動議による意見書を否決。議会として説明が必要だと思うが・・・誰も気にしてないのか?

本日(6/19)三宅町議会による6月本会議が終了しました。

当初、6/9(金)の一日で6月議会を終える予定でした。
一日間で一般質問、議案の審議採決まで終えるこの予定は早々と決まっていました。
(この4月に4年に一度の改選および議会事務局長の異動があったので仕方がない側面ありか)

一方、奈良県の動きとして、
同じく4月の奈良県知事の選挙により、荒井さんから山下さんに奈良県知事が交代したことを受け、三宅町を含む磯城三町を含めた奈良県が行う大型事業の大和平野プロジェクトが中止と発表されました。
報道では、その前から中止の情報は流れておりましたが、6/12に正式発表がありました。

そんな、県のプロジェクト中止の方針を受けて、三宅町議会でも何らかの動きをすべきだという意見が出ました。
(ギウン=議会運営委員会の時です。5/23。その時に早々に三宅町議会から山下知事あてに要望書を県に提出しています【議員8名。1名署名せず】こんな文面

その結果、日程を6/9の一日のみから、6/9(金)初日、一般質問。6/12(月)常任委員会。6/19(月)最終日、議案採決、と本会議の日程が3日間に拡大されました。

つぶやきorぼやき
私は、選挙前(4/23以前)は、ちょうど議会運営委員会の委員長だったので「6月議会が一日間は短いだろう。6月の本会議の時は議員に選ばれていないかもしれないが・・」と意見を述べていましたが、力不足で6月議会は1日間と決まっていました。しかし、やっぱり伸ばそうと今回は3日間になりました。自分の影響力不足を思い知らされると同時に、ホラみーオイラの感じていた通りだぜぃと胸の内で思ったものです。

さて、県の動き(大和平野プロジェクトの中止)を受けて、議会の日程を延長した三宅町議会。
県の動き(大和平野プロジェクトの中止)を受けて、最終日に追加議案を動議として、渡辺議員から以下のような意見書が出されました。

いろいろと書いてありますが、「中止になった後のことを考えるにあたっても、やはり知事の説明を聞いてから考えないとね」ということで私・森内は意見書に賛成。
「三宅は大学、と言われていたので、それやめるなら、今後どうするんだろう。知事はどんな価値観を持ってるのだろう」気になるところです。
記者会見の動画はありますが、実際に当事者の三宅町民を前にしての話では、また違った空気になるだろうと思われます。

いざ採決をしてみると、賛成は3人の議員のみで、他の議員さんは反対。

反対討論をされた議員さんも、私の賛成討論に追い打ちをかけられて発言するという形。
本来は、議案に対しての討論(賛否の意見表明)は、反対の意見からという基本形式があるのですが、森内の賛成討論かた始まると言う異例の進行。
自分の発言前に「反対討論からですよ。僕は賛成で意見を言いますよ」と、前置きを入れたのですけどねぇ~。異例の進行でした。
(動画を確認ください。「森内が挑発している」との指摘がありました。😝 (-_-メ)
議案に反対する場合は(本当は賛成する場合も)、やっぱり自分の意見を言うべきです。
我々、選ばれた住民の代表ですから。こんなことを私は(住民の代表として)考えていますって明らかにして欲しいですね。
私が引退した後は、そういう議員さんを選びます。

で、
5人の議員さんが反対された中で、反対の意見を言われたのは2人。
共通した考えは「今さら、大学の議論を持ち出すのはオカシイ」ということだったように私は感じましたが、いかがでしょう。
(反対した議員本人さんの発言がありますので、近々アップロードされる動画で確認して下さい)

これだから、地方議会は面白い。
住民さんの為に、議員たちは(私も含めて)何を選択しているのでしょうねぇ~

三宅町民に対して説明を求める意見書
令和5年6月12日、山下真奈良県知事は、大和平野中央田園都市構想の事業について中止すると発表しました。
三宅町では、大学が来ることを楽しみにしている町民が多くいます。過疎の町・三宅に若者が来て学び育ち、巣立ってゆくことはうれしいことです。
すでに近鉄石見駅前に存在する奈良県立高等技術専門学校と一体になっての社会人の学びなおしの場にもなれると言われてきました。また新しい技術で新しい仕事を生み出すことも期待されています。それによって若者の県外流出に歯止めがかかり、住んでよし、学んでよし、働いてよしの奈良県に変えてゆき、三宅町のみならず中南和地区が元気になってゆく事業だと考えます。
だからこそ地元のみなさんは、この構想に期待して土地を提供してきました。町も三宅町議会も必要な町道の整備を予算化しました。三宅町と県とは覚書や協定を結んで事業を進めてきました。三宅町と三宅町民のこの努力、加えてこれまで積み上げてきた奈良県と三宅町を含む磯城3町との議論(三宅町においては県立工科大学の設置について)も大切にして下さるようお願いします。
また、中止になった事業に代わる取得済みの土地の利用が具体化されていない現状を鑑み、以下決議します。記1. 6月12日の山下知事の発表で、多くの三宅町民が納得したとは言えません。県として土地を手放した地権者およびこのプロジェクトを見守ってきた三宅町民に直接説明を求めます。
2. 県は「若者や女性の働く場の創出、県内産業力の強化、県民の健康増進、暮らしやすさの向上」というプロジェクトの当初の視点を残し、令和3年5月27日締結した奈良県と三宅町との協定書にある「第2条 取組事項」及び、令和2年10月11日に締結した覚書にある「2.協議事項」を尊重した、まちづくりに取り組むことの再考を求めます。
3. 上記の協定書にある「第4条 協定の変更」及び、上記の覚書にある「3. 協議の進め方」に基づき、県と三宅町で協議することを求めます。令和5年6月19日
奈良県知事 山下真 様

三宅町議会
以上

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