされるよりも
「今の状況から一刻も早く、子どもたちを救ってあげたいんです~( ;∀;) 」
というような情にうったえる事を言われました。
町長も子どもたちを見に来られて、今の状態をどう感じたのかが、気になっているからです。 - 議員「小学校内に学童建設という案を比較検討したということですが、具体的な数字の根拠になる資料を出して下さい」
『資料は出せない。口頭であれば説明する』という回答で保護者会で説明されたこととまったく同じ事をを繰り返し言われました。さらに突っ込んで議員
「いくつかの案を比較検討されたということですので、それぞれ比較するための見積もりなどあると思いますが、
資料はなぜ出せないのですか? 情報公開請求すれば出さないといけない資料だと思いますけど?」
― 副町長『予算の積算をするための内部資料なので出せません』
援護射撃で他の議員
『よくご存じだと思いますけど、職員のメモであっても仕事に関係する書類は情報公開の対象になりますが・・・』
結局、比較検討した資料は出せないということらしいです。ホンマに真面目に比較検討したのか? という疑問が大きく残ります。
「小学校敷地内に新設する」「つながり総合センターに新築」「つながり総合センターを補強する」「小学校校舎を借りる」など、比較検討は何を根拠になされたのか不明なままです。そして三宅町の情報公開条例とはなんだ? 『情報の伝わる町』って何なんだ? という話にもつながりますので、後日、じっくり考えたいと思います。
ここでの報告で、
『予算の積算をするための内部資料なので出せません』という発言があったと書きました。
しかし、その後、資料を出してくれました。
実は、担当課の女性職員さんが「口頭では言えますが資料は出せないんです」という発言をフォローする形での副長の発言でした。
「部下をかばう上司の発言」あるいは「部下が困った時に上司が助け舟を出した発言」という側面がありました。
そういう意味で、オトコマエな対応です。
しかるべき場面でしかるべき行動や発言できる人物として評価しました。
すみません。上から目線の発言で。m(_ _)m
ようは、
「発言内容は納得出来ないけど、自分もこういう態度は目指すべきだと感じた」ということです。
申し訳ないです。やっぱりエラそうかもしれません。(>_< )
しかし、副町長に「白いものを、あくまで黒と言わすような」政治家みたいなことさせていいのかいな??
追記しておきます。
出てきた資料は、二次資料(比較検討した後のもので、すでに説明を受けていた事を越える情報は無し)ですが、一定の評価はしたいと思います。
しかし、個人的にあの資料の内容で満足はできません。