2023.12.4. 議会初日 一般質問(sirannkatta 初めて聞いたこと)

12/4は、三宅町議会の12月本会議の初日。 変更なし: 12/4は、三宅町議会の12月本会議の初日。
一般質問がメインでした。

9人の議員中、7人が一般質問をしました。
年に4回しか、本会議で(議事録が残るところで)、質問をする機会がないので、機会を逃さないわけにはいきません。
私もさせていただきました。
「『居眠りをする、一般質問しない、説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ! 恥を!』と言う声があがっても・・・」

9月議会で補正予算で上がってきた事業でしたが、議会で否決したので、その削除した事業について、もう少し突っ込んで聞いてみました。
残念ながら、今回は、議会のカメラの不具合で、映像がないとのことです。
私の一般質問は愚痴ぽくなってしまいました。自己採点は良いものではありません。
私の問題意識は、9月の補正予算でやりたいと思った事業(全課の部長・課長の研修旅費と地域振興券の発行)は、事業を行うにあたって、職員間で対話があったのか?
いろんな意見が職員間で出てきても良い状況だったと思っています。
というのは、地方自治体の予算は本来は、10月11月頃から各課とのヒアリングがはじまり来年度の予算案を作ってゆきます。
それは「財政の2つの基本原則」にのって作られるものです。(「自治体の台所事情“財政が厳しい”ってどういうこと?」今村寛 著より)
基本原則1:「支出は収入の範囲でないと使えない」(当たり前といえば当たり前)
予算書は、支出=歳入となっています。つまりお金が入ってくる計画でもあります。なので、「補正予算で事業をやる」ということは、そのオカネはどこから入ってきたのか?ということ。
これについては、前年度の決算が終わってまだ余裕があるから、そのオカネということになります。だとしたら余裕がやらなくてもいい事業なんじゃねぇ? すなわち「重要でない事業」では?という疑問が生じます。もう少し言葉を変えると、オカネに余裕があるわ、だったらやっとこかという思い付きの事業(計画にない無駄遣い)と思われても仕方がありません。

基本原則2:「予算は議会が承認しないと使えない」
町長サイドは予算案を作ることが出来ますが、それにOKですと承認を与えるのは、議会ということになっています。
ですので、こんなふうにオカネを使いたいという強い想いがあれば、議会に説明をして絶対にこの議案を通してくれという説明(「根回し」という事前調整も含みます)が絶対に必要です。
私が議員一年生の時に、前町長が議会への説明がないという理由で小学校敷地内の学童保育の建設に反対しています。あの時と同じ状況です。
現町長もその時は、町議会議員として反対していたので、ご存じのはずですが、今回の案件も同じだと思います。
なので、「本気で住民さんのことを考えてやりたいと思った事業ではなかったのだろうな」という印象です。
一般質問では、町長提案の事業ということがわかったので、他の職員から「その事業は、どうかと思う」というような、有難いされど提案した本人からすると耳に痛いアドバイスがあったのかもしれません。
(そういうことだといいのですが、職員が町長について行っておらず、議員に説明してくれる職員もいなかったのかも知れません。「これは今の時期に必要な事業なので私が議員に事前説明に行きます」という職員さんがいないのか、「これは今の時期に絶対に必要な事業だ」と町長から職員へ熱い想いを伝える対話がなかったのか、対話があって「筋の悪い事業ですよ」と言われていたのか?
状況がよくわかりません。
最近、外部に営業として外部に出て行っていることの多い印象のある町長に、周りの職員がついていけていないのでは?と心配しています。
対話不足でしょう。外部の人たちと対話するのでなく、内部の職員と「こんな思いでいる」という話題で対話。もしくは職員同士で「町長のやってることについて行ってもいいのか?」とオフサイドミーティング(対話)をしてももらいたいと思っています。
「倒的な人材不足」という発言を町長が、外部の人とされているのを耳にします。だから外部の人材を取り入れるという方法もありますが、人材不足状態でも負けない戦い方を考えるというのも必要です。
そしてももう一つの印象は、「倒的な人材不足」といいながら具体的にどんなことをしたくて、どんな人材が欲しいと思ているのかが、伝わってきません。
と心配事を記録しておきます。

他にメモとして、この初日の本会議、7名の一般質問でのやり取りを聞いていて分かったこと、初めて聞いたことを記しておきます。

MiiMo(みいも)の運営を決めている、運営委員会の会議は傍聴可能になった、ということ。

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